『田鎖ブラザーズ』4話考察ネタバレ犯人=小池の動機を解説/工場で銃の密造,悲しい理由

3.5

ドラマ『田鎖ブラザーズ』(たぐさりブラザーズ)第4話「容疑者が残した謎の鍵」鑑賞。

  • 4話のストーリーあらすじネタバレ解説
  • 工場での犯罪は銃の密造、1990年代の日本で実際にあった事例
  • 銃密造の悲しい動機
  • 両親殺しの犯人が小池(岸谷五朗)である理由、動機!

これらを徹底考察していきます!

第5話の考察「両親を殺した犯人は池田と竹内。もっちゃんは稔の父親」

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『田鎖ブラザーズ』4話ストーリーネタバレまとめ

津田(飯尾和樹)が両親殺害の犯人だと信じてきた真(岡田将生)と稔(染谷将太)。だがその津田は、何も語らないまま病室で息を引き取ってしまった。残されたのは、津田の遺品の中から見つかったと、辛島ふみ(風吹ジュン)に繋がる電話番号のメモだけ。

真は早速、メモの番号にかける。ふみちゃんの懐かしい声が聞こえる。彼女は都内のアートギャラリーにいた。真は今度、話を聞くために会いたいと言う。

係長の小池俊太(岸谷五朗)が真と稔を見つける。小池は、実は31年前に捜査一課にいて、田鎖の両親が殺された事件を追っていたと語る。そして、津田は事件当日に飲み屋にいたが、防犯カメラに二課が追っている政治家も映っていたので津田のアリバイが公にされなかった…と衝撃の事実を語る。

一方、強行犯係では放火殺人事件の捜査が一気に動く。被害者・水澤愛子につきまとっていたとされる男性・東郷が、金塊強奪事件の実行犯・平中(福松凜)と共謀して愛子を追っていたと考えられていた。指示役の東郷と実行役の平中の関係。金塊を持ち逃げした愛子を、二人で追い詰めていた構図が浮かび上がる。

刑事たちは平中のマンションを捜索。しかし家宅捜索の最中、衝撃の一報が入る。逃走中だった平中が、変わり果てた姿で発見された――。指示役と思われた東郷の手によるものか、それとも全く別の存在の介入か。

防犯カメラに東郷らしき人物が映っている。おそらく、平中が持っている金塊を奪って殺害したのだ。

稔は辛島ふみの自宅に行く。ふみは手術を受けてリハビリをし、山岳写真家に戻れたと話す。稔はノンフィクション作家の津田を知っているか話を聞いた。ふみは知らないと答える。夫でもと工場長の貞夫は現在は認知症を患っているようだった。

警察は平中の自宅マンションで幼少期の写真を発見。平中、水澤、横倉、吉本の4人が子ども食堂の前で映っていた。真と詩織は彼らの地元・秋田へ行き、子ども食堂のスタッフから4人が親友だったと話を聞く。

真は晴子から、東郷が金塊を換金したらしい質屋の情報を聞いて詩織と現地へ。そこで横倉を発見する。横倉は全てを語り始める。

東郷はおらず、横倉が東郷に指示されたと嘘をついて水澤や平中、吉本たちに4億円強奪をさせたこと。水澤が東郷がいないと気づきかけたので、横倉は平中に言って脅しのために水澤の自宅に火をつけさせたこと。自宅にはいないはずだった水澤が焼死。横倉は自首しようとした平中を殺したこと。

横倉は全部親のせいだと語る。親の残した借金のせいで悪事を働かざるを得なかったのだ。

詩織は、父親が女を作って出ていき、母親が服や化粧品に依存して万引きを強要された…と自らの悲しい過去を語る。

真と稔は実家で、父・朔太郎が工場で作ってくれたロボットを発見。中に違法に製造された拳銃が入っていた。工場の秘密はこれか!

ドラマ『田鎖ブラザーズ』4話 考察まとめ(ネタバレ)

工場での犯罪=銃の密造!

真と稔の実家にあったおもちゃの中から密造された銃が出てきた。辛島金属工場で隠されていたのは銃の密造だった。父・朔太郎は港に何かを運んでいたようだ。密造銃をトラックで運搬していたのだろう。

ノンフィクション作家・津田は銃の密造を追っていたようだ。

現在、辛島ふみは夫・貞夫に「あなたは何も心配しなくていい」と言っていた。夫に愛と恩義があるようだ。

おそらく、

  1. 1995年にふみは事故で手術をしなければならなかったが、その費用が高額だった
  2. 貞夫が仕方なく密造銃の製造に手を出した

このような経緯ではないだろうか。

工場の放火も、朔太郎と由香の夫婦も、銃密造に関係する犯人が口封じをしたと考えられる。

もっちゃんが当時に銃の密造を知っていたかは不明だが、火事で巻き込まれた。

津田が辛島ふみの電話番号を持っていた理由は、何らかの密約・脅迫が辛島ふみ側から津田になされていたためかもしれない。

1990年代の日本で横行した銃密造ビジネス

事実として1990年代の日本では、フィリピン・ダニャオから粗加工された銃部品をコンテナで日本の港まで運び、国内の町工場で最終仕上げするルートが主流だった。バレルの精密研磨、撃針の焼き入れ、刻印消去。

