
Amazon Prime Video独占配信のドラマ『犯罪者』の1話から最終回7話までのストーリーを復習用にまとめました。原作のラスト結末の解説も!
タイトル「犯罪者」とはいったい誰のことを指すのか?
子供用手袋から見る殺し屋・滝川の想い、徹底考察!
本作についての質問と答えもまとめ!
キャスト全解説
主要キャスト
| 役名 | 役柄 | キャスト |
| 相馬亮介 | 深大寺署の刑事。誠実さゆえに署内で孤立している。修司の態度に違和感を抱き、襲撃現場から救い出す | 高橋一生 |
| 鑓水七雄 | フリーライター。元テレビマンで相馬の友人。頼まれて修司を匿い、取材力で企業側に迫る | 斎藤工 |
| 繁藤修司 | 通り魔事件の唯一の生存者。「あと10日生き延びれば助かる」と告げられる | 水上恒司 |
タイタスフーズ・政界
| 役名 | 役柄 | キャスト |
| 中迫武 | タイタスフーズ第一営業部課長。修司に警告を告げる男 | ユースケ・サンタマリア |
| 園田俊夫 | タイタスフーズ社長 | 伊武雅刀 |
| 森村隆俊 | タイタスフーズ専務取締役 | 堀部圭亮 |
| 磯辺満忠 | タイタスフーズと深く繋がる与党の重鎮議員 | 伊東四朗 |
| 服部裕之 | 磯辺の秘書 | ソウジ・アライ |
警察
| 役名 | 役柄 | キャスト |
| 上枝昭次 | 深大寺署係長。相馬の上司 | マギー |
| 平山啓二 | 深大寺署生活安全課の刑事。相馬に投げかける「ある言葉」が物語を大きく動かす | ダンカン |
| 秋津信義 | 巡査長。刑事への昇進を心待ちにしている | 佐野玲於 |
そのほか
| 役名 | 役柄 | キャスト |
| 真崎省吾 | 産廃業者の社長。事件の深層に関わるキーマン | 内野聖陽 |
| 滝川 | 3人の前に現れる謎の男 | チョン・イル |
| 山科早季子 | メルトフェイス症候群全国連絡会の代表 | MEGUMI |
| 小田嶋康介 | 東亜テレビのディレクター。鑓水の元同僚 | 青木崇高 |
| 末沢瞬 | 高知クイーンズホテルの客室係。社会的弱者の視点から事件に関わる | 井上瑞稀 |
| 小川奈津 | 同ホテルのフロント係。事件関係者と接点を持つ | 光嶌なづな |
| 杉田勝男 | 真崎の高校の同級生 | マキタスポーツ |
| 下田祥太 | 修司の先輩。面倒見がいい | 岩城星那 |
ドラマ『犯罪者』全話ネタバレ解説
1話ネタバレ
昼の駅前広場で、4人が刺し殺される通り魔事件が起きる。犯人は黒のヘルメットとコートを着ていた。
刑事の相馬亮介(高橋一生)が被害者たちの調査を担当する。
身なりから犯人と断定された男・佐田はあるビルの屋上でドラッグにより中毒死していた。しかし相馬は、犯人は別におり、佐田は犯人に見せかけられて殺されただけだと推理する。
駆けつけた警官の威嚇射撃を見てすぐ逃げたらしい。犯人は警察が威嚇射撃で逃走する人物を撃てないとわかっている…つまり警察関係者だろうか。
唯一生き延びた青年・繁藤修司(水上恒司)は、搬送先の病院で見ず知らずの中迫武(ユースケ・サンタマリア)から警告を受ける。「逃げろ。あと10日生き延びれば助かる」。
修司は相馬に語る。犯人はドラッグをやっているような感じではなかった。右手で刃物を持ち、左手で殴ってきた。両利きだ。
相馬は、警察が生き残った修司や彼の父親を調べていると知る。修司の父親はトラック運転手で、過去にトラックを避けようとして子供を轢き殺してしまった過去があると知る。修司自身も過去に傷害罪の前科があった。
修司は自宅アパートで通り魔殺人の真犯人らしき人物に襲われる。間一髪のところで相馬に助けられた。
相馬は修司の安全を確保するため、フリーライターの鑓水七雄(斎藤工)の家に彼を住まわせることにした。
2話ネタバレ
タイタスフーズ第一営業部課長の中迫武(ユースケ・サンタマリア)は、政府の認可を受けた乳幼児向け食品の開発と販売の担当となった。
