ドラマ『あなたを奪ったその日から』第3話を鑑賞。
紘海（北川景子）が復讐相手の娘を誘拐してから3年後〜10年後までが描かれる衝撃の展開を迎えた！
- 紘海の復讐計画とは？
- 美海が鉄オタになった理由
- 萌子と梨々子の祖母が出てこないのはなぜ？
- 3話の感想やツッコミどころ
第3話の演出や考察をまとめました。
『あなたを奪ったその日から』3話の演出と考察まとめ
紘海の復讐計画とは？
紘海は玖村から旭の近況を聞き、復讐を果たすことを決意したようだった。
紘海は旭が新しい形態のスーパー・スイッチバック（switch-back）を運営していると知った。
娘を失ったことで旭の人生をどん底に突き落としたつもりだったが、旭はあろうことかまた食品関係の会社の経営者として世間に認められようとしている。
switch-backには「切り替える」という意味がある。紘海からしたら旭が娘・灯を殺したアレルギー事故から人生を切り替えたように見えて、余計許せないだろう。
今後、紘海はどんな復讐を果たそうとしているのか？
紘海は旭の会社に就職して業務形態などを把握し、灯が死亡した際にYukiデリで何があったか真相を究明して、その上で旭に社会的な制裁を加えようと考えていそうだ。
美海（萌子）が鉄オタになった理由が切ない
美海は紘海に育てられて6歳ですでに立派な鉄オタになっていた。
美海は平良木線のキーホルダーを1個は持っていたが、紘海のためにもう1つ（ガチャガチャで）取ってあげたシーンには感動した。
美海が電車を好きになったのは、おそらくプラレールなどでおもちゃの線路を作って1人遊びする時間がすごく長かったからだろう。
日中は紘海はおらず、面倒を見てくれる初芽も大体の時間は寝ている。
誰ともコミュニケーションが取れないので、車掌になりきってずっと遊んでいるうちに電車にハマったのかなと思った。元気に鉄オタしている姿には癒されるが、ずっと1人遊びしていたことが起因していると思うとなんだか切ない（ドラマの設定としてはすごく良いと思う）。
ちなみに旭が立ち上げたスーパー・switch-backには「鉄道線路」という意味もあり、一連の設定には旭と美海の人生が今後 再び交差するであろう示唆があるように感じた。
萌子と梨々子の祖母が出てこない不思議
第2話で萌子が鯖好きなことがわかり、祖母に面倒を見てもらっていたことも明らかになる。
3話では梨々子は「祖母と買い物に行った」と父・旭に話していた。
それにも関わらず、祖母が一向に出てこないのが不思議。祖母については旭の母なのか、元妻・江身子の母のことなのかも不明だ。
単にまだ登場していないだけ？実は祖母がアレルギー事件の犯人で、サプライズで大物キャストが出てきたりして。。。
3話の感想とツッコミどころ
紘海の独白で「美海（萌子）の過去を奪ってしまったから未来は奪いたくない」という葛藤がすごく良かった。
そして考えてみると、ネグレクト気味の旭の家で大きくなるより、紘海に育ててもらったほうが幸せな気もする。現に中学になった美海は明るい鉄オタになっているし。
誘拐という行為は最悪の犯罪だけど、美海の立場からするとネグレクト気味の旭に育てられるより母性があって優しい紘海に育てられるほうが精神衛生上良いのかもしれない。そんなジレンマが突きつけられていて心を揺さぶられた。
『あなたを奪ったその日から』はテーマ性やメッセージ性は高いと思う。ただストーリーには結構ツッコミどころが多い。
第3話で気になったのが、夜の仕事をしている初芽が朝帰りしてから美海の面倒を見る設定。
仕事で酒を飲んでいると言っていたのでスナックかな。お酒を飲む仕事を終えて朝から他人の家で子供の面倒を見るほどのお人好しは世の中探してもそうはいないと思うけど（初芽はだいたいの時間寝ているようだがそれでも不自然）。
あと紘海が夜の公園で美海を遊ばせるのも、近所の人に通報されないのか？と気になってしまった。
また、旭は娘・萌子が誘拐された可能性について考えているはずなのに、なぜ被害者遺族の紘海を疑わないのだろうか。懸賞金かけるよりも探偵に紘海の身辺調査をさせれば済む話だった気がする。
あと、最初の萌子の誘拐から10年経っているはずだけど北川景子さんの容姿が変わらない。少し白髪とか混ぜたほうが良いんじゃない？
細かいところを気にし出すとキリがないが、『あなたを奪ったその日から』は多少のリアリティを犠牲にしてテーマ性やメッセージ性に重心を置いているのだろうと感じた。
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