ドラマ『ESCAPE(エスケープ)それは誘拐のはずだった』(エスケイプ それはゆうかいのはずだった)を鑑賞。
- 初回から最終回まで全話のネタバレあらすじ
- 考察:結以は何から逃げている!?
- 結以の能力=悟りとは? 脳内ビジョンの色の意味
- 27年前の事件の黒幕は創業者・八神恭一!
- 結衣は八神恭一の娘!?それとも…
- 謎の女(志田未来)の正体!
これらの情報をまとめました!


『エスケープ(ESCAPE それは誘拐のはずだった)』相関図


©︎日本テレビ
『エスケープ ESCAPE それは誘拐のはずだった』初回の第1話あらすじネタバレ
八神製薬社長の娘で女子大生の八神結以(やがみ ゆい/通称ハチ/桜田ひより)は、20歳の誕生日にホテルで林田大介(はやしだ だいすけ/通称リンダ/佐野勇斗)と山口に誘拐されてしまう。
結衣は大介に触れると脳内でピンク色の映像を見た。
主犯・斎藤丈治(飯田基祐)の運転で拉致した結以を運んで監禁。そのあと大介が車で結以を移動させる。
しかし、アジトにいた斎藤は秘書の万代や手下に追い詰められて持病で倒れ、心筋梗塞で死亡。
身代金受け取り用のドローンを用意していた山口は、危機を察知して立ち去る。
結以は大介に頼んで足首についていたGPSバンドを切ってもらう。そして大介に「宇都宮に逃げよう」と言った。2人は一緒に逃げることに。結以は大介に服などを買ってもらい、変装する。
少年・城之内星(ヒカル)が1人でアイスを食べている。
謎の女性(志田未来)が街を歩いている。
2話あらすじネタバレ
慶志は20年以上前に送られてきた斎藤夫妻と娘の写真がのった年賀状を見つけ、そこに記載してある住所に秘書・万代を向かわせる。
万代は記者の白木から「27年前に慶志と八神製薬がある事件を起こし、それがきっかけで斎藤は離婚したようだ」と聞かされて驚く。
20年以上前に研究者だった斎藤は難病の娘・菜月のために新薬を開発。しかし親友だった慶志が創業者・八神恭一に命令されて薬の権利を奪い、そのために日本での認可が遅れて菜月は死んでしまった。
結以と大介は宇都宮へ向かう。結以は八神家の元家政婦で母代わりだった城之内晶(原沙知絵)を頼るつもりだった。晶が夫と経営しているという喫茶店へやってきたが、晶は離婚して別の店にいるらしい。
結以たちは晶と会い、彼女の仕事終わりにアパートへ。部屋の中には星(ヒカル)がいた。大介はヒカルがネグレクトされていると考えた。結以はヒカルに触る。愛情を受けていない空っぽの白色が見えた。
翌日、結以は大介にバイト代を渡して別れる。結以は晶に触れ、彼女が金欲しさに慶志に連絡して万代が迫っていることを知る。結以はヒカルを連れて大介の車に乗り込み、3人で逃げる。

3話あらすじネタバレ:謎の女の正体が判明!