世間では、数十名の乳幼児の左顔面が壊死して眼球を摘出するメルトフェイスという原因不明の病気が騒がれていた。
中迫は、各地の保育園に配った自社サンプル品に使われたニンジンにバチルスF50という細菌が混入されており、それがメルトフェイスの原因だと知り愕然。
タイタスフーズ社長の園田俊夫(伊武雅刀)や専務の森村隆俊(堀部圭亮)に自社製品がメルトフェイスの原因だと告げる。しかし園田たちは隠蔽を決めた。公表すれば会社の未来はない。
中迫は内部告発しようと考え、廃棄業者で知り合いの真崎省吾(内野聖陽)に協力を持ちかける。
しかし、会社に「サンプルを3億円で買い取る」と脅迫状が送られてきた。真崎が裏切ったのだ。
タイタスフーズは磯部議員(伊東四朗)の秘書・服部(ソウジ・アライ)に相談。服部の仲介で殺し屋の滝川を雇い、真崎や告発者の殺害を依頼。
3話ネタバレ
修司は、通り魔事件の当日にクラブで知り合った亜蓮(アレン)という女性と待ち合わせしていたが来なかったことを考える。彼女を訪ねると、クラブで知らない男から修司の連絡先を聞いてきたら1万やると言われたという。
相馬は、修司も殺された4人も計画的に選ばれたと推理。
通り魔事件の9日前:タイタスフーズを脅して金を受け取ろうとしていた真崎は、高知クイーンズホテルに泊まっていた。
従業員の末沢瞬(井上瑞稀)は手ぐせの悪さから真崎のコートに入っていた手袋(中迫が真崎の息子のためにプレゼントしたもの)を盗む。
真崎はそれに気づいて激怒し、手袋を返せと脅す。
瞬は手袋を部屋に返したが、腹いせに真崎が発送した段ボールの中からUSBを奪う。
真崎がいた部屋に、滝川(チョン・イル/タイタスフーズが依頼した殺し屋)が来ていた。滝川は部屋にあった手袋を見る。
瞬は彼が殺し屋とは知らず、USBを高額で売ると交渉。
瞬は妊娠中の恋人・小川奈津(光嶌なづな)と廃墟に金を受け取りに行くが、滝川の罠によって2人とも爆死させられる。
4話ネタバレ
通り魔事件から3日後の1月26日:修司は、年明けに真崎がタイタスフーズのトラックでマンションの建設予定地に何かを不法投棄していたのを目撃したことを思い出す。
通り魔に襲われた5人は、早朝にタイタスフーズの食品サンプルの不法投棄現場を目撃した共通点があるとわかる。
中迫が修司にあと10日生き延びろと言ったのは、タイタスフーズの工事に食品検査が入れば全ての悪事が明るみになるということだった。
相馬、遣水、修司は真崎の家へ行ってみるが不在。ニュースによると真崎の車は1月17日には海に沈んでいた。殺されたようだ。真崎の会社の元従業員から、以前に真崎の帰りが遅かったせいで喘息の息子が死んだと聞く。
少し前の1月14日:真崎はタイタスフーズから送られてきた現金3億円を受け取り、昔からの親友・杉田勝男に俺が2月2日までに戻らなかったら軽トラを処分してくれと頼む。
しかし真崎は滝川に見つかって拷問を受け、殺される。
5話ネタバレ
滝川はタイタスフーズの上層部に回収した金を返却。真崎は不法投棄の現場をわざと通行人に目撃させてカメラでその映像を残し、USBにデータを入れていた。
相馬は刑事課から地域課に移動させられる。
修司は勝手に杉田の工場へ行く。
杉田は滝川から「修司を引き渡せば工場の再建をサポートする」と連絡を受けていた。そこで修司を殴って気絶させて山へ運ぶ。
修司は真崎がすでに殺されていることを伝える。杉田は騙されたと知って逃亡。
修司は相馬と鑓水に助けられた。
杉田の工場は放火されて燃えている。
相馬は工場にあった軽トラの中の箱を開ける。真崎は公害や集団食中毒などの裁判の記録をスクラップしていた。
相馬は、真崎が裁判の費用のためにタイタスフーズから金を得ようとしていたと知る。
相馬は、鑓水と修司に、俺たちが真崎の意志を引き継ぐぞ…と告げる。3人はタイタスフーズと戦う決意を固めた。
6話ネタバレ
相馬、鑓水、修司は中迫をアジトのバーへ呼ぶ。
