ドラマ『クジャクのダンス誰が見た?』第7話「決着!父が託した愛の始まりー私が掴んだ希望」を鑑賞。
今回でついに心麦の正体が判明。ショックを受けた広瀬すずが泣きじゃくる。心をかき乱されると共に、新たな事実や謎が多く提示される考察ポイント満載の回でもあった。
- 鳴川弁護士の怪しい行動
- 津寺井と鳴川の会話の内容
- ラストで真犯人が映った?林川歌を2階に運んだのは犯人?
- カラビナ男がカラビナをつけている理由
- 神井が調べるWR天然水と赤沢京子
- 心麦の夢の内容や電話の相手
などなどについて徹底考察をまとめました。
完結した原作マンガの最終話の内容と真犯人・黒幕の正体解説はコチラ↓

『クジャクのダンス誰が見た?』7話の考察まとめ



鳴川の怪しい言動、東賀山事件の検事?
第7話も鳴川の言動が怪しかった。まず、鳴川が大声をあげて神井を叱責した際に、神井から「ヤメ検(元検事の弁護士)でしょ?」と指摘されてうろたえていた。
鳴川は東賀山事件の担当検事で、当時も強引な手法で遠藤力郎を起訴に持っていったのだろう。取材力のある神井に知られたらまずい…という感じの表情だった。
また鳴川は、明日赤沢に話を聞きに行くと言った松風に「敵対してるから会わない方がいい。赤沢の情報を調べておく」的なことを話し、鳴川と赤沢が直接会うのを防いだようだった。
おそらく松風の父・久世正勝は鳴川のことを知っている→松風が久世の後輩・赤沢と会うことで自分(鳴川)の過去の情報が共有されることを避けたかったのではないだろうか。
依然として鳴川の動向が怪しい。鳴川弁護士=カラビナ男(リュックの男)の線が濃厚だ。
津寺井とカラビナ男の会話の内容
津寺井はカラビナ男に電話をし、「話が違う!」と叫んでいた。染田と同じパターンだ。
会話の内容から察するに津寺井はカラビナ男から「林川歌を引き取ったことにしてくれ。なあに。誰も歌について調べるものはいない」的なことを言われて金を受け取ったのだろう。染田と同じように。財産目録があったので、カラビナ男が何らかの財産が津寺井に渡るようにすると言ったのかもしれないし、林川家の財産を不当に受け取ったことで脅迫を受けているのかもしれない。
心麦が林川歌のことを調べにきたものだから、津寺井が自分も捜査されると慌ててカラビナ男に電話したのだと考える。
阿南検事が見ている検察の同期の写真にいるのは鳴川?
阿南検事はカラビナ男と電話をするときに検察の同期で撮影した写真を見ている。この写真の右端側が写らないが、ここに当時の上司だった鳴川が写っているのではないか?
前回の阿南検事の回想で実父の息子も司法試験を受けていることがわかる(阿南は愛人の子で父は別の場所で正妻と子供と暮らしている)。
そして鳴川の息子も弁護士なので、阿南の実父=鳴川と推測できる。
ラストで真犯人が映った?林川歌を2階へ運んだ
1話や2話の映像では東賀山事件で生き残った林川歌は、一家6人の死体が吊るされておりステンドグラスがある1階にいた。しかし第7話では、赤沢と春生ら警察が現場に初めて踏み込んだときに歌は2階で発見された。
誰かが赤ちゃんの林川歌を移動させたのだろう。そのような映像が7話の最後にある(心麦の夢のシーン)。
手と足だけで顔などははっきりと映っていないが、この人物が真犯人か共犯者で歌を2階へ移動させた可能性がある。
この人物は第6話のラストでも映っており、白い手袋をはめて歌を抱き上げたので春生かと思っていたが、実際は事件の真犯人か、もしくは捜査を撹乱させようとした共犯者なのだろう。
第7話のモールス信号は「涙が見上げた螺旋の光」。赤ちゃんの歌がこの犯人に抱えられて2階に上がる際に、螺旋階段でステンドグラスの光を見たという意味だろう。
カラビナ男=鳴川だとすると、彼は検察で刑事事件についてさまざまな知識があっただろうから、わざわざ歌を2階に連れて行ったのは捜査を撹乱させる意図があったのは明らか。