慶志によって結以たちの情報に1億円の懸賞金が掛けられていた
大介には特殊詐欺バイトをしてしまったときの指示役・ガン(本名は岩田美麗/志田未来)から「誘拐に関わっているのはお前だろ?」とメールが入る。結以はガンに頼るしかないのでは?と考える。
大介たちは喫茶店に入るが、他の客に気づかれて逃げる。
大介と結衣は今後、ヒカルをどうするか悩む。するとキッズルームにいたはずのヒカルがいなくなっていた。大介は公園でヒカルを見つける。
追い詰められた大介たちは結衣の案でガンに連絡、やって来たのは謎の女(志田未来)だった。彼女がガンだった。
ガンに相談した結果、大介と結衣を逃す代わりに、結衣の身代金を慶志から受け取った場合にはガンにも1/3を払うこととなった。大介が世話になった刑事・小宮山にいったんヒカルを預けることになる。大介はヒカルに「希望は必ずある」と言って別れを告げる。ヒカルは大介を抱きしめた。
結以と大介はガンのキッチンカーで東京へ戻ってくる。
白木記者は万代に「創業者・八神恭一が持っていたと言われている相手の心が読める悟りの能力を結以も持っているのでは?」と尋ねた。

4話あらすじネタバレ
大介は結以を連れて元カノ・香坂莉里(こうさかりり/影山優佳)の家へ。彼女に事情を話し、何日か泊めてもらうことになった。
いっぽう、万代は大介の母・林田智子(はやしだ ともこ/野波麻帆)に接触。謝礼を払うから大介に会わせて欲しいと話す。
智子は借金を抱えており、金に困っていた。智子は大介に電話するが出ない。
ハロウィンの当日、結以は大介、莉里と仮装して渋谷の街へ繰り出し回転寿司やファミレスを楽しむ。結以と大介は、莉里が会社の男性と不倫していると知って「傷つくから止めた方がいい」と諭す。
しかし莉里は「彼は必要としてくれる」と言って聞かない。
大介はガンに相談。ガンは結以と莉里をキッチンカーでキャンプ場へ連れ出す。莉里はそこで付き合っている男性が妊娠中の妻と子供とキャンプしているのを目撃してショックを受けた。
大介、結以、ガン、莉里のみんなで男にジュースをぶっかける。
莉里は相手への気持ちが吹っ切れたと言い、会社をやめることに。夜はみんなで莉里の家で揚げ物パーティーをした。
事前にガンが結以たちの写真を合成して警察に流し、大介のスマホを仙台行きのトラック乗せていた。万代や警察の小宮山は騙されて仙台へ行くが、大介たちはいない。
いっぽう、結以をどうしても連れ戻したい慶志は独断で記者会見を開く。
5話あらすじネタバレ
慶志は会見で娘・結以が林田大介に誘拐されたと発表。さらに画面越しに大介に「結以とよく稽古した場所で3人で会ってほしい。謝礼も払う」と呼びかける。
結以と大介はどうすべきか悩む。さらに大介は恩師の斎藤が心臓の病で死んでいたと知り、ショックを受けた。
記者の白木は万代と会い「先代の八神恭一が人の心を見透かす化け物だった」と話す。
結以は大介に「斎藤さんが火葬される前に顔を見てあげて」と言う。大介はガンのサポートで葬式に潜入し、斎藤の死顔を見て涙を流す。小宮山が大介を捕まえようとやってくる。ガンが大介を逃して小宮山に捕まった。ワザと逮捕されたようだった。
結以と大介は莉里のアパートに戻ろうとするが、すでに万代が来ているようだった(大介の母から場所を聞いていた)。
いっぽう、慶志は先代の八神恭一が妻・結花に不妊治療クリニックを紹介してくれたことを思い出していた。
結以は慶志に電話し、公園で会う。そして「パパ、私を殺そうとしたよね?」と言った。
6話あらすじネタバレ
慶志は4年前に結以を殺そうとしたことを否定。結以の寝顔に八神恭一の面影をみてつい殺意が湧いてしまったのが真相なのだが、それは言えなかった。
結以は「私を想っていることが嘘じゃないなら手を握って」と言う。慶志は握れなかった。
結以は大介と一緒に逃亡。タクシーで江ノ島まで行った。結以は大介に悟りの能力について真実を話す。2人は廃屋で寝る。しかし結以は翌朝に高熱を出してしまった。
