『全領域異常解決室』の最終回第10話が放送終了。FODでも配信された。
ヒルコの正体が最終回でついに判明、興玉の正体について驚愕の新事実がわかった。全10話のストーリーあらすじネタバレ解説も。
全決メンバーは何の神?特殊能力は?裏切り者がいる?
興玉雅(藤原竜也)
全決の室長代理。正体は興玉神(コシタマノカミ)。サルタヒコノカミが降り立った岩が神格化した存在。善悪を見分ける能力を持つ。サルタヒコノカミである芹田とは腐れ縁。
しかし第8話で実は興玉神は偽装で、正体は天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)だと判明。黄泉戸(黄泉の扉)を守る神で、天石戸別神が消えると全部の神が黄泉の国に送られてしまうようだ。
雨野小夢(広瀬アリス)
小夢の正体は天之鈿女命(アメノウズメノミコト)。
天照大神が岩戸に隠れたときに踊って大神を誘い出した神。芸能の神様。芹田(サルタヒコ)は夫だが、今世ではまだ結婚はしていない。
第6話で小夢こそが全決の室長だったことが判明する。4カ月前にヒルコに狙われ、事戸渡しで記憶を消されていたのだ。
小夢の能力は「縁結び」で鈴で他の神を呼び出すもの。警視庁音楽隊の仕事をしていたのもアメノウズメノミコトが踊りの神様だから。
宇喜之民生(小日向文世)
全決の局長・宇喜之の正体は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)。お稲荷さんと親しまれる神様。豊穣や商売繁盛の神で、具体的な能力は今のところ不明。食の豊かさを象徴すると言う意味で料理上手。
第8話でヒルコの正体、もしくは実行のトップである寿正から「興玉=天石戸別神」を殺せと依頼を受ける裏切り者だと判明…。第9話では神器・天之加久矢(あめのかくや/小夢を刺したものと一緒)で興玉を殺そうとするが、ヒルコに呪符を貼られて意識を乗っ取られて操られているだけだったと判明。
豊玉姫花(福本莉子)
豊玉姫花は事件現場に現れる謎の女性。
豊玉=ヒルコかと思いきや、全決のメンバーであることが判明。
豊玉姫花の正体は豊玉毘売命(トヨタマビメノミコト)で、空気中の水分や体内の水分を操ることができる全決の戦闘要員。
芹田正彦(迫田孝也)
全決の非正規雇用でデリバリー担当。
芹田の正体は猿田毘古神(サルタビコノカミ)。太古の昔に天照の孫たちが地上にくるときに案内した。特殊能力は道案内で、何も情報がなくてもその人物を思い浮かべればどこにいるかわかる。
ヒルコの正体は人間!2人いる?目的は神の総入れ替え
ヒルコは人間?!
ヒルコの目的(思想も含め)は主に3つ↓
- 邪魔な能力者狩り=神を消していく
- 不老不死
- 人間社会の混乱=人間や神を憎んでいる
- 人間と神の選別と総入れ替え
不老不死を望んでいることからヒルコの正体は神でなく人間なのだろう。
表向きのヒルコがAIを駆使して情報を集めているテミスホールディングスの寿正(ことぶきただし/野間口徹)だとわかった。
ヒルコは興玉=天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)を消して、神を全員黄泉送りにして、修理固成=神の総入れ替えを計画していると言う。
人魚の不老不死薬を完成させたので、寿正自身は神でなく人間で、神なき後の世界で不老不死になって新たな神になろうとしているとわかる。しかし寿はヒルコではなかった。
ヒルコは2人いる、本物は二宮刑事?
寿正はヒルコの目的について修理固成(世の中を作り変える)=神の総入れ替えと言っていた。
どんでん返しとして神のヒルコが本当の黒幕という展開もあるだろう。ヒルコは人間の寿正だった→裏に本物の神・ヒルコもいた…みたいなヒルコが人間と神で2人いる展開がありそう。…と思っていたら、9話で寿正の裏に呪符で人を操る本物のヒルコがいることが判明。
9話の最後には警察の二宮のの子(成海璃子)がヒルコであるような言動がなされた。二宮=ヒルコなのか。
最終回で二宮はヒルコ信者の1人だと判明。正義のために修理固成を成し遂げたかったようだ。
しかし二宮も最終10話で、呪符でヒルコに操られていることが判明。ヒルコではないことがわかった。
ただ、ワラの小船を作って逃亡した二宮は、本物の神ヒルコである可能性は捨てきれない。
ヒルコの正体が最終回でついに判明
最終回10話でヒルコの正体は直毘吉道(柿澤勇人)だと判明する。
直毘は人間だが、その正体は飛鳥時代に修行で神通力を獲得して人魚の肉を食べて不老不死になった呪術師・役小角(エンノオヅヌ)だった。
不老不死の効力が切れそうになって寿命を感じ、堕落しきった人間の世界を見て神の総入れ替えを思いついたという動機だ。
人魚の肉から不老不死の薬を作った理由は、寿正ら信者を毒殺するため(10話で不老不死のカプセルで信者たちを殺した)だろう。
もしくは自分も不老不死の薬を新しく作って寿命を伸ばしたかったのかもしれない。
→最終回10話の考察:残された謎、二宮の正体、小夢の復活についての徹底解説はこちら←
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