中迫は、真崎が滝川に殺されたと相馬たちに話した。
相馬は、真崎の妻子がすでに他界していること、真崎はあなたを裏切ったわけではなく、被害者の母・山科(MEGUMI)がタイタスと国を相手に起こす裁判の費用のために3億を奪おうとした…と話す。
相馬たちはTV局に務める小田島も告発作戦に巻き込んだ。
鑓水の自宅が滝川に爆破される。巻き込まれた相馬が左腕を折る大怪我を負ったもののなんとか無事だった。
鑓水は黒ヘルを被って磯部議員(伊藤四郎)に接触し、立ち入り検査前にサンプルを売るから5億払えと交渉。磯部は了承した。
2月2日、タイタスフーズに立入検査が入る。中迫は滝川に追われてビルの屋上へ。そして、自らの意志で飛び降りてICUに運ばれる。滝川に作戦の全貌を知られないための最後の抵抗だった。
最終回7話ネタバレ
相馬、鑓水、修司は滝川を自白させる作戦を決行。
まず、服部秘書と滝川に5億円を山科の自宅前へ運ばせる。
その後、修司は滝川にわざと襲われて胸を刺された。その模様を小田島が全国に生中継される。
相馬と一緒にいた警官・伊原が滝川を撃ち、滝川は逮捕された。
修司は防刃チョッキを着ていたので無事だった。
滝川は移送中に政治団体に所属する男性に刺される。建物内に運ばれた滝川は、手袋を見て、腹部に刺さってる刃物を自分でさらに深々と差し、死を遂げる。
マンションの建設現場からサンプルが発見された。
相馬は上司から、滝川が手袋を持っていたことを聞かされる。
3カ月後。
山科は中迫と会い、受け取った5億でタイタスフーズと国を相手に裁判をすると話した。中迫は山科に心から謝罪し、協力を誓う。
鑓水が撮った服部と滝川が共に行動している写真は作戦決行時に服部に奪われてしまった。そのため、磯部議員が完全にクロだと証明はできなかった。
相馬、鑓水、修司の3人は通り魔事件が起こった駅前へ。噴水の水は枯れている。相馬は不条理な世の中を正すためにこれからも刑事を続けると誓った。
考察:殺し屋・滝川の想いとは
滝川もまた歯車として殺しをさせられただけだった。
中迫が会社の歯車としてメルトフェイス事件を止められなかったのと同じように、滝川にも命令にしたがって殺す以外の選択肢がない人生を歩んできたように思える。
つまり、滝川と彼に殺された4人は、同じ社会の弱者側なのだ。非常に考えさせられる切ない構図だと思った。
滝川は子供用の手袋(真崎が中迫からもらった)を死際まで持っていた。真崎や中迫に、子供を守る親の姿を見たのだろう。
滝川の幼少期・少年期はわからないが、親に守られることがなく犯罪に手を染めてしまった悲しい経緯があるのでは?
滝川は手袋を見て親の愛を感じたのだろう。彼がずっと得られなかったもの。滝川こそが、手袋を受け取るべき人間だった。感動の結末だった。
原作小説のラスト結末はどうなる?
原作のラスト結末はどうなるのか?!
ドラマの3話までで、黒幕がタイタスフーズの上層部と磯部議員だとわかる。
原作小説は、相馬、修司、鑓水の3人が記者会見を乗っ取り、タイタスフーズの闇を全国に告発して終わる。
しかし、上からの圧力により、相馬は左遷、修司は追われ、鑓水はライターの仕事をできなくなる。さらに黒幕たちは罪を逃れる…という世知辛い結末。
ミステリー要素よりも、真実が暴かれても法の目をかいくぐる権力者がいるという社会構造に焦点が当たっている。
通り魔事件で修司たちが狙われた理由は、真崎がタイタスのロゴを塗装した軽トラで、汚染サンプル(マミーパレット)を建設中マンションの敷地に不法投棄する場面を彼らが見てしまったから。
真崎は「タイタスが証拠隠滅してる」と印象づけ、掘り起こしをマスコミ中継させ、再検査のすり替えを防ぐ狙いだった。
ところがその目撃者5人を、タイタス側が滝川を使って通り魔事件に見せかけて口封じにかかった。
「あと10日逃げ切れば…」と中迫が修司に言ったのは、立入検査日までのカウントダウンだった。
『犯罪者』のよくあるQ&A
Q1:通り魔事件の犯人は誰?
