
Netflix韓国ドラマ『キリゴ』(기리고、If Wishes Could Kill)を鑑賞。
願いを叶えるアプリ「キリゴ」の呪いに巻き込まれた高校生たちが、迫りくる死のタイマーから逃れようと必死にもがくYAホラー!
- 最終回まで全8話のあらすじネタバレ・ラスト結末解説
- 最終回まで視聴した正直なレビュー!
- 最終話のラストシーン、その後を徹底考察!
- パンウルの赤い目、ナリはどうなった?
これらを解説していきます!

韓国ドラマ『キリゴ』最終回まで全話ネタバレあらすじ解説
1話ネタバレ
冒頭:ト・ヘリョンという女子高生がスマホで動画を撮影しながら、「私の願いはみんなが1人残らず死ぬこと」と言ってカッターナイフで首切り自殺をする。
現在:ソリン高校2年生のユ・セア(チョン・ソヨン)はマンションの上階に住むキム・ゴヌ(ペク・ソノ)と一緒に登校する。2人は付き合っていた。
金持ちのイム・ナリ(カン・ミナ)とオタクのチェ・ヒョンウク(イ・ヒョジェ)もセアたちに合流する。
ナリもゴヌが好きだった。セアとゴヌが付き合っていることは知らなかった。
教室で担任の教師が数学模試の満点を発表する。1人は秀才のカン・ハジュン(ヒョン・ウソク)。もう1人はなんとヒョンウクだった。
ヒョンウクはセア、ゴヌ、ナリ、ハジュンを呼び、「実は願いが叶うアプリ・キリゴを使って数学模試で満点をとれるように頼んだ」と話した。名前と生年月日を紙に書き、願いを録画して送信すると叶うらしい。
もちろんセアたちはその話を信じない。
ヒョンウクのスマホにタイマーが表示される。
セアは陸上の走り幅跳びで韓国代表に選ばれ「週末は特訓だ」と先生から言われる。今週末はヒョンウクの誕生日だった。
ゴヌはアプリ・キリゴをインストールし「今週末のセアの練習が休みになりますように」と録画して送信した。
ヒョンウクにセアから電話がかかってくる。セアとナリがヒョンウクの悪口を言っていた。しかし本物のセアではないようだ。
翌日、ヒョンウクは教室で何かを見て怯え、廊下でセアの目の前でカッターで首を切って自殺してしまった。セアが泣き叫ぶ。
願いが叶ったあとの24時間のタイマーがゼロになったために、ヒョンウクは呪いで死んでしまったようだ。
2話ネタバレ
ヒョンウクの死を受け、セアは保健室で茫然自失としながら両親が自殺した時のことを思い出していた。ヒョンウクが死亡したことで、顧問の先生が「週末の陸上特訓は無しにしよう」と言う。
セアはゴヌの願いが叶ってしまったことに気づいて「練習したい」と言う。しかし体育館の天井板が剥がれて落下してきた。練習をさせない呪いが働いている。
ゴヌのスマホに24時間のタイマーが起動した。ゴヌは焦る。
セアの家に、ゴヌ、ナリ、ハジュンがやってくる。パソコンに詳しいハジュンがアプリのソースコードを調べた。しかしタイマーを止めることはできない。ゴヌが何かに取り憑かれて狂い、ハジュンの首をしめた。
セアがノートPCでゴヌの頭部を殴った。ゴヌは倒れ、病院の集中治療室に運ばれる。
ハジュンに、姉で巫女(ムーダン)のカン・ハヨン(ヘッサル/チョン・ソニ)から電話がかかってくる。アプリをいじったからゴヌが暴れたらしい。
ゴヌは病院で心肺停止ギリギリの状態だった。
セアはアプリ・キリゴに「ゴヌを元に戻して」と頼む。ゴヌはすぐに回復した。ハジュンが駆けつけたが、セアがアプリを使うことを止められなかった。
ナリはゴヌのスマホのタイマーが止まっていることに気づく。ナリのタイマーはまだ動いていた。ナリもアプリを使って“お願い”をしてしまっていたのだ。
3話ネタバレ
ハジュンは、セアを連れて姉カン・ハヨンがいる山の寺院へ。ハヨンは大企業に勤めていたが、ある日、白蛇の不思議な力に囚われて巫女(ムーダン)となり、その寺院の敷地から出られなくなったらしい。
ハヨンの恋人で霊媒師のパンウル(ノ・ジェウォン)がセアたちを迎える。すぐにセアの除霊の儀式が行われることになった。
セアはハヨンに寝かされ、あの世とこの世をつなぐ精神世界へ。そこで扉を3つ潜れば除霊できるが、途中で決して振り返ってはならない。
セアはその世界で死んだヒョンウクになりすました悪霊、事故で死んだ両親の映像などを乗り越えるが、悪霊に騙されて振り返ってしまう。
セアを守っていたハヨンの存在が悪霊にバレる。
ハヨンが精神世界にやってくる。少女の悪霊(ヘリョン)がいた。ハヨンはなんとかセアを助けて現実へ連れ出した。タイマーも止まっている。
