『LOST10』1話考察:睡眠薬を飲ませた犯人?黒幕の目的,フラッシュバックはタウシュベツ川橋梁(ロストテン)ネタバレ解説

『LOST10』(ロストテン)

『LOST10』(ロストテン)1話考察まとめ

沢から見つかった亜矢の持ち物には山岳保険の案内用紙がありました。亜矢が首謀者?ただ、受取人を亜矢にするためには、二階堂らそれぞれの同意が必要なので、亜矢が勝手に申し込んで受取人を自分にすることはできません。やはり何らかの話し合いがあったのか。

ガイドの田畠の娘・乃々は難病で治療を受けています。田畠が金が必要で、亜矢を脅迫して山岳保険の掛け捨て500×4=2000万を受け取らせ、その後、亜矢から金を受け取って娘の治療費にするつもりだったのかもしれません。

しかし、田畠が首謀者の場合、なぜ自らも意識不明に状態になる危険な行動に出たのかがわかりません。

真犯人は登山者の中にいなさそう。まだ出てないけど登里(松下洸平)とか怪しいですよね。

保険金殺人は偽装で、犯人の目的は金ではなく殺人だけだったなどの可能性もありますよね。亜矢は罪をなすり付けられただけ?

保険会社の人間が関わっている?

ちなみに第2話では、田畠が意識を取り戻して証言したものが亜矢の証言と食い違うらしいです。当事者同士の証言が食い違うコンセプトは、芥川龍之介の短編小説「藪の中」そしてそれを原作にした黒澤明の映画『羅生門』に近いですね。

確かめようのない真実をどうやって確かめるのか。そういうテーマがありそうです。

死亡した二階堂が軽装だったのも気になります。登山が好きなのではなく、脅迫されてイヤイヤ登らされたのでしょう。

亜矢の山岳保険受け取りが仕組まれた説を深掘りしていきます。

まず、警察が持っている6人の写真。6人は支樺岳(しからだけ)のふもとにあるらしい山小屋に集まって談笑していますが、このとき、山岳保険のパンフレットが映ってるんですよね。亜矢が門でんにタブレットを渡してます。この時、亜矢が中心となって保険金を契約していった。みんなにタブレットに情報を書かせ、最後に受取人を勝手に自分にした可能性もありますね。

そしてこれらの写真は山小屋の監視カメラのものなのか、山小屋のスタッフが撮影したものなのか、ガイドの田畠が撮影してそのデータがクラウド上に残っていたのか。そこも謎ですけど、亜矢が犯人だとしたら、わざわざこんなバレバレの写真が撮られるような状況にするはずがありません。

登山の時、亜矢が山岳保険の書類をクリアケースに入れて持っていたのも謎です。明らかに邪魔ですよね。リュックに入れていた方が良かったのでは。山岳保険の書類を見ながら、どういう場合に保険金が支払われないか確認していたのでしょうか。

ただ、保険金殺人をしたいなら、こんな疑われるやり方で実行するかはかなり疑問です。実際に保険金が支払われるためには、他の4人が受取人を亜矢にするという同意書が必要な可能性もあります。他の4人が死んでくれるとも限りません。金額も2000万と微妙です。

亜矢が、自分で金を受け取るためというより、亜矢が黒幕から山岳保険金殺人に見せかけるよう脅迫されていたと考える方がはるかに自然です。

ガイドの田畠の娘、ノノが難病なので、治療費が必要な田畠が亜矢とグルになっていたということでしょうか。それにしても、こんなすぐに疑われる成功率の低い方法を選ぶかは疑問です。

ただ、田畠が二階堂照之を助けに行ったなら、なぜ照之と離れた位置で発見されたかがわかりません。田畠も怪しいことは怪しいです。

先程の羅生門形式から→亜矢の回想はカラーとモノクロに分かれていましたが、カラーが真実でモノクロ部分が虚偽のシーンかも。

もしかするとモノクロ映画の羅生門を意識した演出なのかもしれませんね。亜矢が二階堂を、私連れ戻してきますと言い、田畠が私がいきますと言ったシーン以降が嘘、その後カラーになって亜矢が滑落したシーンからは真実に戻った、ということでしょう。

