
VIVANT(ヴィヴァン/ビバン)第17話の徹底考察!ついにシンシーの狙いが明らかに!劉が野崎の味方の理由や、ブルーウォーカー太田の部屋につけられた監視カメラについて解説していきます。
劉の暗号「10日間」は聖書の黙示録の意味、別班移送は日付の時系列トリックかミスか↓↓

『VIVANT』17話考察まとめ(ネタバレ)
シンシーの狙いはジャミーン!
シンシーの狙いはフローライトかと思っていましたが、シンシーのハンは2018年からエリシャ博士に接触。そのときすでにテントに関する要求を出されていました。
ノコルがフローライトを発見したのは2020年なので、シンシーがテントを狙う理由はフローライトではないとわかります。
今回、ベキの葬儀で目が細い集団が写真を撮りまくっていたとノコルが言ってました。おそらくシンシーの中国人部隊がジャミーンを探しているのでしょう。
では、ジャミーンを狙う理由はなんなのか?
ジャミーンは特殊なサヴァン症候群で、人の善悪をほぼ100%見抜くことができると判明。
ということは、テントはジャミーンを捕らえて研究し、天網(AIが統括する3億台の監視カメラ)を使って悪人や国家へ叛逆するものを一網打尽にする気なのでしょう。
裏切り者やスパイもすぐに見抜くことができます。
点と点がつながってきました。
なお、シンシーは公安を監視しているのでジャミーンの居場所もわかりそうですが、そこは野崎と佐野がうまく情報を流さないようにしたのでしょう。
ただ、シンシーがどうやってジャミーンが奇跡の能力を持っているか知ったのか?その疑問は残ります。
薫のバルカの同僚・イリヤがシンシーのスパイで教えたのか。でもイリヤがスパイだとしたらジャミーンが日本にいるとバレているはず。
もしくはジャミーンの能力関係なく、ジャミーンが実は孤児でハンの娘…とかの可能性もあるにはありますが。
劉銘軒(リュウ・ミンシュエン)が野崎に暗号を送っている
16話で、野崎は劉から好意を伝えられたとき、「お前の思いには応えられんぞ、天地がひっくり返ってもな」と言いました。
「天地がひっくり返ってもな」これ、2人の間の暗号かもしれないですね。言ったことの逆の意味を考えろ!とか、文字を逆に読めとか。そういう意味かもしれません。
πも円周の半分。つまり反対側を指します。いろいろ繋がってきますね。
劉はハンに野崎の調査すると名乗り出ました。そして野崎に長春に10日ほど野暮用があると言って出かけていきました。10日待てば助けてやるってことなのか。
なぜ長春なのかも気になります。長春は1932年から1945年まで日本の満洲国の首都「新京」だった街。これは、日本側につく…つまり野崎につくという暗号なのか。
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別班員の移動フェイクは野崎の策
野崎が東条の口座に1億2600万円の振り込み申請を行ったのは5月22日。そして野崎がレストラン13でシャキ城(Shaki Castle)のメモを取ったのは5月24日。
野崎は最初からシャキ城に別班員がいることを知っていたことになります。毛じいさんから聞いたとのことですが、彼もシンシーに所属しつつ、公安の野崎にも情報を流すダブルスパイなのでしょうか。もしくは、野崎のエージェントとして先にゴルバドに入り込んでいたのかもしれませんね。
ともかく、野崎はシャキ城の居場所の暗号を送ったと劉とシンシー側に見破らせて、別班員の移送か、もしくは移送フェイクを実行させ、救出作戦の成功確率を上げたと考えられます。
ブルーウォーカー太田の家のナイフ傷が怪しい
そして太田の部屋の壁に穴が空いてましたね。これは黒須がつけたナイフの傷です。
太田が黒須を好きなことを示しているだけなのか?