ハヨンは「呪いの元になっているヘリョンの携帯を見つけて破壊すれば、アプリ・キリゴは消滅して呪いを終わらせられる」と話す。
4話ネタバレ
セアの夢に血だらけの霊・ヘリョンが現れる。背後にもう1人の別の少女の霊がいた。
セアとハジュンとパンウルは、死んだヒョンウクのネット仲間・ミンスに会う。
ミンスは「アプリ・キリゴの背景には、ソリン校に伝わるヘリョンとクウォン・シウォンの怪談がある」と話す。2人につながるSNSの投稿も削除されていた。
セアたちは巫女であるシウォンの母の家へ。シウォンの母親もすでに他界しており、廃墟と化していた。家の奥に結界や像を祀った気味の悪い空間があった。
セアは庭でシウォンの制服と写真を見つけた。シウォンとヘリョンが仲良さそうに写っている。
セアとハジュンは、キリゴが学生のアプリ制作コンクールへの応募作品であると知る。ソリン校のサーバーに、キリゴのデータ・アップロードされた願い動画のデータもあるはずだ。
ヘリョンが自死を撮影した最初の動画を見つければ、GPSで撮影場所が特定でき、ヘリョンのスマホがある位置もわかる。セアとハジュンは、パンウルも連れて3人で夜の学校へ侵入した。
5話ネタバレ
少し前、ナリはクラブでの悪ふざけで、キリゴにヒョンウクとトジュン(先輩)の死を願った。ヒョンウクもトジュンも死んでしまった。
ナリのタイマーは止まっていた。別の誰かが新たに願った場合、一時的にタイマーは止まるようだ。
ゴヌが取り憑かれて狂ったときにも、ナリには悪霊の姿が見えていた。
ナリはヒジン(クラブにいる先輩)から、彼女がトジュンがシウォンやヘリョンと同級生だったと聞く。シウォンがヘリョンを陥れるためにアプリを作ったらしい。
ナリの右目に赤い糸が入り込んだ。ナリはゴヌの携帯を持っている。セアからゴヌの携帯に「ナリたちは助からない」とメッセージが入る。ナリは恋敵のセアに恨みを募らせた。
しかし実際は悪霊が送ったメッセージだった。
回復したゴヌは病院を抜け出してナリと合流。手がかりをつかむために夜の学校へ行く。ゴヌはナリが自分の携帯を持っていたことや、願い事をして取り憑かれていることに気づく。
シウォンの悪霊に取り憑かれたナリは、ハサミでゴヌを攻撃した。
いっぽう、セアとハジュンは学校で教員のPCからサーバーにアクセスし、アプリ・キリゴのデータや動画情報をダウンロード。
パンウルは悪霊から攻撃を受けて右目を怪我する。
6話ネタバレ:アプリが出来た経緯
数年前。ソリン校に通うヘリョンとシウォンの2人は親友で、家も近かった。
シウォンの母は巫女で、近所からはイカサマ師として扱われていた。シウォンの母には夫を悪霊から救えなかった過去がある。それもあってか、シウォンは母親のことを憎んでいた。
シウォンは家出して、ヘジュ工業団地という廃墟地帯に1人で住んでいた。
シウォンの母はヘリョンに巫女の才能があると見抜き、後継者にしようとしていた。ヘリョンの右目が真っ赤になった際は、除霊でそれを治療。
ヘリョンはシウォンの母の家にある祈りの場を見て驚く。ヘリョンはトルミという人を操る呪具をもらった。
ヘリョンは工業団地の廃墟にあるシウォンの住まいへ行く。シウォンは「生年月日と名前を書いて願いを言えば願いが叶う」という。ヘリョンは同級生のギテが私を愛してくれますようにとお願いし、シウォンが録画する。
シウォンはアプリの学生公募作品として、願いが叶うキリゴを作る。
シウォンの母が祀っている像などが倒れてメチャクチャになっていた。呪いが降りかかっている。シウォンの母は「娘のシウォンがしたことの罪は自分が被る。私を殺して」と必死に祈った。そして呪いで瀕死の状態になりながら、やってきたヘリョンにシウォンを守るためのお札を渡した。
シウォンの母はやがて死亡。
ヘリョンは学校でシウォンのカバンにお札を入れようとする。シウォンがそれを見つけ、ヘリョンをビンタした。お札が嫌いで激怒したシウォンは、ギテへの愛を告げる動画をクラス中に公表する。
絶望したヘリョンはトルミを使ってギテを呪い、名前と生年月日を書いて「みんなが1人残らず死ぬように」とキリゴ・アプリに録画してカッターナイフで首を掻っ切って自死。
ギテはその呪いで死亡。
シウォンもヘリョンの呪いを受け、学校のサーバー室で喉と顔を自分でカッターで切って死亡。
死ぬ直前に、キリゴ・アプリを開き「ヘリョンの願い(呪い)が繰り返されるように」と祈っていた。
7話ネタバレ
再び現在:セアは体育館で取り憑かれたナリに鉄パイプで殴られそうだったところを、ハジュンに助けられる。
