TBSの日曜劇場『御上先生』(みかみせんせい)第5話の放送が終了。
御上の兄の過去が少しずつ明らかに!そして謎の青年も登場!
5話のネタバレあらすじ解説、考察:兄・宏太についての新事実、弓弦の犯行動機、謎の青年の正体をまとめました。
『御上先生』第5話あらすじネタバレ結末
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ネタバレ1:御上の過去
御上の中学校時代。兄の宏太は何かの撤回を求める新聞を何枚も刷り、文書で全校生徒に署名を求めた。御上は「お前の兄さんこの頃 変だ…と言われた」と宏太に話す。宏太はこれをやらないと自分じゃなくなると盲信的だった。
文書の上には恐竜(ステゴサウルス)の人形が置いてある。
放送部の女子生徒が入ってきて、流す曲をイヤホンで宏太に聴かせた。
御上は、兄が電線とコードのようなものを用意しているのを見つけていた。
ネタバレ2:神崎と御上が弓弦と面会
夏休み中、神崎は東京拘置所に何度か行き真山弓弦に面会を求めるが拒否される。
神崎は拘置所の前で謎の青年(なにわ男子・高橋恭平)と会った。しかしその青年は拘置所には入らなかった。神崎は真山弓弦に面会を求める手紙を書いた。
夏休みが終わり、神崎に真山弓弦からの手紙が届く。御上と一緒なら会ってくれるとのことだった。
神崎は御上に頭を下げ、真山弓弦と面会する。そして、弓弦が殺した相手・渋谷友介の母からの伝言を伝える(神崎が事前に話を聞きに行っていた)。
渋谷友介の母の伝言:弓弦を憎んでいたが、父から暴力を受けていた弓弦の境遇を知り、自分と友介がもともといた環境と同じだと思った。友介の背中には父親から押し付けられたタバコの跡がある。あなたがなぜ殺人を犯したか考え続けねばと思った。
神崎は弓弦の殺人行為の目的について「父への復讐か」と尋ねた。そして「俺もあなたも同罪だ(誰かの家庭を壊した意味で)。考え続けなければならない」と続けた。
神崎は「冴島先生が不倫をしていないことを僕は信じてます」と言った。弓弦は部屋から出て行く。
面会が終わり、神崎はドアの外で崩れ落ちる。御上が支えた。
いっぽう槙野(岡田将生)は中岡と会い、学園祭の教科書検定の展示を見に行った際に御上の指示(展示すり替えのタイミングをズラす)があったであろう証拠のメモを見つけたと話す。
中岡はこのメモはいつか使えるかもしれないと考えた。
ネタバレ3:ビジネスコンクールで優勝
権威のあるビジネスコンクールが迫っていた。
冬木と宮澤は、金融商品にするか社会貢献の事業をテーマにするかで意見がわれた。富永(蒔田彩珠)や次元(窪塚愛流)も加わり、みんなでアイデアを出し合って金融商品と社会貢献をくっつけることにした。
最終選考まで残り、大きな会場で決勝のプレゼンが始まる。
高校生が未来に残したい会社に投資できる金融商品を提案して優勝。審査員として中岡も来ていた。槙野の姿もある。
御上は優勝したクラスメイトの姿を見て瞳を潤ませていた。
神崎は父から、御上の兄・宏太についての情報が雑誌社に出回っていて記事になりそうだと情報を聞かされ、それを御上に話す。
御上はもう過去のことだと言う。
神崎は、俺があんたならそんな簡単には終われないと返した。
第5話終わり
『御上先生』第5話の考察:兄・宏太は死んでない?
弓弦の犯行動機と謎の青年
前半の神崎と弓弦の面会パートについて。
加害者の弓弦と被害者の渋谷友介が父親からDVを受けている同じ境遇だったこと。さらに御上が言及した映画『ホテルムンバイ』(テロリストの少年が虐殺した死体の前で初めてピザを食べる)や、本当に悪い奴はいないというセリフが鍵になっており、弱者同士が傷つけ合う社会の構図を表していたものと考えられる。
ある弱者が抗議のために過激な行動を起こしたとする。その行動で犠牲になっているのも弱者で、それでは結局世界は変わらないということだ。(現実社会でもよくある構図)
神崎と弓弦は罪を犯したかもしれないが、二人で責めあっても社会は変わらないという非常にドラスティックなメッセージだった。
また金髪の謎の青年は拘置所にいたので、やはり真山弓弦の関係者だと思われる。
弓弦の弟、もしくは高校の頃の同級生だろうか。もしかして謎の青年が高校時代に弓弦をいじめ、不登校の原因を作った→それを今も気にしているとか。
千羽鶴、御上の兄・宏太はまだ生きてる?
御上の兄・宏太は何やらたくさんのコードを用意していた。おそらく「要求が通らないなら僕は感電死します」と言って結局要求が通らずに自死を選択してしまったのだろう。(中国に弾圧されたチベットの僧侶が焼身自殺して抗議する件に似ていて恐ろしい)
放送部にいた女子生徒は一色先生(臼田あさ美)に似てるんだけど…。宏太のことを好きっぽい態度だった。一色先生はもしかして御上と協力して何かを暴こうとしている?
また第5話で御上は千羽鶴がたくさんある部屋にいた。もしかして兄・宏太はまだ生きているとか!?
御上は神崎に兄・宏太の姿を重ねている。拘置所で神崎の体を支えたカットのすぐあとで千羽鶴の部屋が映った。御上は現在も兄を支えているという意味だろうか。
宏太は抗議のために自死を選択した→生き延びて治療中に賛同者からたくさんの千羽鶴をもらった→現在も普通の生活には戻れず寝たきり…ということだろうか。
もちろん宏太が死んでいて他の人物の可能性もある。真山弓弦と母・冴島の関係に類似しているとすれば、部屋の主は御上の母で、息子・宏太の死によって精神を病んでしまったとも考えられる。
部屋を見ると入って左側に洗面所があり、病室かケアホームのように見える。テーブルには作りかけの千羽鶴が…。周りにかかっている千羽鶴はもらったものではなく自分で作ったものだろうか?
千羽鶴は普通は誰かに送るために作るものなので不自然だ(いろんな人からもらって自分も作っているパターンならわかるが)。自分でたくさん作って誰にも送っていないとすれば精神を病んでいる。
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『御上先生』キャスト
御上孝(みかみ たかし)|cast 松坂桃李
隣徳学院の教員↓
是枝文香(これえだ ふみか 国語教師)|cast 吉岡里帆
溝端完(みぞはた たもつ 学年主任)|cast 迫田孝也
一色真由美(いっしき まゆみ 養護教諭)|cast 臼田あさ美
文部科学省の官僚↓
槙野恭介(まきの きょうすけ/御上の同期)|cast 岡田将生
津吹隼人(つぶき はやと)|cast 櫻井海音
塚田幸村(つかだ ゆきむら)|cast 及川光博
隣徳学院 3年2組の生徒↓
神崎拓斗(かんざき たくと)|cast 奥平大兼
富永蒼(とみなが あおい)|cast 蒔田彩珠
次元賢太(つぎもと けんた)|cast 窪塚愛流
椎葉春乃(しいば はるの)|cast 吉柳咲良
宮澤涼(みやざわ りょう)|cast 豊田裕大
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