いづみの正体を考察『海に眠るダイヤモンド』朝子,百合子,リナの過去,全話の伏線からネタバレありで徹底解説

いづみ(演-宮本信子)
いづみ(演-宮本信子

日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』いづみ(演-宮本信子)の正体について、全話の伏線を毎週更新して考察していきます。2024年11月24日放送の第5話の情報を更新!エピソード5でリナ、百合子、朝子のうち誰がいづみなのか明らかになった。

考察1:いづみの正体=リナ説,利き手や百人一首

左手を使うリナ

1話でリナは「人生変えたくないか?ここから変えたくないか?」と鉄平から言われ、端島にとどまる決意をした。そして、いづみも玲央に同じ言葉を伝えている。いづみ=リナを連想させるシーンだ。

ただ、1話でリナはちゃんぽんを食べるときに箸を左で持つ左利き、いづみは右手で箸を持っていた

よってリナ=いづみが成立するためには、リナが左手を怪我してうまく使えないなどの設定が今後必要になる野木亜紀子さんならそれくらい細かい話は作るだろう)。

ちなみにリナは第2話で台風の荒波を受けそうになり、進平に助けられた。進平は妻をなくしているので、今後2人の恋愛模様も気になるところ。

第3話でリナは進平から百人一首の「もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし」を教えられる。いづみもこの和歌を玲央に聞かせた。このリンクも気になる。

このままシンプルに進平とリナが結ばれたなら、赤ちゃんが2人の子供である可能性も出てくるだろう。

またリナは端島にきた当初、顔にアザがあった。リナは進駐軍(米軍)のクラブで歌っていたらしいが、恋人に殴られでもしたのだろうか。キャバ嬢のような仕事をしていたとしたら2018年でホストをしている玲央と境遇が似ている。

第4話では1958年のリナが拳銃と大金と血まみれの服を持っていると判明。

考察2:いづみの正体=百合子説,ペンダントと原爆

聖母のペンダントをつける百合子

1955年と2018年の映像のシンクロが一番多いのが百合子だ。

第1話では、いづみの回想シーンに聖母マリアのペンダントが映り、1話のラストでそのペンダントを百合子がつけていることが発覚。

2話では、いづみが玲央に端島の水はまずかったが我慢して飲んでいたと話すシーンの直後に百合子が水を飲むシーンが重なる。

性格も言いたいことをズバッと言い、ダンスサークルを作るなど行動力がある百合子が1番いづみに近い気もする(若いときと歳を重ねたときで違いは出てくるだろうが)。

ただ、第2話で百合子はそのペンダントを窓から投げ捨てた。誰が拾ったかは不明なため、いづみ=百合子はまだ決定的ではない。

第4話ではペンダントを賢将が拾い、百合子に返した。百合子は母と姉と共に浦上天主堂で長崎原爆に遭い、姉を失う。母も大怪我を負い、4話で白血病で亡くなる。百合子も被爆しているため、白血病などにかかる可能性が浮上した。

考察3:いづみの正体=朝子説,桜の木の思い出

朝子

朝子は鉄平と中の島へ小舟で行き、本土から植えられた桜を見る。2018年ではいづみの家の屋上に桜の木があり、玲央と2人で眺めている。朝子は鉄平から手渡された桜の花(と枝)を食堂に飾っていた。いづみの家の屋上に桜の木は、中の島の桜から挿し木されたものだろう。

また朝子は花が好きなので、いづみが玲央に聞かせた「もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし」(意味:花より他には私の気持ちを分かってくれる人もいない)の心情に1番ちかい人物でもある。第4話で鉄平がこの句を朝子に言い、朝子が対句を返した。

第3話の映画オーディションで朝子は「あら私の初恋の人にそっくりだ。懐かしくて思い出しちゃった」というセリフで絶賛されるが、このセリフはいづみが第1話で玲央に出会った時の感情とリンクしている

いづみの親族が経営するIKEGAYA株式会社が何の会社か明らかになっていない。しかし銀座食堂の家族運営で商売に関する素養は備わっている朝子なら端島を出ても成功できる気がする。

また鉄平に対して1番強い恋心を抱いていそうなので、彼とそっくりのホストの玲央を見てつい「私と結婚しない?」と衝動的に口にしてしまうのもうなづける。

5話でいづみ=朝子と判明した。いづみは名字で漢字で書くと出水だった。

5話の解説↓↓

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考察4:いづみの正体=3人以外

リナ、百合子、朝子の誰かがいづみの場合、1955年時点で大学卒業の年齢なので22歳〜23歳。すると63年後の2018年には85〜86歳くらいのはず。いづみを演じる宮本信子さんは79歳で尚且つ若々しいこともあり、いづみってそんなに高齢?と疑問を感じ得ない。

しかし、3人以外に適齢の女性が出ていないので、3人以外だとすると今後登場する人物になる。登場人物の誰かに隠し子がいて…などのトリッキーな展開があるかもしれない。

考察5:いづみと家族や会社の関係から推測

いづみはキクラゲが好き。しかし息子の和馬たちはキクラゲが嫌い。味覚は多少は遺伝するはず。もしかすると、いづみと実の親子ではないのかもしれない(味覚が夫に似た可能性を外せば)。

かなり飛躍した考察になるが、いづみ=リナで、1965年に島から連れ出した赤ちゃんはリナと鉄平の実子だったが、チェンジリング(赤子のすり替え)などが起こった→いづみは玲央を見てチェンジリングに気づいた…などの複雑なパターンがあるかもしれない。

『海に眠るダイヤモンド』各話の考察↓

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1話〜4話のあらすじ解説

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