保険金詐欺が仕組まれたものなら、目的は金ではなく小駒、もしくは直を呼び寄せるためでしょうか。

小駒のフラッシュバックと過去の事件

小駒の過去のフラッシュバックにはタウシュベツ川橋梁(タウシュベツがわきょうりょう/北海道上士幌町の糠平湖にある、旧国鉄士幌線のコンクリートアーチ橋。現在は糠平湖の水位の影響で、1月頃に姿を現し、6月頃から沈み始め、8〜10月に湖底に水没する)らしきものが映っていました。

小駒は二階堂の遺体を触ったときにフラッシュバックを起こしていました。過去にタウシュベツ川橋梁のあたりで小駒の大切な人が亡くなっていそうです。

映像にあったシーンは、中学生の小駒が炎を消す、流氷のなかで転覆する船から落ちる積荷、小駒が友人の大志から「拾った。小駒も来い」の写メ。

あとは小駒が中学生の頃にフェンスをガシガシやっていたり、孤立していたりする描写もありましたね。登山では亜矢先生に助けられました。

これもあくまで推測ですが、小駒が友人の大志が、船の積荷を拾った。それが例えば密輸された銃器など危険なもので、その銃のせいで大志が死んでしまった。現場がタウシュベツ川橋梁。小駒はそれがトラウマになって孤立した。などが考えられます。

小駒が関係した密輸事件などと現在の事件がつながっている。つまり犯人は、山岳遭難があれば小駒が救助に向かうだろうと考えていた可能性があります。直でなく、小駒への復讐なのかもしれませんね。大志の親族とか。。。。

睡眠薬を飲ませた犯人

滑落して死亡した二階堂照之が服用していた睡眠薬についてですね。売店でわざわざ照之が勇水と書かれたペットボトルの水を買う描写があります。妻のハルネによると照之は薬が嫌いらしいので、犯人はこの水に睡眠薬のゾルピデムを混入して、照之に飲ませた可能性がありますね。

睡眠薬の効果が出るのは15〜30分。倒木で2つのグループに分かれ、亜矢、田畠、照之が一緒です。その数十分後に照之が崖から落ちて死亡したことになりますから、睡眠薬を飲ませた犯人は亜矢か田畠のどちらかになります。

二階堂照之が2ヶ月前に保険金を増額した理由も気になります。そもそも増額したのは照之本人か妻のハルネか。ハルネの会話の内容から、照之自身が契約者で、彼自身が契約内容を変更した可能性が高そうです。

照之が経営する飲食店は外国人違法就労させてそうで怪しいですよね。ハルネはレジから金を持ってどこかへいきましたが、ヤクザに借金でもしていて返済が迫っているのでしょうか。ハルネの家にはブランドものの箱が散乱していましたからね。

ハルネが小駒と淡島に、夫・照之は恨みを買っていなかったかと聞かれてハッとした表情になり、知っているわけない、他の人に聞いたら?と言ったシーンも違和感でした。恨みを買っているか知らない!とだけ言えばいいのに、他の人に聞いたら?と答えるのは変です。やはり照之は恨まれていたのでしょう。

借金だけで考えるなら、照之が返済のために事故に見せかけて自死した可能性もあります。ただ、売店での照之の態度や遭難した時の慌ててスマホを取り出した行動は、これから自死する人間には見えません。

山岳保険や、ハルネの保険は首謀者の目的ではない。本当の目的は直を呼び寄せるためというものです。直は一昔前の函館での偽装一家心中事件が旦那の愛人の殺人であったことを暴いた人物です。この件で、関係者に恨まれていても不思議ではありません。

亜矢が山岳保険の受け取りになったのも犯人に脅されてのこと。二階堂照之が保険金を増額したのも犯人に脅されていたから。現時点ではまだ情報が少ないのはありますが、全てが直を呼び出すため。直へ復讐だったと考えられなくもありません。2つの疑惑の保険が絡めば、敏腕な直が必ずやってくると犯人が睨んでいたわけです。

この記事を書いた人

映画やドラマの考察歴5年。Youtubeの考察チャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCx8uGTfQGjzjqiQ6KguAEvg。映画好き歴20年。映画鑑賞累計2000本前後。ドラマは数百本。Webライター歴8年。いくつかのメディアでの執筆歴あり。2026年は日曜劇場『リブート』や『身代金は誘拐です』の考察を的中させました。映画やドラマの本質を追求するような解説や考察が書けるように日々精進しています。パーソナルな感想に普遍的な何かが少しでも宿っていれば幸いです。

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