実行犯は掃除屋と呼ばれる殺し屋・滝川。議員秘書経由でタイタスフーズに雇われた滝川は、被害者たちをそれぞれ別の口実で駅前に呼び出し、無差別殺傷を装って始末した。
Q2:事件の黒幕は?
タイタスグループの会長・富山浩一郎と、タイタスフーズの上層部。そして彼らの依頼を受けて滝川を手配したのが、与党坂下派の重鎮議員・磯辺満忠。富山と磯辺は同郷の旧知の仲で、この癒着が事件の土台になっている。
Q3:事件の真相は?
被害者たちは口封じで殺された。
タイタスフーズの離乳食「マミーパレット」に細菌が混入し、サンプルを配られた乳幼児にメルトフェイス症候群という奇病が発生。
会社は隠蔽を選び、汚染サンプルの処分現場を見てしまった5人を消すために、通り魔事件を演出した。
通り魔事件の被害者の共通点は?
5人は早朝に軽トラックから廃棄物が投棄される場面を目撃していた。積まれていたのは処分予定の「マミーパレット」のサンプル。
事件を告発しようとしていた真崎が自作自演で投棄の場面をカメラで撮影。滝川が真崎を殺してカメラの映像データを奪い、5人の目撃者を特定。
修司を含む5人は、たまたま同じ現場を見ていたという一点だけで狙われた。
「あと10日生き延びれば助かる」の意味は?
タイタスフーズへの立入検査が実施される2月2日までのカウントダウン。検査によって汚染の事実が公になれば、修司を殺す意味が消える。
奇病の原因は何だった?
政府の出生率アップキャンペーンに合わせ、タイタスフーズが開発した離乳食「マミーパレット」。ライバル社に先んじたい富山が磯辺に働きかけ、認可が異例の早さで下りた。
保育園の乳幼児に配られたサンプルの食材に細菌が混入していて、それが発症の引き金になった。開発に携わった中迫が混入を突き止めたものの、上層部は隠蔽を指示。
真崎はなぜ3億円を要求した?
メルトフェイス症候群の被害者を救うための、裁判費用に当てるためにタイタスフーズに恐喝を実施。しかもこの恐喝計画は、協力者だった中迫にすら伏せられていた。
真崎はどうなる?
計画を完遂できないまま、滝川の手によって死亡。
これまで滝川が始末してきた相手は、欲に駆られ、暴力に屈して命乞いをする者ばかり。真崎だけが正義のためだけに戦い、笑みを浮かべて亡くなった。その光景は殺し屋・滝川の脳裏に焼きついた。
結末はどうなる?
鑓水、相馬、修司、そして中迫の4人が、真崎の信念を引き継ぐ。
鑓水が元テレビマンの人脈を使ってタイタスの記者会見を電波ジャック。
修司と相馬が身を晒して滝川をおびき寄せる。殺し屋が全ての罪を自供する様子を生放送で全国に流す、という前代未聞の逆転劇。ところが決行直前、中迫が滝川に襲撃されて放送の計画が漏れ、修司も追い詰められる過程がある。
※ドラマは原作小説から若干の変更の可能性あり。
続編はある?
鑓水、相馬、修司の3人が登場するシリーズの原作小説は全3作。『犯罪者』のあと『幻夏』『天上の葦』と続きます。読む順番はこの刊行順が正解。
もしかしたらアマプラでも『幻夏』『天上の葦』などの続編が公開されるかも。
タイトル『犯罪者』は誰のこと?
結論から言うと、タイトルの『犯罪者』は、登場人物全員を指している。
まずタイタスフーズの社長や役員はわかりやすい。最悪の不祥事で幼児の未来を奪っておいて、隠蔽しようとしている。
また主人公の相馬、修司、鑓水に関しても、違法捜査をしているので犯罪者である。
真崎も同じである。食品被害事件の裁判を起こすために、タイタスフーズに脅迫状を送って金を得ようとした。
このドラマは、自ら犯罪者になって巨悪を暴こうとする者(相馬、修司、鑓水、真崎)と自らが犯罪者だと気づかない者(タイタスフーズの人間)の対決である。非常に興味深い構図だ。
最悪の犯罪を暴くためには、自らも犯罪者にならなければならないのか?そんなメッセージが根底にある渋い作品だと感じた。
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