爆死クソ実写映画『ボーダーランズ』感想ネタバレどれだけ酷い?あらすじ評価レビュー!

映画『ボーダーランズ』(Borderlands)

映画『ボーダーランズ』(Borderlands)を鑑賞。

ケイト・ブランシェット主演のSFアクションだが世界で大酷評された作品。いろんな意味で予想以上に激ヤバの作品だった。

あらすじ、ネタバレなしの感想、ラスト結末のネタバレ解説忖度なしのぶっちゃけ感想と評価レビューをまとめました。

映画『ボーダーランズ』あらすじ・キャスト

作品情報
日本での公開:2025年1月24日(Amazon Prime Video)
長さ:100分
監督|イーライ・ロス
脚本|イーライ・ロス/クレイグ・メイジン
原作|ゲーム『ボーダーランズ』
主題歌|Creepy Nuts「doppelgänger」
あらすじ:あらゆる惑星に行き来できるがアウトローが多く危険な時代。賞金稼ぎのリリス(ケイト・ブランシェット)はテクノロジー系の大企業のCEO・アトラスから誘拐された娘を助けてくれと依頼を受ける。娘のティナは辺境の惑星・パンドラにいるという。パンドラには大昔に滅びた異星人・エリディアン人が残した遺跡・ヴォルトがある。ヴォルトには人類が到達していない科学技術がたくさん眠っている。パンドラにはヴォルトを探し当てようと多くのならず者やハンターがいるため治安は最悪だった。そしてパンドラはリリスの出身地でもあった。渋々パンドラにやってきたリリスはティナを探して回る。ゴミのような旧世代ロボット・クラップトラップがなぜかリリスについてくる。2人の身に危険が迫っていた。

キャスト↓

リリス|cast ケイト・ブランシェット
ローランド|cast ケヴィン・ハート
クラップトラップ|cast ジャック・ブラック(声のみ)
パトリシア・タニス博士|cast ジェイミー・リー・カーティス
ティナ|cast アリアナ・グリーンブラット
クリーグ|cast フロリアン・ムンテアヌ
リリスの母|cast ヘイリー・ベネット
アトラス|cast エドガー・ラミレス
クロム – オリヴィエ・リヒタース
ノックス司令官|cast ジャニナ・ガヴァンカー

ちょこっと感想(ネタバレなし)

曲がりなりにも映画を見続けて20数年…。2000本くらいは見たかな。映画『ボーダーランズ』はその中でもNo.1のつまらなさ…歴代ワースト。久しぶりに私の中の歴代駄作映画ランキングが更新された。

原作ゲームに触れていない私の意見にはなるが、ストーリーはク○としか言いようがない。キャラクターもク○。敵も味方もIQ20くらいなので展開に論理性も緊張感もない。

『ボーダーランズ』の赤字は1億ドル位らしい。160億円くらいか…。映画会社潰れるんじゃない?

アカデミー主演女優賞を獲得したこともあるケイト・ブランシェット様をここまでダサく演出できるのはある意味で奇跡。ミラクルな駄作。駄作ハンターにしかオススメできない激ヤバな映画だった。

ケイト・ブランシェット

ちなみに映画『ボーダーランズ』は最低の映画を決めるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞/その年の最悪の映画を決める賞)では最低作品賞、最低監督賞=イーライ・ロス、最低主演女優賞=ケイト・ブランシェット、最低助演男優賞=ケヴィン・ハート、最低スクリーンコンボ賞=ジャック・ブラックの5部門でノミネートされている…役満です!

