TBSの日曜劇場『御上先生』(みかみせんせい)第6話が放送された。
御上の兄・宏太の死の真相について衝撃の事実が明らかに。
6話のラストで椎葉が巻き込まれた事件についても徹底解説&考察!
『御上先生』第6話あらすじネタバレ結末



『御上先生』第6話の考察:椎葉の事件、冴島の不倫問題
椎葉は何の事件に巻き込まれた?
御上は夜に椎葉の件で連絡を受け、「すぐに行きますので警察には連絡しないでください」と言った。
椎葉がいる場所は病院に見える(確定ではないが)。
椎葉は幼い頃に両親を亡くし、父方の祖父母に育てられていたが、祖父は認知症、祖母は倒れて店は休業状態。生活費のためにバイトをしながら祖父の介護をしていた。
椎葉は保健室から生理用品を持ち帰っていたようで、一色と是枝が話していたように生理の貧困(お金がなくて生理用品が買えない)の問題もある。
椎葉は生活苦によって生理用品の万引き・日用品の窃盗をしたのかもしれない。
もしかすると生活費を稼ぐために援助交際をしていたのか。。その過程で何らかの被害に遭いそうになり、怪我をして病院へ行った→医師が事件性を感じて学校に連絡したということだろうか。
第6話のラストの御上への電話の前のシーンで、椎葉は外に出ようとする認知症の祖父を店の中に連れ戻していた。
椎葉は祖父さえいなければ…と考えて何かをしてしまい怪我をさせた、体調不良にしてしまった。祖父を診察した医師が、事件性があると考えて学校の御上に連絡した。この可能性もゼロではない。
第7話で椎葉は古代理事長の判断によって退学になってしまうようなので、学校の評判をいちじるしく下げること、援助交際か窃盗か、何か許されない行動をしてしまったのは確かだろう。
兄・宏太の死の真相
22年前。御上の兄・宏太は発達障害の特性がある生徒を中等部から高等部へ進学させなかった学校に抗議。しかし学校は沈黙し、生徒たちもついてきてくれない。
そんな中、同じ放送部の一色真由美は宏太を支えようとするが、宏太は頭がおかしくなりかけていた。
宏太は自分に残された道は死で抗議をまっとうすることだけだと考え、放送室で感電死した。
宏太は母親からそんな子たち(発達障害の生徒)のために自分の人生を捨てないでと言われ、大きなショックを受けていた。
さらに御上は「友達からお前の兄さんこの頃おかしいぞって言われた」と兄に言ってしまったことが自殺の原因になっていると考えている。
兄の死から御上の家庭は壊れた。宏太を溺愛していた御上の母・苑子(そのこ)は精神に異常をきたして22年前から御上のことを宏太だと思い込むようになり、現在はケアホームでずっと千羽鶴を折り続けている。
恐竜の人形の意味
現在の御上の部屋にある恐竜・ステゴサウルスの人形は兄・宏太との思い出の品。過去に宏太が「恐竜は体が大きい割りに脳が小さいから尻尾を踏まれてから痛がるまで10分かかる。それって今の日本みたいじゃない?」と発言していた。
御上は生徒たちに兄のことを話すときに、「根が鈍感なのかもしれない」と話していた。
尻尾を踏まれてから痛がるまで10分かかる恐竜、兄の死から行動するまで22年かかった御上。
関係性の対比がある。御上=怒れる恐竜ということだろう。
一色と御上の関係、隣徳の闇とは?
御上に隣徳にきてほしいと頼んだのは、養護教諭になっていた一色真由美だった。隣徳の闇を暴いてほしいという。
塚田と中岡が溝端先生に東元官房長官の孫の件をお願いしていたことを考えると、隣徳の闇とは裏口入学だろうか。
一色先生は「生徒が苦しんでいるのを知った」とも言っていた。
裏口入学した生徒が良心で葛藤しているということか。
もしくは過去に宏太が抗議した「発達障害の特性がある生徒を中等部から高等部へ進学させない…」に通底するような人権問題が隠れているのかもしれない。
かなり攻めたパターンとして、逆に政治家の子息で発達障害の特性を持つ生徒を積極的に受け入れたりしていたとか。当の生徒は隣徳についていけなくて苦しんでいるのに、無理矢理かよわされているなど。。
冴島が隠している真実
神崎との会話から、冴島が不倫問題と隣徳について何かを隠していることは確実だろう。
真実を話したら元教師でさえなくなると冴島は言った。おそらく、真実によって不利益をこうむるのは、冴島が担当していた生徒なのだろう。
男性教師とラブホテルに行ったのは、冴島の生徒が何か犯罪に巻き込まれていたからではないか(被害者か加害者として)。冴島が不倫疑惑を晴らそうとして真実を話すと、その生徒の人生が壊れてしまうのかもしれない。
その生徒というのが、金髪の謎の青年(なにわ男子・高橋恭平)の可能性もある。
槙野はバーに何しに来た?
槙野は中岡が紹介したバーにやってきた。そしてわざとらしく「今日は中岡さんは?」と店員に尋ねる。
店員には中岡目当てで来たと見せかけて、何か他の目的がありそうな感じ。
いつも中岡が座る席に盗聴器でも仕掛けたのだろうか(犯罪だけど…)。
6話で一瞬挿し込まれたシーンで槙野は高見唯人の墓を掃除していた。墓に二十六才と書かれていたことから、年齢的にも官僚仲間だろう。
槙野が身を投げた高見の無念を晴らそうとして動いているのは確実だ。
高見の死に塚田、中岡、隣徳学院の不正が関わっていると考えられる。
高見は官僚として不正に手を貸してしまった→暴露しようとして事故に→入院中の病院で身を投げた…などの経緯があるのではないか。
溝端、塚田、中岡にシャッターを切ったのは誰?
溝端先生が塚田と中岡と会い、東元官房長官の孫の件を頼まれたあとで料亭から出るときに、何者かにシャッターを切られていた。
シャッターを切ったのは槙野、もしくは槙野の指示で動いている人物だろうか。もしかすると槙野はバーにその写真を受け取りに来たのかもしれない。
あとはシャッターを切ったのが神崎の父だった(ちゃんと仕事している)というパターンも想像してしまう。

『御上先生』キャスト
御上孝(みかみ たかし)|cast 松坂桃李
隣徳学院の教員↓
是枝文香(これえだ ふみか 国語教師)|cast 吉岡里帆
溝端完(みぞはた たもつ 学年主任)|cast 迫田孝也
一色真由美(いっしき まゆみ 養護教諭)|cast 臼田あさ美
文部科学省の官僚↓
槙野恭介(まきの きょうすけ/御上の同期)|cast 岡田将生
津吹隼人(つぶき はやと)|cast 櫻井海音
塚田幸村(つかだ ゆきむら)|cast 及川光博
隣徳学院 3年2組の生徒↓
神崎拓斗(かんざき たくと)|cast 奥平大兼
富永蒼(とみなが あおい)|cast 蒔田彩珠
次元賢太(つぎもと けんた)|cast 窪塚愛流
椎葉春乃(しいば はるの)|cast 吉柳咲良
宮澤涼(みやざわ りょう)|cast 豊田裕大
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