『御上先生』考察ネタバレ/槙野の目的は官僚改革?第4話あらすじ解説

『御上先生』(みかみせんせい) 岡田将生

TBSの日曜劇場『御上先生』(みかみせんせい)第4話が放送された(×三上先生)。

緻密に展開される教育論。そして御上(松坂桃李)と槙野(岡田将生)の両者にバチバチに火花が飛び散る。

4話のネタバレあらすじ槙野の過去や新たな怪文書の考察&解説をまとめました。

『御上先生』第4話あらすじネタバレ結末

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ネタバレ1:神崎の葛藤

元教師の冴島(常盤貴子)の行方がわからなくなる。コンビニを辞めて引っ越したようだ。

神崎(奥平大兼)は真実が知りたくて冴島の行方を探す。是枝(吉岡里帆)に聞いたが、冴島はもう電話も解約しているらしい。

神崎は東京拘置所へ行き、国家試験会場で殺人を犯した真山弓弦(堀田真由)に面会を申し込むが拒否される。拘置所で冴島と会った。冴島も娘の弓弦と面会できていないようだ。

神崎は1年前に新聞で冴島の不倫を暴露し、人の心を殺したことが忘れられないと話した。冴島は「真実なんてない」と言い放つ。

いっぽう是枝はFAXの怪文書について、ヤマトタケル=官僚=御上先生では?と御上に問い詰めた。御上は違うと答える。

御上先生 第4話 吉岡里帆と松坂桃李

ネタバレ2:教科書検定の罪

東雲温(しののめ たずね/上坂樹里)は富永蒼(蒔田彩珠)と相談し、文化祭で教科書検定の闇を追及する展示を出したいと言った。3年生は原則だしものをしないので桜井たちから反発を受ける。

東雲は敵意をにじませながら御上に企画書を渡した。

御上(松坂桃李)は帰国子女の倉吉に「アメリカで原爆投下がどう教科書に載っているか話して」と言う。

倉吉は「アメリカでは日本本土への上陸で若者の犠牲を増やさないために原爆投下は仕方のないことだったと教えられる」と話す。日本とずいぶん違う。ざわつくクラスメイト。

御上は東雲に「自分の正義だけが通ると思ってたら対話はできない(正義や見方はいくつもある)」と言った。

東雲は反対派の桜井とディベートをし、桜井が教科書検定について深く調べていたことに感動して和解する。そしてみんなで協力して企画を練っていった。

次元賢太(窪塚愛流)は神崎に、御上の兄・宏太が自死した件についての2ちゃんねるの過去スレッドを見せた。宏太は模擬国連で表彰されるレベルの天才少年だったらしい。

ネタバレ3:御上と槙野の対立

槙野は中岡に会い、「塚田抜きで実行できる体制を作りたい。塚田がポジションを守れば僕が汚れ役を引き受けることになる」と持ちかけた。

教科書検定の闇を暴く内容だと学校から認可が降りないので、東雲とクラスメイトは嘘の企画書を作成して溝端(迫田孝也)を騙す。

隣徳祭当日、文部科学副大臣のタキザワが槙野と一緒に視察に来る。そして東雲たちの教科書検定に抗議する内容をプロジェクターで見せられて怒った。神崎がタキザワに新聞用の感想を求め、写真をとった。

学校には新たに怪文書が送られてくる。

我は平川門より入る人々に
草那藝之太刀(くさなぎのたち)を振り下ろす者なり
お前の不正はまもなく白日のもとにさらされる

倭建命(ヤマトタケル)

槙野は御上に電話し、副大臣が来るのに教科書検定に踏み込んだのはやりすぎだ。内閣人事局ができて以来、官僚人事は永田町に握られていると伝える。御上は生徒に手を出したら許さないと言った。

槙野の電話を横で聞いていた塚田は、人事の話までしていいとは言っていないと話す。槙野は御上の好きにはさせないと言った。

御上は自宅で兄・宏太の言葉を思い出していた。「それやらないと、自分じゃなくなっちゃうから」

エピソード4 終わり

『御上先生』第4話の考察:槙野の目的は官僚改革?

槙野は闇の仲人・中岡に会い「塚田がいなくても話せる体制を作りたい。後ろ盾が必要だ。塚田がポジションを守れば僕が汚れ役をやらざるを得ない…」と言った。

表向きには「塚田が失脚した際には僕(槙野)が中岡さんの依頼を一手に引き受けてバッチリやりますよ〜。塚田の汚れ仕事だけをやらされるのは嫌ですよ〜」という意味になる。

槙野の言葉に中岡が「嬉しいこと言ってくれるじゃないですか」と笑顔で反応していたので、中岡も塚田とは仕事がやりにくいと感じているのだろう。

槙野と中岡が今後塚田を失脚させようとするのはほぼ確定だ。

ここに槙野が墓参りをしていた高見という人物が関わってくるのではないか。

高見が誰なのか明かされていないが、お見舞いと自殺のシーンは槙野が社会人になってからの出来事のようなので官僚の仲間なのかもしれない。

官僚の“汚れ仕事”によって気を病んで入院するハメになり自殺した。槙野はそれを悔やんで官僚改革を成し遂げようとしている可能性が考えられる。

この高見という人物も御上の兄・宏太と同じように正義感が強く、官僚の汚れ仕事に葛藤を覚えて抗議しようとしたが上層部に潰されてしまったのかもしれない。

高見と宏太に直接的な繋がりがあるかはわからないが、正しいながら権力に潰されてしまった存在として通底するものがある…という展開になりそう。これが御上先生の大きなテーマなのだろう。

御上先生は教科書検定の展示で東雲に溝端の監視をすり抜ける方法を教えたように、正しいだけではなく、実際に闘って状況を変えられる力を教えているのだと感じた。本当にいい教師だ。

槙野と御上の表情を見ていると、今現在すでに協力関係にあるのか定かではないが、少なくとも今後お互いに利害関係の一致を見いだして塚田を失脚させる流れがありそうだ。

御上は教育現場を改革、槙野は官僚内部を改革するのではないだろうか。

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『御上先生』キャスト

御上孝(みかみ たかし)|cast 松坂桃李

隣徳学院の教員↓

是枝文香(これえだ ふみか 国語教師)|cast 吉岡里帆

溝端完(みぞはた たもつ 学年主任)|cast 迫田孝也

一色真由美(いっしき まゆみ 養護教諭)|cast 臼田あさ美

文部科学省の官僚↓

槙野恭介(まきの きょうすけ/御上の同期)|cast 岡田将生

津吹隼人(つぶき はやと)|cast 櫻井海音

塚田幸村(つかだ ゆきむら)|cast 及川光博

隣徳学院 3年2組の生徒↓

神崎拓斗(かんざき たくと)|cast 奥平大兼

富永蒼(とみなが あおい)|cast 蒔田彩珠

次元賢太(つぎもと けんた)|cast 窪塚愛流

椎葉春乃(しいば はるの)|cast 吉柳咲良

宮澤涼(みやざわ りょう)|cast 豊田裕大

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