大介が薬や食料を買いに行く。しかし、しかし夫婦Youtuberの真咲と岬に見つかってしまった。大介は動画を上げるのを1日だけ待ってほしいと頼んだ。岬たちは、大介が良い奴だと気づいて動画をすぐに上げなかった。
大介は結以を病院へ連れて行く。院長の診察と点滴のおかげで結以の症状は回復。院長は大介と結以が懸賞金をかけられていると知り「これからどう生きるかしっかり決めなさい」と諭す。院長は、莉里に結以からの手紙を届けた。
結以は大介に「私たち離れよう」と言う。
万代と白木は、慶志も死んだ妻・結花も八神恭一の血を受け継いでないのに、結以に恭一と同じ悟りの能力が受け継がれていることを不審に思う。慶志と結以が実の親子でないと考えた。
ガンは小宮山に取り調べを受けるが、証拠不十分で釈放される。
大介の共犯者・山口は、大介の母・智子に会っていた。
7話あらすじネタバレ
結以は、自分のためにこれ以上の罪を重ねないようにと大介を突き放す。大介は怒り、金を投げて去って行った。
結以は坪井幹子・通称ミッキー(猫背 椿)という女性が経営するダイナーでバイトをすることに。ミッキーの家に住むことになる。
結以はミッキーと握手。彼女の心は深緑のなんとも形容しがたい色だった。
ミッキーは語る。彼女にはギャンブル依存症の弟がいた。ミッキーは借金を肩代わりしたが弟は依存症から抜け出せず、死んでしまった。正論で弟を精神的に追い詰めてしまったという。
「弟の逃げ道を塞いだから、ハチちゃんは受け入れた」と話すミッキー。
白木と万代は結以の親が八神恭一か、もしくは叔母の京(富田靖子)だと考えて調べを進める。
2人は京の夫・忍に会い、京が悟りの能力持ちかと聞く。忍は答えなかった。
忍は結以が悟り持ちだと知り「連れて帰る」と忍に連絡していた。
八神製薬は海外のフーバー社に買収されそうになっていた。慶志は悟りの能力を使える結以が最後の切り札になると考えていた。
「まぁみぃチャンネル」が大介と結以の動画を配信。
慶志は結以の情報の懸賞金を3億円に引き上げた。
1人で逃走していた大介のもとにガンが現れる。ガンは、結以はお前の将来を考えて突き放したと言い、1人旅で人生を見つめ直すと言って去っていった。
万代は慶志に結以の本当の父親は八神恭一なのか?なぜあのとき結以の手を握らなかったのか?と責め立て、辞表を出した。
その後、慶志が倒れた。
結以は大介と別れた廃墟へ。大介がやってきた。大介は「自首してやり直そうと思う」と言った。そこへ白木がやってきて「ご自身が何者か知りたくないか?」と結以に問うた。
誘拐の共犯者・山口が大介の母・智子を拉致する。
『エスケープ ESCAPE それは誘拐のはずだった』考察まとめ
結以の能力=悟りについて
結以は大介に触れてピンク色の脳内ビジョンを見た。手に触れると相手がどんな人物か色でわかる超能力者、もしくは共感覚が異様に発達した人物なのだろう。
この能力と、後述する八神恭一との関係性が結以の秘密なのだろう。
大介に触れてピンク色のビジョンを見た結以は、彼が心優しい人物だと確信したのだろう。
第3話で祖父・八神恭一が“悟り”という能力を持っており、結以も同じ能力を持っていることが判明。白木記者によると、触れると相手の心が読める能力らしい。
結以によると、色が見えて心情はわかるが、具体的に何を考えているかまではわからない模様。
結衣は八神恭一の娘
慶志と斎藤は大学の同期で、一緒に研究をしていたようだ。
27年前の事件とは、斎藤が難病の娘・菜月のために新薬を開発したが、慶志と創業者の八神恭一が薬の権利を奪い日本での認可が遅れたせいで菜月が死亡したというもの。
八神製薬の創業者・八神恭一が慶志の手を握る回想シーンがあったが、恭一は能力で心を見透かして慶志を操ったのだろう。恭一の“悟り”の能力は、心を読めるだけでなく操ることもできるのでは?