パンウルがやってきてナリを攻撃。ナリは悪霊に連れ去られた。
パンウルは悪霊に右目を攻撃されたせいで、霊がはっきりと見えるようになった。これでハヨンに憑いた力を制御し、彼女を寺院から出すことができる。
ハジュンはアプリの最初の動画(へリョンの自死の動画)を解析し、それがヘジュ工業団地(シウォンが暮らしていた場所)で撮影されたものだと知る。セアたちは現地へ車で急ぐ。
しかし、現地に近づくと車は事故に遭い、セアを庇ったパンウルが鉄パイプに体を貫かれて重体。ハジュンによって病院に運ばれる。
セアはシウォンの部屋へ。そこにいたのはシウォンに取り憑かれたナリだった。ナリがシウォンを殺そうとしたので、ゴヌが剣(パンウルのもの)でナリを刺す。
へリョンの携帯が置いてあった。
ナリはセアの手首に巻かれていた絹糸(ハヨンが結んだもの)を切った。セアは泡を吹いて倒れる。ナリは逃亡した。
最終回8話ネタバレ
ハヨンがゴヌに電話をかけ、セアを連れて山にくるように話す。
セアに取り憑いた悪霊が「電話の声は信じるな」と叫ぶが、ゴヌはハヨンの言葉を信じた。
ゴヌはセアを背負ってハヨンがいる寺へ。ハヨンはへリョンのスマホを破壊するが、まだ呪いは続いている。本当のメヒュン(呪いが宿った物)は、シウォンの携帯だ!
セアの意識はシウォンとへリョンがいる精神世界のソリン校にいた。ハヨンもその世界へやってくる。
へリョンの霊にはすでに悪意がないようで、呪いの根源がサーバー室にあるシウォンの携帯だと教えてくれた。
ハヨンはシウォンの霊の意識をそらし、戦う。
セアはその隙にサーバー室へ行く。しかし、やってきたナリに脇腹を刺された。ナリは、セアとゴヌがこっそり付き合っていたことを恨み、悪霊につけこまれていた。セアはナリを何度も殴って倒す。
セアはサーバー室へ行き、シウォンの携帯を見つけた。
ハヨンは矢で自分ごとシウォンの霊を貫いて力を抑える。セアが矢でシウォンの携帯を破壊した。
呪いは解け、セアとハヨンは現実へ戻ってきた。
そのしばらく後、ハヨンの寺でヒョンウクの供養が行われる。
セアはゴヌに、ナリを精神世界から連れ戻せなかった後悔を話した。
パンウルも回復し、元気になっていた。しかしその右目はぐるりと回って赤くなり、呪いが宿っているようだ…。
ミンス(ヒョンウクのネット仲間)が何者かから指示を受けてナリのスマホを回収。そして指示されるがままにアプリ・キリゴを起動した。
キリゴ・最終回の考察:最後のシーンの意味
結局、呪いは終わらなかった。ナリについては、工業団地から逃げ出したあとは精神世界の学校に登場した。
ナリの心はシウォンたちがいる精神世界に取り残されてしまったことは確か。肉体はどうなっているのか?
最後にスマホをミンスに取りに行かせたことから、肉体は死んでしまったと考えるのが妥当。ゴヌに刺され、そのあと逃げたが死んでしまったのだろう。
生きているならスマホは自分で取りに行けばよいはず。肉体がないから、ミンスに取りに行かせたのでは。
ミンスに命令して呪いを復活させたのは霊になったナリ。
ナリが呪いアプリを復活させたのは、SNSにアップされたデジタルタトゥーが負の遺産として残り続けるメタファーにも見える。
シウォンとへリョンの関係がなぜ泥沼化してしまったかの理由については、母親がへリョンを後継者に選んだことでシウォンがへリョンを潜在的に憎んでしまったこともあると思う。
韓ドラでよくある、母が娘を承認しない毒親の構図がピッタリと当てはまっている。
6話ではへリョンが赤い目をシウォンの母に治してもらった。このときすでにへリョンは何者かに取り憑かれていたと考えられる。
へリョンとシウォンは元々あった呪いを媒介してしまっただけで、彼女たちが呪いの起源ではないのだ。
また闇堕ちしたナリがゴヌに好かれなかったことを考えると、ナリとシウォンは大切な人に承認されなかった者同士ということもできる。
最後にパンウルの右目が赤くなっていた。もしかすると、取り憑かれたパンウルがハヨン、セア、ハジュン、ゴヌを手にかける悲しい未来もあるかもしれない。
「기리고(キリゴ)」は韓国語で「故人の徳を讃える」という意味があるが、接続詞「그리고(クリゴ=そして)」とも音が近い。韓国人の耳には「そして…」と続く未完の語感がある。
つまり、最終回で呪いが終わらず「そして…(続く)」で締めくくられる結末と一致する。
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