なんかこの傷に監視カメラ仕掛けられていそうですけど。
奥の部屋にこれまで入ったのは、乃木と黒須だけ。と考えると、乃木が太田を怪しんで今回監視カメラを仕掛けたのかもしれませんね。
あとは、シーズン1時点の話になりますが、東条がブルーウォーカー太田のマンションを特定しているので、鈴木がその情報をシンシーに送っている可能性が高そうです。太田はすでにシンシーのスパイになってそう。
太田が自分でカメラを仕掛けて乃木や佐野の情報をハン・リンシンに送ったか、シンシーの工作員がやってきてつけたか。
太田に関しては、16話の5月24日の佐野の尋問シーンで別班員が移動させられている映像をハッキングして見せていましたが、17話のハヤトの会話で、移送先のジャマル収容所で調理師が募集されたのが移動開始の前日=5月24日だと明らかになっています。
つまり別班員の移動は実際は5月25日だったということ。なぜ太田が24日の時点で移送の映像を見せることができたのか?
太田がフェイク映像を見せたとか?
ただ、太田ならフェイク映像がそのうちAIハヤトにバレるとわかっているはず。シンシーに監視されていることを乃木たちにどうにか伝えて助けてもらう意図があったのかもしれないですね。
太田の部屋からゴミが片付けられていたのも気になります。乃木と佐野がくるから急いで片付けたのか。いつもはシンシーの仕事もやらされているから、ゴミを捨てる暇がないのかもしれません。
櫻井は最初から別班5人を殺すつもりだった?
別班員たちの居場所を必死に探していたのも、救出というより口封じで殺害するため?
乃木の救出作戦を許可したのも。公安に顔が割れた乃木も消せると考えてのことかもしれません。
シーズン1で乃木に撃たれた別班4人を一般病棟に預けた時点でなんか櫻井が怪しかったですが、もしかして櫻井は最初から素性の割れてしまった別班員たちを始末するつもりだったとか。
野崎は櫻井のことを知っているようでしたし、作戦の許可を出したのは櫻井だったりして。
別班員たちの毒殺命令が出て、乃木は葛藤しますが、Fはすぐに仲間を助けろ!と言います。
Fの方が人間味がありますね。もしかしてFのほうが本物の憂助?
とにかく、Fは乃木に別班を辞めて欲しいと思ってそう。Fが乃木の裏で動いてたりして。
アリはシンシーのスパイ?
アリは12話で、乃木がジャミーンがそのうちバルカで暮らせるかもと言ったとき、「バルカはダメ」と叫んでいました。ジャミーンがバルカに行ったらシンシーに捕らえられると知っていた可能性が高いです。
ただ、アリが今もシンシーのスパイなら、ジャミーンの情報を売り渡しているはず。元シンシーで、現在もシンシーの人間と繋がっているのかもしれません。
もしくは、シンシーに所属しているけどジャミーンだけは助けたいとか、テントとシンシーの二重スパイとか微妙な立場なのかも。
いずれにしても、その情報を乃木に黙っているということは、アリが何か裏で動いている可能性はありますよね。アリは高田が連れて行かれたキプロスにいましたから、高田のゴルバド輸送にアリが関わっている可能性があります。
ジャミーンとサヴァン症候群、野崎に拒否反応の理由まとめ
ジャミーンの善悪判断の能力を、写真テストの基準、誰にどう反応するのか、サヴァン症候群の特徴から読み解いていき、最終的にシンシーがジャミーンを狙う本当の理由と、なぜジャミーンが野崎に反応を示すのか検証していきます。
17話で一番大きかったのは、ジャミーンの善悪判断能力がなんとなくじゃなく、本物の設定だと確定したことです。正直、こんなに正確だとは思ってませんでした。奇跡の少女って呼ばれてたのは、心臓の病気から生還したからとか、過去にテロから生還したとかではなく、善悪判断能力だったんですね。
乃木は佐野部長を呼んで、公安のメンバーの和久井と鈴木の顔をジャミーンに見せました。そこで浮かんだのが鈴木。太田のハッキングで裏を取ったら、本当にシンシーのスパイでした。
