
ドラマ『田鎖ブラザーズ』(たぐさりブラザーズ)第3話鑑賞。
両親殺害事件のカギを握る津田がついに発見されるも、末期癌で昏睡状態に。稔は兄のために最悪の行動に出てしまう!
- 3話のあらすじネタバレ解説
- もっちゃんの真犯人ムーブ!
- 辛島工場で何があったのか?火災の意味を徹底解剖
- 稔は犯人を知って津田を殺害した?
これらを徹底考察していきます!
4話の考察レビュー「犯人が小池(岸谷五朗)の理由」徹底解説はこちら↓

『田鎖ブラザーズ』3話ストーリーネタバレまとめ
真(岡田将生)と稔(染谷将太)が31年間追い続けてきたノンフィクション作家・津田(飯尾和樹)。両親殺害事件のカギを握るその男が、ついに兄弟の前に現れた。だが、目の前にある津田の身体は末期癌でステージ4。外傷があり、敗血性ショックで昏睡状態に陥っており、意識を取り戻すかどうかさえ分からない状況だった。
犯人かもしれない人物が手の届く距離にいるのに、何も問いただせない。真と稔は無力感に打ちのめされる。1995年4月の事件以来、すべてを背負って生きてきた兄・真の姿を見て、稔は心の中で何かを決意した。稔は、兄に告げないまま、ある単独行動に出る。
その一方で、管内では新たな放火殺人事件が発生。被害者は一人暮らしの20代女性・水澤愛子。深夜のアパートが燃え盛る中、彼女はなぜか避難することなく部屋にとどまり続けて命を落としていた。煙からも火からも逃げる時間は十分にあったはずだ。
愛子の友人・横倉沙紀の証言によれば、被害者は最近「東郷」という男に付きまとわれていたらしい。
検死の結果、死体の爪から畳のイグサが発見された。畳をかきむしったようだ。
真と稔は、火災で焼け落ちた室内の畳の下から金塊を発見する。警察の調べで、1年前に秋田で起こった4億円の金塊強奪事件で奪われたもののようだ。水澤愛子も闇バイトで雇われた実行犯だったようだ。東郷という男が指示役で、金塊を持ち逃げした水澤を追っていたのか。
当時、金塊強奪事件で映っていた首にアザのある男が、火災現場にいたことがわかる。彼が東郷で、金塊を持ち逃げした水澤に付き纏っていたのだろうか。
そして津田は峠を越える。病室には何故かもっちゃんがやってきた。稔は医者から、明日には津田が話をできると聞く。
稔は津田から動機を聞き出して殺すともっちゃんに話した。
翌日、稔は両親の位牌に手を合わせる。
真は(誤情報を記載してしまったスポーツジムのチラシから)東郷のマンションを突き止める。首にアザのある東郷を見つけるが、逃げられてしまった。
そんなとき真に稔から電話が入る。「津田が死んだ」と。
病院で稔は津田が何も話さずに死んだことを悔しがった。
真は津田の所持品から鍵を発見。電話番号のメモもあった。電話してみると辛島ふみが出る。彼女はアートギャラリーにいるようだ。
第3話終わり
ドラマ『田鎖ブラザーズ』3話 考察まとめ(ネタバレ)
もっちゃんの犯人確定ムーブ!