映画『ボーダーランズ』ネタバレ・ラスト結末

クラップトラップはリリスがこの惑星に到着したら起動するように36年前にプログラミングされていた。

リリスはクラップトラップにティナの写真を見せる。クラップトラップはティナの位置を特定した。

リリスはティナがいるトレーラーに到着した。

ティナはリリスを見て父・アトラスが仕むけた人物だと知り、爆弾を投げつけてきた。さらにマスクを被ったサイコ(異常な人たちを表す用語)も襲ってくる。彼の名前はクリーグというらしい。ティナを誘拐した軍人・ローランド(ケヴィン・ハート)もやってくる。ティナはすでにヴォルトの1つ目の鍵を持っていた。

そこへノックス司令官とクリムゾン部隊が現れて攻撃してくる。アトラスの命令だった。リリスもローランドが運転する車に乗り込み、一緒に逃げる。

いっこうは車でオシッ○谷と呼ばれるエリアに入り、怪物の糞尿まみれになる。巨大怪物の食道を突き破り、ノックスたちから逃げることができた。

ローランドは元はアトラスの部隊にいたが、ティナが利用されると知り彼女を助け出したと話す。

リリスたちはヴォルトについて研究しているタニスのところへ。タニスはリリスを惑星パンドラから脱出させた人物だった。

リリスはティナが彼女の父親・アトラスに作られたクローンで、エリディアン人の血を混ぜられたことでヴォルトの最後の鍵になると聞かされる。リリスはティナをアトラスから守ることにした。

ノックスの部隊がタニスのアジトを取り囲む。リリスたちはゴミ収集車に隠れて逃げた。

リリスたちはサイコ(狂った集団)が住む地下空間で2つ目の鍵を見つけることに成功。大量に襲ってくるサイコたちを蹴散らして進んでいく。エレベーターのコードを繋げるためにローランドが残った。リリスたちはエレベーターで急上昇する。

ティナが何かを念じ、エレベーターはある場所に瞬間移動した。

ローランドはみんなを守るために散った…と思いきや生きていた。

クリーグがヴォルトの入り口を見つける。ティナが鍵を開けようとするができない。

そこへアトラスやノックス司令官がやってくる。

リリスがヴォルトの鍵を開けた。実はリリスはエリディアン人の血を引いていた。リリスはエリディアンのパワーを見にまとった炎の鷹となる。リリスとローランドたちはアトラスの手下を倒していく。

アトラスはティナを人質に取り、リリスにヴォルトの扉を開けさせる。ティナが隙をついてアトラスを倒し、アトラスはヴォルトの中の巨大生物に食われた。

すべてが解決し、惑星パンドラに平和が訪れた。

映画『ボーダーランズ』終わり。

映画『ボーダーランズ』感想と酷評

歴代ワースト級の超絶駄作

駄作としては超一級品。イケてないヘアメタルバンドのPVのほうが遥にましなレベル。

こんなに駄作レビューの書きがいがある作品はそうそうお目にかかれない。ある意味貴重な出会いで、レビュワーとして気合いが入ってしまう。(※原作未プレイでレビューすると怒る人がいるけど、映画単体としての評価なので。あとこういうネタ含めた勢いのレビューに本気で怒るのもやめてね)。

まずストーリーの主軸が壊滅的に面白くない。クラップトラップが映像データでティナをあっさり見つけ、リリスが鍵をあっさり見つけ、みんなでヴォルト(遺跡)をあっさり探し、最後はケイト様が覚醒して無双…。

主人公たちは弾をしっかり避けているわけでもないのにいつも無事だし、至近距離で爆弾をくらってもなんとなく無事だし、追ってきた敵も近くにいるはずながすぐに来ない。

街中のバーにリリスやローランドがやって来ても敵は気づかないフリをしているかの如く。全体的に緊張感はゼロどころかマイナス100点。

あとは怪物の小便と糞にまみれた地域に突っ込んだり、ロボットのクラップトラップが鉛のウ○コをブリブリやったり、文字通りのク○映画でもある。

ロボのクラップトラップが外で騒いだせいでノックスにタニスのアジトがバレるクソ展開。頼むから誰かこのロボ破壊してくれ…そしてアクション映画のくせにリリスたちはアジトを囲んだ敵と戦わずしてゴミ収集車に隠れて逃げる。クソ展開のコンボが決まる!