しかもオマケがついてきます。和久井が奥さんにDVを働いていることまでバレました。これ、捜査には全然関係ないんですよ。つまりジャミーンは「スパイを当てた」んじゃなくて、「人を見た」わけです。
ここが今回の肝です。誰に反応して、誰に反応しなかったかを並べ、判定の基準を検証するとともに、なぜサヴァン症候群がこの能力を発症するかの理由も加味して、シンシーの狙いと野崎がジャミーンに拒否されるかを紐解いていきましょう。
では、まずはジャミーンの善悪判断基準から。最初に乃木憂助。この人、人を殺してます。さらに仲間の別班員を4人撃ってる。それでもジャミーンは乃木に懐いています。
次に和久井。奥さんにDV。反応あり。当然です。
そして山本。ブルーウォーカーの太田に手を出したクズ枠ですね。これには強く反応している。
そして鈴木。国を裏切ってシンシーに情報を流しています。ジャミーンは微妙な反応を示しました。
最後に野崎、乃木が野崎の写真を見せると、多少の反応を示しています。
乃木は、ジャミーンの鈴木と野崎の反応がほぼ同じだと言っています。
ここから何が読めるか。
まず、ジャミーンが強く嫌うのは、自分の利益のために誰かに暴力を振るう人間だという可能性。
和久井も山本も、自分の欲や苛立ちのために、抵抗できない相手を踏みつけました。これは完全に悪ですから、強い反応もおかしくありません。
近くにいたらジャミーン自身も被害に会う可能性がありますから。私利私欲の暴力と、ジャミーン自身への危険度を見ているのでしょう。
では、野崎と鈴木への多少の反応の意味は?
シンプルに考えれば、ジャミーンは二重スパイに反応している可能性があります。
ただジャミーンが二重スパイという概念をいちいち理解しているわけではないはず。
偽りの自分を纏っている人物や、葛藤を抱えている人物を、加害者予備軍として、多少の反応を示すのでしょう。
野崎の中にもに葛藤がある。野崎の葛藤とは別班員たちの命を売ってしまったこと。鈴木も二重スパイとして葛藤を抱えているはずです。
ただ、これだけでもないような気がします。
ここで、なぜ特殊なサヴァン症候群が善悪を判断できるか考えたいと思います。
サヴァン症候群の中で一番よく知られているのが、記憶の能力です。カメラアイと呼ばれるやつで、一瞬見たものを写真みたいにそのまま覚えてしまう。
有名なのがキム・ピークという男性です。映画「レインマン」のモデルになった人ですね。7600冊以上の本を丸暗記していて、アメリカの都市の市外局番も郵便番号も全部言える。誕生日を言われたら、それが何曜日だったかを即答する。
ここが大事なところです。彼はカレンダーの計算式を知りません。習ってもいない。それでも答えが出る。
なぜかというと、膨大な日付を記憶しているうちに、その中の規則を勝手に掴んでしまっているからです。理屈は説明できない。でも答えだけが出てくる。
ジャミーンも同じ構造だと思うんですよ。
あの子が生きてきたのは、内戦が続いたバルカです。人身売買があって、暴力があって、大人が子供を売る土地です。あの子はそこで、何百人という顔を見てきた。そしてその顔の持ち主が、そのあと何をしたかも見てきた。
確かジャミーンは母親が死んだ場面も、目の前で見ています。ショックで言葉を失うほどのものを、あの子は覚えているわけです。
つまりジャミーンの頭の中には、悪いことをした人間の顔が、大量に保存されている。しかも1枚も忘れずに。
そこから抽出されるのが、悪の顔の型です。
顔つき、目の動き、口元の一瞬の緩み。人は嘘をつくとき、25分の1秒だけ本音の表情が出ると言われています。普通の人間は見逃す速さです。でも全部を記憶する子なら、その一瞬も残る。
何百枚も溜まれば、共通するパターンが浮かび上がってくる。それがキム・ピークのカレンダーと同じで、理屈はわからないまま、写真で照合だけができるようになる。
そして、ここが一番ゾッとするところです。