実際に1995年・大阪「松永銃器密造事件」などがある。機械工が自宅工場で約20丁を独自設計で製造、暴力団に流通させた事例だ。

バブル崩壊で経営が傾いた工場ほど、この闇仕事の誘惑に転んだ。旋盤と熱処理炉を持つであろう辛島金属工場なら技術的にすぐできる。

辛島工場の設定はこの構図と気味が悪いほど一致する。港まで運搬していた朔太郎、火災が発生するほどの高温設備、バブル後の中小金属工場という規模感。すべて密造銃ルートの典型と重なる。

火災についても、当時、密造銃ビジネスでは摘発前夜に証拠隠滅のため工場ごと焼く事例が実際に複数あった。

失敗作の銃や治具、帳簿、そして関係者の口を、同時に始末する手段としての放火。津田が追っていたのは、まさにこの構造そのものだったのだろう

朔太郎が「よろしくお願いします」と頭を下げていたのは、運搬役を続けることへの覚悟だったのか、それとも降りたいという懇願だったのか。

犯人は係長・小池で確定!

銃の密造となると、怪しくなってくるのは小池(岸谷五朗)。当時は県警の捜査一課にいたようだが、裏社会と繋がり、銃の密造を仕切って利益を上げていたのではないだろうか。

小池が辛島ふみに怪我をさせたかはわからないが、彼女に手術費が必要だと嗅ぎつけて銃の密造をさせていた可能性がある。

病院に運び込まれた津田を殺したのも、もっちゃんではなく小池では?

そもそも工場で火災にあって病院に運び込まれた辛島貞夫、もっちゃん、車椅子のふみが実行犯の可能性は低い。津田も死亡した。

物語としても、もう小池しか残っていない気がする。

辛島ふみ、貞夫、もっちゃんの中に殺害を指示した人物がいて、実行犯は別のパターンもありうる。しかしどちらかといえば、辛島夫妻は犯罪に関わって証拠消しで火災で殺されそうになり、もっちゃんが巻き込まれたパターンの方がある気がする。

工場に放火したのが朔太郎だったとしても、病院に運ばれた辛島貞夫やもっちゃんがその夜にすぐ復讐に行けるかは微妙なところ。

小池が証拠消しのために工場放火も田鎖両親の殺害も行った単独犯のほうが納得感がある

あとは、真の肩に手を添えた小池の左手の結婚指輪のサイズがあっていないことが気になる。

密造銃が失敗作で、それを使って怪我をしたとか?小池が持っていた銃=ロボットに入っていたもの!?

でも、小池の左手の薬指は怪我している感じではなかったし。なんかの拍子に指輪が壊れてしまって辛島工場で直させたら指輪のサイズが大きくなった?

単に衣装で大きいサイズの指輪しかなかったのかもしれないけどサイズが微妙に合ってないのが気になった。

晴子は質屋をやりながら裏社会と繋がりがあるようだが、もしかすると小池のことを突き止めるかもしれない。

あとは課長の竹内恵美(たけうち めぐみ/赤間麻里子)とかも少し怪しい。

ドラマ『田鎖ブラザーズ』4話感想レビュー

今クール最も期待していたドラマだったが、4話まで見て若干期待外れ。

よくある警察関係者の人情捜査ドラマに加え、主人公たちの親が殺された過去の事件を回想で考察させるみたいな感じだけど、両方の要素がうまくブレンドされていない印象。

刑事ドラマとして見れば、金塊強奪事件を起こした水澤、横倉たち4人組の過去をもう少し掘り下げるべきだった。考察ドラマとしては犯人に繋がりそうな手がかりが少ないのが気になる。互いの要素が尺を取り合っている。

今後は新事実がどんどん出てきて面白くなるのかもしれないが、今のところはイマイチ乗り切れないドラマ。

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この記事を書いた人

映画やドラマの考察歴5年。映画好き歴20年。映画鑑賞累計2000本前後。ドラマは数百本。Webライター歴8年。いくつかのメディアでの執筆歴あり。2026年は日曜劇場『リブート』や『身代金は誘拐です』の考察を的中させました。映画やドラマの本質を追求するような解説や考察が書けるように日々精進しています。パーソナルな感想に普遍的な何かが少しでも宿っていれば幸いです。

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