ドラマ『クジャクのダンス誰が見た?』第2話「Ep2 ep2 地獄に堕ちても知りたい秘密ー死刑囚父子が掴んだ光」を鑑賞。
第2話のあらすじをネタバレありで解説。力郎のアリバイや心麦の正体、赤沢の妻・京子の怪しい点について考察をまとめました。
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ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』第2話あらすじネタバレ結末
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ネタバレ1:容疑者・遠藤友哉の過去
拘置所の遠藤友哉(成田凌)は、父・力郎(酒向芳)と母と一緒に暮らしていた幸せな幼少期に想いを馳せていた。
友哉が幼い頃、父・力郎は庭師の仕事をしており、資産家である林川一家の庭も担当していた。
しかし力郎は次第にパチンコやギャンブルに溺れるように。それに嫌気がさしたのか、友哉の母は出ていってしまった。
その後、力郎は林川一家6人が首を吊った状態で殺害されているのを目撃して警察に通報。東賀山事件の第一発見者ということでアパートに記者がつめかけてきた。
力郎は美人の記者を家に入れてインタビューに答える。しかし後で週刊誌を読んでみると、力郎が林川家で窃盗を働いていたという記事になっていた。
その後、力郎は逮捕されて自白した。しばらくのちに死刑が確定する。
幼い友哉は児童養護施設に預けられるが、死刑囚の息子ということでひどいイジメを受ける。
女性記者が母の友人のフリをして、友哉に母からの手紙(偽物)をわたした。友哉は本当に母が書いたと思い込んで温かい言葉に涙を流す。
その後、“父との生活は地獄だった”と友哉が告白したという嘘の記事が週刊誌に載っていた。友哉は騙されたことに気づき、その記者が渡した母からの手紙(偽物)を燃やす。しかし近くの建物まで燃えてボヤ騒ぎになった。
成長した友哉は死刑囚の息子だとバレたせいで上司の片岡にクビにされる。友哉は憤り、片岡の家に火をつけた。
逮捕されて取り調べを受ける友哉は警察の圧力によって他の放火事件も自分のせいだとされた。そして父・力郎は東賀山事件の犯人ではないが、警察の圧力に負けて自白したのだ…と悟った。
友哉は思った。全部知っているのはクジャク(孔雀)だけだ。
ネタバレ2:心麦のDNA鑑定結果
記者の神井は心麦を見て、「お父さんに似てないな〜もしかして実の親子じゃないのでは?」と突拍子もないことを言う。
神井は俺の勘はよく当たると笑い、「心麦さんが知らない父・春生の秘密をたくさん教えるからインタビューさせてくれ」と取引を持ちかけた。松風が間に入って断る。
心麦は松風の事務所でバイトをすることになった。
心麦は幼い頃から世話になっていた赤沢宅に呼ばれる。赤沢の妻・京子(西田尚美)が心麦を抱きしめた。
心麦は刑事の赤沢正(藤本隆宏)に父・春生が残した手紙を見せる。
赤沢は、春生が死ぬ前にカフェで遠藤友哉と口論になっていた目撃情報を部下がつかんだことを話し、「春生は友哉に脅されて手紙を書いたのでは?」と推測。友哉が当番弁護士を拒否したのは、のちのち松風が弁護に来ることを知っていたからではないか?と言葉を続けた。
心麦は「父は脅しに屈するような人ではない」と言う。
心麦は松風を連れて染田のラーメン屋へ行った。
松風は遠藤友哉と面会。友哉は自分がいろいろとメモした被疑者ノートを松風に渡した。
ノートの松風に向けての内容は“神井記者と連絡を取り、彼が信頼できると判断すれば弁護を受認する”というもの。
神井に向けては、“松風が信頼に足るなら例の資料を渡してくれ”と書いてあった。
ノートの内容を読んだ松風は神井を事務所に呼び出した。
神井はプレゼントと言ってDNA鑑定の結果を見せる。心麦と叔母の木村夏美に、叔母姪の血縁関係がないという内容だった。
(心麦のDNAについては、第一話で自宅にいた神井に驚いて小麦が落としたペットボトルを使用して採取したと思われる。)
夏美と心麦が叔母と姪ではない=春生と心麦は実の親子でない…ということになる。
神井は東賀山事件で生き延びた当時0歳の林川歌が心麦として育てられたのでは?と推理を話す。
自分の正体は林川歌? 心麦はショックを受けた。
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ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』2話の考察:京子が怪しい
力郎のアリバイについて
友哉の回想から力郎がいびきのすごい人物であったことがわかる。東賀山事件の直後にも力郎はいびきを立てて寝ていた。
犯人ならそんなぐっすり寝られるはずないから力郎は冤罪だ…と示唆する巧い演出だと思った。
また、力郎が林川家で窃盗を働いたという記事について。
力郎が自分で記者に話した内容であることから、記者にまったくの嘘を書かれたか、窃盗ではなく“何かを持って帰ってしまったレベルの話”を誇張して書かれたのだと考える。
昨今話題の週刊誌の問題点が提示されている。
京子の表情が怪しい
赤沢京子は、心麦が春生の手紙を見せたときにかなり驚いた不自然な表情を浮かべていた。その後、犯人を特定する内容ではないと思ったのか京子は安堵の表情になる。
京子は事件について何かを知っているのだろう。手紙の内容で秘密が暴露されたらどうしようと考えていたが、冤罪についての内容だったので安心したわけだ。
- 単に心麦が知らない何らかの事実を告げようかどうしようか迷っているだけ
- 京子自身が事件に関わっている
- 息子・守が事件に関わっている
大まかにはこの3パターンが考えられる。
ちなみに赤沢宅で飼われている猫のコウくんがオッドアイ(左右で目の色が違う)だった。これは赤沢正と妻の思惑が違うことを暗に表現しているのか。でもまあそこまでは考えすぎかな。
月の意味、クジャクとの対比
心麦が月に手をかざす。生前の春生から月の光は希望を運ぶと教えられた。
原作では心麦が赤沢宅で見たのは両家族がお花見をしているシーンだったが、ドラマではお月見に変更されている。
そして拘置所の遠藤友哉も窓から射す月光に想いを馳せている。
クジャクは、真犯人や事件の真相のメタファーだ。
クジャクに対して、天からすべてを見ている月は正義や真実を表していると感じた。ドラマオリジナルの興味深い演出だった。
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