これ、サヴァン症候群でやってることは機械学習と同じなんですよ。大量のデータを取り込んで、パターンを抽出して、新しい顔を照合する。ジャミーンは学習済みのモデルなんです。
ジャミーンはその学習データを持っている。
ここまでで、ジャミーンの能力はこう整理できます。拒否反応が強く出るのは私利私欲の暴力。弱く出るのは心の中の葛藤。そしてサヴァンの超記憶能力のデータベースによってそれを判断している。
そうなると、シンシーがジャミーンを欲しがる理由もはっきりしてきます。
シンシーが欲しいのは、あの子の頭の中にある型なんですよ。AIでパターンを抽出できれば、天網に流し込める。3億台の監視カメラが、悪人や国家叛逆の危険がある人物を自動で拾い上げる装置になります。
シンシー、というか中国は、天網と呼ばれる3億台の監視カメラを持っています。装置はある。でも「悪人とは何か」を教える学習データがない。誰が裏切るかを教えてくれる正解データが、この世に存在しないからです。
シンシーが持っている天網は、AIが統括する3億台の監視カメラです。顔認証で、誰がどこにいるかは1秒でわかる。世界最強の監視網。
でも天網には決定的な穴があります。「誰か」はわかっても、「何者か」はわからない。
そこにジャミーンです。顔を見るだけで、ほぼ100パーセントで見抜く。
そして、思い出してほしいのがAIハヤトです。ハヤトは佐野の表情から、嘘をついているかどうかを判定していました。表情の解析は、もう機械にできるんですよ。
つまりジャミーンを研究して、あの子が何を見て判定しているかを特定できれば、それを天網に載せられる。3億台のカメラが、裏切り者と国家に叛逆する人間を自動で拾い上げる装置に変わります。だからシンシーはジャミーンを狙っている。
中国には文化大革命という負の歴史があります。
頭のいい野崎なら、ジャミーンと天網が組み合わされば、数千万規模の犠牲者が出る可能性があるとわかるはずです。諜報活動としても、日本側、西側のスパイが全て見抜かれて劣勢になる可能性があります。
中国やシンシーが、アメリカや日本の政治家の悪事を暴きまくれば、世の中を大混乱させ、勢力図をいっぺんさせることができます。
ここである疑問が湧きます。
シンシーは公安を丸ごと監視していました。庁内のカメラに超小型カメラを重ねて、全部見ていた。鈴木だってジャミーンの居場所ぐらい知っているはずです。なのに、なぜ捕まえに来ないのか。
答えは単純で、シンシーは「探している子がジャミーンだ」と知らないからです。
シンシーが掴んでいるのは、バルカの子供の中に、善悪を見抜く特殊なサヴァン症候群の人物がいる、というところまで。名前も顔も特定できていない。
だからベキ葬儀で写真を撮りまくっていたんです。この手のサヴァンには身体的な特徴が出るケースがあるなどの理由で、顔を集めて片っ端から照合しようとした、という設定があるのかもしれません。
そしてジャミーンの能力を知っているのは、現時点で乃木、櫻井、佐野の3人だけです。ベキも知ってるかもしれませんが。科学的な検査でジャミーンが善悪の判断能力を持っていると知っているのはこの3人です。
公安の中にその情報が流れていないなら、鈴木が送りようがない。
シンシーがジャミーンを狙う他のパターンとして、サヴァンのジャミーンが過去に重要な事件を目撃してしまったとか、ジャミーンがエリシャの肉親で、核融合の技術を記憶させられていた。エリシャはすでに記憶喪失になっている。などの線も考えられます。
だとすればシンシーはジャミーンをすぐに特定できるはずで、別班の前にまず彼女を狙うはずでは?という疑問が残ります。あと、ジャミーンと核融合技術が絡んでいるとしても、いつエリシャと繋がりがあったのか?など疑問も残ります。ノコルも知らないと言ってますし。
さてここからが本題です、シンシーの狙いが見えてくると、ジャミーンが野崎を恐れいている理由の解像度がもう1段階上がります。
ベキを日本へ送る前、野崎はチンギスに天網恢恢の紙を渡しています。