歌が1階で発見された場合、なぜ殺されなかったのか?歌自身が犯人の子供ではないか?関連性を疑われる。それを避けるために最初から2階にいたと見せかけたと考えると納得感がある。
やはり歌=真犯人の子供で、事件の中心でクジャクのダンス(真相)を見ていたのは心麦ではないだろうか。
カラビナ男の動機は?リュックにつけてる理由
カラビナ男=鳴川だとすると動機が気になる。1階にいた歌を2階に上げるなど事件の隠蔽に直接関わっているとすれば、単に検察として冤罪を生んだ過去を暴かれたくないからとの理由だけでないことは明らか。
カラビナ男が真犯人か共犯者で、かつそれなりの動機があったことになる。
林川家に借金をしていた。林川安成の妻・里子と不倫関係にあった。などの秘密を抱えているのではないか。
実際に殺害はしていないが、自分の秘密が世間に暴露されるのを防ぐために共犯者として事件の隠蔽に関わった線もありうる。
またカラビナ男が真犯人か実行犯だった場合、リュックについているブルーのカラビナは、林川一家6人の首を吊るすときに使用したのと同じ種類のカラビナの可能性があると考える。
カラビナは登山やクライミングでロープを固定する道具だ。
カラビナ男は当時7つのカラビナを持っていたが、事件当時に使用したのは6人分。
6人の死体を吊るしたのと同じカラビナを現在リュックにつけているとすれば…7つ目のカラビナは歌=心麦を消すために持っているのではないか?
心麦=林川歌と確定、天然水と京子
第7話にしてようやく心麦=林川歌だと確定。
春生と赤沢が津寺井から林川歌を守り、春生と静香が心麦として育てたことが明らかになった。
心麦は阿波山の家から帰ってありさの家で寝ている際に、生後半年の自分視点で春生や静香と初めて会う夢を見る。そこに赤沢と妻・京子もいた。
夢のシーンに最初に登場したのが赤沢京子なのが気になった。京子の「ママですよ〜」というセリフは、自分が歌=心麦の本当の母親という意味なのか?
7話のラストでは神井がWR(ウッドリバー社)の天然水の情報を見つけてにやけていた。やはり赤沢京子がウッドリバー社と関係があり、春生殺しや東賀山事件とも関わっているのだろう。
とすると、寝ている心麦に電話をかけてきたのは赤沢京子か?
個人的には、赤沢京子の正体を知った神井が心麦に電話をかけたのだと思った。
赤沢が阿波山を火事で殺害?猫のお守りの伏線
赤沢刑事が阿波山に呼び出されて自宅に行った後、阿波山の自宅が燃えていた。やったのは赤沢だろうか。それともミスリードで違う人物なのか?
仮に赤沢が阿波山を殺害したとすれば、彼自身が東賀山事件に関わっているか、もしくは京子が関わっていて、証拠隠滅の意味で火をつけたのだろう(心麦=歌だと世間に知られないため。証拠のビデオを燃やすため)。
赤沢が火をつけたようにカットで見せかけただけのミスリードの演出の可能性もある。
カラビナ男か彼に指示された誰かが実行した線も考えてみた。
京子は赤沢から「今日は遅くなる」ラインをもらって表情を曇らせていた。息子・守の誕生日を一緒に祝えないという理由だけではないのかもしれない。
京子は赤沢が阿波山の家に行くと勘づいていたのではないか。
京子が心麦に渡した猫のお守りに盗聴器が仕込まれていたとすれば、それによって京子は心麦が阿波山のところで出生の秘密を知ったと気づき、夫の帰りが遅くなる件も阿波山のところへ行くからだろう…と予想したのかもしれない。
猫のお守りは赤沢刑事が心麦に渡してと頼んだと見せかけて京子の独断。もしくは共犯者であるカラビナ男=鳴川と京子が一緒に考えて心麦に渡した可能性もあると考える。
京子が「(お守りを)渡しました」とLINEをした相手は夫・赤沢正でなく、カラビナ男なのかもしれない。
阿波山の自宅を燃やしたのはカラビナ男=鳴川なのか…。


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