津田が峠を超え「明日には話せるようになる」と医者から聞いていたのは稔ともっちゃん。もっちゃんが口封じに津田を殺した可能性がある。
田鎖兄弟の両親が殺された日、もっちゃんは山岳事故でリハビリ中の辛島ふみのために1週間分の料理を作りに工場へ→火事が発生。辛島夫妻は救助された。もっちゃんも火傷を負ったが救助された様子。
何らかの犯罪に関わっている辛島夫妻が放火で殺されそうになり、もっちゃんが巻き込まれたと考えるのが自然かな。
この火事を仕掛けたのが田鎖朔太郎で、それに気づいたもっちゃんが朔太郎を殺したとか?もっちゃんは火傷を負ったが意外と軽症で、夜に病院から抜け出して朔太郎を殺したのかもしれない。
辛島ふみは山岳事故で半身不随になり車椅子状態だが、実際は誰かに襲われて怪我をした。もしくは怪我自体が嘘…これらのパターンもありうる。
とりあえず工場に出入りしており、辛島貞夫の後輩でもあるもっちゃんが辛島夫妻の秘密を知っていた可能性は極めて高い。
辛島夫妻が手を染める犯罪と、両親殺害の経緯
辛島貞夫が金属工場を営んでいることが手掛かりだろう。考えられる犯罪行為はこれら↓
①窃盗した金属の溶解と鋳造
日本では電線・銅線の盗難被害が年間数十億円規模。盗まれた銅線、レアメタル、貴金属を買い取って溶解して固め、売却するという手口が横行している。
辛島工場には炉や溶解設備があるだろうから、技術的にすぐできる。
②金属加工で出る産業廃棄物の不法処理
辛島工場や他の工場で出た重金属含有スラッジ(汚泥)、切削油、メッキ廃液を正規ルートを通さずに不法投棄して経費を抑えたり、利益を得たりしていた山中・河川・私有地に埋める。
辛島ふみが山岳写真家という設定が引っかかる。さまざまな地域と場所を訪れたふみは不法投棄の場所を選定するには適任だろう。
③密輸・密造(武器・薬物関連)
金属加工技術を持つ工場は、改造銃部品の製造、薬物精製器具の製造、密輸品の溶解隠蔽などが可能。
辛島工場は裏社会とつながり金塊などの溶解・鋳造をしていたのではないだろうか。これなら第3話で発見された金塊の話と繋がってくるし、1番ありそう。
整理すると以下のようになる。
- 朔太郎:運搬係(殺された)。妻・由香も巻き込まれた
- 津田:取材中に真相に近づいた(口封じで殺害未遂→失踪)
- 辛島ふみ:襲われて怪我、もしくは偽装→「山岳事故」として処理+保険金
- 茂木カル:辛島家の家政婦として帳簿・現金を見ていた
- 茂木幸輝(もっちゃん):母の関与を知り、母を守るため/自分の罪を隠すため動いた
案外、辛島は鉄屑の売買を現金だけでして脱税していた、加工費などの経費の水増しでマージンを得ていた…など、そこまで大きな犯罪ではない可能性もある。
朔太郎が海外輸出用に港まで運んでいたというのも気になる。書類上は金属を輸出することになっていたが、実際にはコンテナに他のものを積んで金属は国内で売り捌き、消費税を還付させる消費税還付詐欺もあり得る。
稔が犯人を知り、津田を殺したパターン
演出的に、稔は津田から動機を聞き出して殺すつもりだった→すでに死んでいたように見えた。
しかし実際は、稔はすでに津田から真実を聞き出していたのでは?
稔は真犯人が身内だと知り、真のためにそれを隠そうとしている可能性もある。
稔はもっちゃんが犯人で仕方ない事情があったと知り、真が人格崩壊するのを防ぐために秘密を墓場まで持っていこうとしているとか?
犯人は宮藤詩織の母親
脚本的には30年前から田鎖兄弟を知っている身内、もっちゃんや辛島夫妻が犯人であれば物語に納得感が出るが(既視感もあるが)、実は真犯人は近いけどぜんぜん別のところにいる可能性もある。
宮藤詩織は母からの電話を拒否し続けている。詩織と晴子の会話によると、詩織の親はネグレクト気味だったようだ。
また詩織が真を異性として気になっているような演出だが実際は、詩織が真の親を殺した犯人が母親だと勘づいていて、罪滅ぼしの気持ちがあるのかもしれない。
犯人の手がかりはすぐそばにある、真のそばに、思いがけない形で。
ちょっととんでも妄想考察になってしまったが、今後出てくる事実次第ではあり得なくもないと思った。
現在の事件と過去の事件とのリンク
3話で新たに起こった放火殺人は、もっちゃんと辛島夫妻が1995年4月26日に経験した火災とリンクしている。このことから現在の事件が過去の事件の糸口になる構図が予想できる。
1話、2話の身分詐称、3話の闇バイト、強奪事件、これらのワードが1995年の両親殺害事件の手掛かりになるかもしれない。
特に3話の金塊は、辛島工業が違法に強奪された金塊を鋳造し直して密輸していた…などの展開に繋がってきそう。
あとはSNSなどで両親殺害の真犯人に海外渡航歴があって時効が成立しない展開…を予想している方が多かったが、それだと「時効が成立した事件とどう向き合うか」というテーマがブレてしまうので、そうなるかは微妙なところだと思った。
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