その時点でシンシーとの二重スパイであり内部情報を知っていた野崎が、シンシーの狙いがジャミーンだと推測しなかったとは考えにくい。野崎は、かなり早い段階で気づいていたはずです。
ジャミーンは野崎に反応しました。
先程の基準に当てはめてみましょう。
野崎は私利私欲で誰かを殴る人間じゃない。ハンから受け取った50億円だって、潜入のために受け取ったものです。乃木と同じで「誰かのため」の側にいる。だから反応が出るのはおかしい気がします。
じゃあ鈴木と同じ二重スパイ枠として反応が出ているのか。別班を裏切る事になる葛藤に反応が出ているのか。たしかに、ここは一因かもしれません。
でも、それだけじゃ弱いと思うんです。ジャミーンの反応は、もっと個人的なものに見えた。
私の答えはこうです。
野崎は、シンシーの本当の狙いがジャミーンだとずっと前から、シーズン1の段階から気づいている。そのうえで、こう思ってしまっている。
「この子さえいなければ」
考えてみても、野崎が払った代償はとんでもないです。日本を守る別班員5人を売った。5人はエルサレムで、ボロボロになるまで殴られて吊るされた。和田さんは指が2本なくなっている。日本人が、日本人を差し出した結果です。
聡明な野崎ならどうしても思ったはず。この子さえいなければ、あの5人は無事だった。この子がいなければ、俺は仲間を裏切らずに済んだ。この子がいなければ大きな渦に巻き込まれずに済んだ。日本や世界情勢がさらなる脅威に晒される心配もない。
πが描く渦の中心にはジャミーンがいたわけです。
野崎はそれを口にしない。本人だって、そんな考えは押し込めているはずです。潜入捜査だと自分に言い聞かせて、何年も蓋をしてきた。
でも、頭のいい野崎は、追い詰められたら最後の最後でジャミーンを殺さなければいけないとどこかで気づいている。
それがジャミーンには見える。拒否反応として現れる。あの子は行動じゃなくて、腹の底を見ているから。
野崎の中には、たった一瞬でも、この子がいなければ。消さなければ、という計算が通ったことがあるはず。そしてそれは、彼が日本を守るという責任感が強いからこそ生まれた感覚です。
善人だから出た影なんですよ。
シンシーはジャミーンを兵器にしたがっている。天網に載せて、裏切り者を一網打尽にするために。
これを天網に載せたら、世界中の誰も安全じゃなくなる。天網恢々にして疎にして漏らさずは、悪人には必ず天罰が下るという意味です。しかし野崎はそれだけでなく、ジャミーンの能力が天網に悪用されたら、大量に人が死ぬ。そういう意味も込めているのではないでしょうか。
野崎はいま、そのことを一番よく知っている人間です。だから彼が最後にジャミーンをどうするのか。守るのか、消そうとするのか。
そして、12話のアリの会話も繋がってきます。
乃木がアリに、ジャミーンもそのうちバルカで暮らせるかもしれないと話した場面です。アリは慌てて「ダメです」と叫びましたよね。
いま見ると理由がわかります。バルカにはシンシーのスパイがいる。ジャミーンがバルカに戻れば、そのうちに捕まる。アリはそれを知っていたんです。
問題は、なぜアリが知っているのかです。
アリは元テントの幹部で、新庄をモニターに引き入れた人物。しかも高田が運ばれたキプロスにいました。11話の時点で高田が連れて行かれたキプロスにいた理由を、本人は「ベキに許されたから、イスラム教徒の多い土地を選んだ」と説明しています。でも偶然にしては出来すぎている。
アリがシンシーと繋がっている、もしくは繋がっていた。そう考えると「ダメです」の理由も、キプロスにいた理由も、両方説明がつきます。
ただし、アリがいまもシンシー側なら、ジャミーンの情報はとっくに売られているはず。売っていないということは、アリはジャミーンだけは守ろうとしている。組織にいながら、一線だけ引いている人間なのかもしれません。
アリはまだ何かを抱えたままです。
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