ローランドがサイコたちに殺されたと思わせるシーンのすぐあとに、生きてました!っていうシーンを入れるのもひどい。普通、もう少し間を開けてからネタバラシするよね…。

第45回ゴールデンラズベリー賞(その年の最悪の映画を決める賞)はまだ決まってはいないが、他のノミネート作品には『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』『マダム・ウェブ』など、ク○やば映画が並んでいる。その中でも『ボーダーランズ』のひどさは群を抜いていると思う。無事に受賞を果たしてくれることだろう。

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キャラクターにイラッと…

ストーリーだけじゃなくキャラクターまで激ヤバ。まず全員がIQ20くらいしかないのがイタい。味方はとりあえず撃ちまくる。敵は丸腰のくせになぜか笑いながら迫ってくる。幼稚園の発表会?

まず主人公・リリスを演じたケイト・ブランシェット様が痛いババアにしか見えなかった…。腰をくねくねさせてたり、足置き台を使ったり、小学生が考えそうなポージング。

リリスが連絡用のスマホを落として「取れない〜」ってなってるシーンはなんなの?ただのオバハンの日常…。原作ゲームと年齢もぜんぜん違うらしいじゃん…。

最後に炎の羽が生えるやつもなんなの、ク○ダサい…。

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少女・ティナも終始ハイテンションでアホそうな笑みを浮かべているため、彼女が背負っている悲壮感のようなものがスポイルされている。ところかまわず爆弾投げてくるアホ少女を助けたいとは誰も思わない。そのため、ティナを救い出すというストーリーの根幹部分までどうでもよく感じられてしまう。物語の目線でキャラ設定が完全に失敗している良い例だ。

クラップトラップもクソうぜえ…。スターウォーズのジャージャービンクスを遥に凌駕している。マスコットキャラがウザイってなかなかないレベル。

ケヴィン・ハート(ローランド)は通常運転だった気がするが、この作品を見るくらいなら彼のスタンダップコメディを見たほうが1000倍笑える気がする。

キャラクターの悪い部分をつらつら書いてしまったが、役者は監督の演出どうりにやっているだけなので、責任の大半はイーライ・ロスにあると思う。

まあ原作に忠実にしたら実写でこんな感じのキャラになったのかもしれないが、だとしてもストーリーの繋げ方がおかしすぎる。

予算100億円規模なのでゲームのファンだけでなく私のような原作未プレイ勢もターゲット層に含まれているはず。原作ゲームファンが楽しめたという意見はそれはそれで尊重するべきだが、1本の映画としてのクオリティは激ヤバの部類に入る。

イーライ・ロス監督はホラーだけ撮ってた方がいい。キアヌ・リーブスの『ノック・ノック』もめちゃくちゃ面白くなかったけど、ホラー以外になると能力が半減する監督だと感じた。

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コメント

  1. 名無し より:

    一応
    クラップトラップの「性格」は割としっかり原作寄り(空気読まない・トラブルメーカーで嫌われる役)
    「敵は丸腰のくせに笑いながら迫ってくる」これもサイコ(精神壊れてる)は原作もそうなんですよ。

    あとはもう「クラップトラップはリリスがこの惑星に到着したら起動するように36年前にプログラミングされていた。」この設定とかマジで意味わからないし、全体的に本当にク◯過ぎて酷かったですね、、。

  2. 名無し より:

    原作未プレイですか?
    リリスはゲームで炎の翼が生えてますよ?昔からね
    サイコたちは自分が丸腰でも敵に突っ込みます
    サイコは数が多いので打ちまくるのは当然 そもそもパンドラにはサイコや途中で出てきた化け物ばっかりです
    まあ原作の設定やキャラの関係性は捻じ曲げたりしておかしいですし、ローランドが実は生きてるっていうネタバラシも早いですがね
    ボダランをやったことがある人にとっては少しは楽しい映画だと思いますよ

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