『全領域異常解決室』8話のあらすじをネタバレありで解説。
今回は興玉の真の姿が明らかになり、寿正と佃未世の計画が判明し、さらには宇喜之の秘密がわかる盛りだくさんなエピソードだった。
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『全領域異常解決室』8話:興玉の真の姿とヒルコ=寿正の目的
ネタバレ1:ツクヨミノミコトと寿正の取引
月読命(ツクヨミノミコト)=佃未世(つくだ みよ/石田ひかり)は、自分の店で寿正(ことぶきただし/野間口徹)と取引の話をしていた。
佃は嘘の書き込みで娘の恵真(えま)を自殺に追い込んだ人物を特定するのと引き換えに、寿正から渡された人魚のミイラを蘇らせたのだ。そして嘘の書き込みをした人物4人を月の力で餓死させた(時間を進めた)。
寿正は不老不死の薬を作った。
さらに寿正は「最初の書き込みをした人物を特定してやるから天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)が誰か探れ!」と言う。
ネタバレ2:天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)とは?
警察の荒波たちは死亡した4人に佃未世が接触していたことを確かめる。さらに証拠品保管室から人魚のミイラが盗まれており、雨野小夢が入室した記録があると知った。
いっぽう寿正は計画を早めることにした。「全決へ出頭させる計画を実行しろ」と佃未世にメールする。
佃未世が全決に出頭して、娘の復讐のためにヒルコに協力し、4人を殺害したと告白。全局長会議で“黄泉送り”が決まる。
罪を犯した神を黄泉の国へ送る儀式で、天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)がそれを実行するという。
黄泉の扉を管理する天石戸別神の正体は誰も知らず、仮に天石戸別神が消されてしまうと全ての神々が黄泉の国に送られてしまうと言われている。
興玉や小夢以下全決のメンバーも天石戸別神の正体を知ってはならないため全決の施設から出ていく。
ネタバレ3:興玉の正体が判明!
独房にいる佃の前に現れたのは興玉だった。天石戸別神の正体は興玉だったのだ。
しかしそこへ、内閣情報調査室やテミスHDの寿正から情報提供を受けた荒波と二ノ宮がやってきて佃を連行。佃は二ノ宮を倒して逃げた。
佃は最初に娘に関する嘘の情報を流した高橋のところへ行き彼を殺そうとするが逆にナイフで刺される。高橋はヒルコから情報提供を受け、佃を殺せと言われていたのだ。
そこへ興玉や小夢たち全決のメンバーが駆けつける。佃は自分で自分に事戸渡し(神の記憶消去)をして死亡。肉体が消滅した。
その後、寿正は宇喜之に「天石戸別神=興玉を消せ」と依頼。裏切り者は宇喜之だった。
考察1:興玉の秘密に驚き!宇喜之の裏切り
興玉神は猿田彦神の化身…なんか主人公なのに目立たない神だなあと思っていたら、正体は天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)だと判明。神が神を偽装する神展開!に驚いた。
そして宇喜之がヒルコ=寿正と繋がっていることが判明。おそらく宇喜之も人間に絶望し、ヒルコに手を貸しているのだろう。
警察の証拠品保管室から人魚のミイラが盗まれ、保管室の入室記録に小夢の名前があった。これは宇喜之が小夢のIDを使って侵入して盗んだということだろう。
第9話では宇喜之が興玉を襲い、興玉が重傷をおってスサノオ神が助けに来るらしい。どんどん新しい神が出てくる。
考察2:ヒルコは寿正?不老不死カプセルの目的と神の総入れ替え
表向きのヒルコとして計画を立て、犯行声明を出していたのはテミスホールディングスの寿正だと判明。
寿正は人魚から不老不死のカプセルを作った。
- 天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)を殺すことで、八百万の神神をみんな黄泉送りにする
- 不老不死のカプセルを飲んだ寿正や他の人間が新たな神になりかわる
この流れで神の総入れ替え=修理固成を達成しようとしているのだろう。
考察3:本物のヒルコが隠れている
おそらく寿正の裏に黒幕として本物のヒルコが隠れているのだと思う。
もしくは寿正は不老不死の薬を作ったが、これは自分が使うのではなく仲間を不老不死にするもので、寿正自身は人間と見せかけて本物の神!というパターンもありそう。
ヒルコの正体は宇喜之ではないだろう。個人的には荒波も怪しい気がするけど…。
ちなみに古事記では、料理研究家・大月比呂佳の正体である大宜津比売神を殺したのはスサノオ。9話でスサノオが出てくるとしたら、荒波との関係が気になる。
スサノオは興玉の命を救ってくれる全決の味方のようだが、佃未世のように裏切りる可能性もある。
荒波=スサノオなのか、荒波=ヒルコなのか…。
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