慶志は恭一に操られて斎藤の娘が死ぬことになったことを後悔しているのだろう。だからこそ、4年前に結以が能力を持っていることを知った慶志は結以に能力を使わせないように秘書・万代に監視させ、GPS足輪までつけたのではないだろうか。
4話の回想で、恭一が慶志とその妻・結花に不妊治療クリニックを紹介していた。そこで治療して結以が生まれたとすれば結以の実父は慶志ではなく恭一の可能性が高い。
恭一は自分の能力を継承する後継者を作りたかったのだろう。不妊治療クリニックで何かしたと思われる。
慶志が結以を見て恭一を思い出して殺意が湧いた理由は、4年前に結以が自分の娘でなく恭一の娘だと気づいたから。さらに妻・結花が恭一に殺されたと知ったからだと考えられる。
恭一が秘密を知る結花を口封じのために殺していてもおかしくはない。
他のパターンとしては、結以は恭一ではなく叔母・京の娘。
あとはあまり考えたくないが、体外受精で恭一と京の遺伝子が母体の結花に入れられ、結以が生まれた…なども考えられる。
大介と母の関係、謎の女・ガンについて
大介が6年前の未成年の頃に闇バイトに手を染めた理由は、母・智子の借金返済のためで間違い無いだろう。
莉里は大介が自分を見てくれなかったから別れたと言っていたが、大介は母親のことが気がかりで仕方なく、莉里と深い関係を気づけなかったのだと思われる。
大介と結以は、毒親を持つ者同士としてシンパシーを深めていきそうだ。
また、ガンはかつて大介に闇バイトを強要した犯罪者だが、犯罪に疲れているようでもあった。ガンは大介を更生させた小宮山と話がしたくてワザと逮捕されたのではないだろうか。
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キャスト
| 登場人物 | 役柄 | キャスト |
|---|---|---|
| 八神結以(やがみ ゆい/通称ハチ) | 八神製薬社長の娘で大学生。20歳の誕生日に誘拐される。 | 桜田ひより |
| 林田大介(はやしだ だいすけ/通称リンダ) | 自動車整備士。特殊詐欺グループと関わっていた過去がある | 佐野勇斗(『嘘喰い』『六人の嘘つきな大学生』) |
| 万代詩乃(ばんだい しの) | 八神製薬・社長秘書 | ファーストサマーウイカ |
| 八神恭一(やがみ きょういち) | 八神製薬の創業者。結以の祖父。故人。 | 間宮啓行(『クジャクのダンス誰が見た』) |
| 藤颯太(ふじ そうた) | 八神製薬・秘書室長。 | 田中俊介 |
| 霧生京(きりゅう みやこ) | 結以の叔母。恭一の娘。旧姓は八神。 | 富田靖子 |
| 八神慶志(やがみ けいし) | 八神製薬の社長。恭一の養子で結以の父。 | 北村一輝(『御上先生』) |
| 山口健二(やまぐち けんじ) | 誘拐犯の1人。 | 結木滉星 |
| 斎藤丈治(さいとう じょうじ) | 誘拐犯グループのリーダー。大介の親代わり。 | 飯田基祐 |
| 小宮山拓(こみやま たく) | 少年課の刑事。 | 松尾諭 |
| 白木広太(しらき ひろた) | 週刊誌の記者。 | 山口馬木也 |
| 霧生忍(きりゅう しのぶ) | 京の夫。京都の和菓子屋の三男。 | 神尾佑 |
| 大西真咲(おおにし まさき) | インフルエンサー。YouTuber「まぁみぃチャンネル」に出演。 | 加藤千尋 |
| 大西岬(おおにし みさき) | 真咲の従弟でインフルエンサー。「まぁみぃチャンネル」に出演 | 髙塚大夢(INI) |
| ガン・岩田美麗(いわたみれい) | 闇バイトの指示役 | 志田未来 |


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