地獄の果てまで連れて行く最終回11話ネタバレ/最悪のラスト結末解説と感想

地獄の果てまで連れて行く最終回11話

『地獄の果てまで連れて行く』最終回11話「ハッピーバッドエンド」をNetflixで鑑賞。

ついに最終回!麗奈(渋谷凪咲)、紗智子(佐々木希)、誠(井上祐貴)の運命はいかに!?
最終話のネタバレあらすじ解説と意味深なラストシーンの意味についても徹底考察しています。

『地獄の果てまで連れていく』最終回11話ネタバレあらすじ解説

過去回のストーリー復習

『地獄の果てまで連れていく』最終回まで全話ネタバレ考察:ラスト結末まで解説!サイコな復讐劇
TBSのドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(地獄の果てまで連れて行く/じごくのはてまでつれていく)を鑑賞。佐々木希が冷徹な復讐者に!そして渋谷凪咲がサイコパス殺人鬼に扮するドロ沼復讐サスペンス!最終回まで全話のあらすじネタバレ(※...
『地獄の果てまで連れていく』2話ネタバレ考察:コミの正体はアイツ!麗奈の動機を解説
TBSドラマ『地獄の果てまで連れていく』第2話をNetflixで鑑賞。第2話「帰還」のあらすじネタバレ解説、感想とコミの正体や麗奈の動機について考察をまとめました。ベビーシッターに採用された紗智子(佐々木希)が早くも暴挙に出る!第2話なのに...
『地獄の果てまで連れていく』第3話ネタバレ感想「私があの子を殺す!」考察レビュー
ドラマ『地獄の果てまで連れていく』第3話「隣の殺人鬼」をNetflixで鑑賞。紗智子(佐々木希)がついに麗奈(渋谷凪咲)の裏の顔を世間に暴露する。しかし麗奈はとんでもない行動に出るのだった。狂気 VS 狂気が光るエピソード3のあらすじネタバ...
『地獄の果てまで連れていく』4話ネタバレ感想,怖すぎる麗奈(渋谷凪咲)の行動を考察
『地獄の果てまで連れていく』第4話「作戦中止」をNetflixで鑑賞。(地上波放送は2月4日)。自分の子供に愛情を持たない麗奈(渋谷凪咲)。彼女の暴走を止めつつ復讐を為そうとする紗智子(佐々木希)。スリルが増して面白くなってきた。第4話のあ...
『地獄の果てまで連れていく』ネタバレ考察,驚愕ラスト/誠は麗奈に洗脳されてる!5話の解説
TBSドラマ『地獄の果てまで連れていく』第5話「花井誠研究生活」をネトフリで鑑賞。麗奈(渋谷凪咲)は紗智子(佐々木希)の行動を怪しみ、ラストでは衝撃の展開が待ち受けていた。さらについにコミの正体が判明!第6話の考察と解説はコチラ↓コミの過去...
『地獄の果てまで連れていく』ラストでコミの正体判明,ネタバレ6話 樹利亜の考察と解説
TBSドラマ『地獄の果てまで連れていく』第6話「押しかけの客」をネットフリックスで鑑賞。麗奈(渋谷凪咲)がピアノのコンサートツアーに行っている最中に、紗智子(佐々木希)が誠との距離を縮めていく。そしてラストで復讐の共犯者・コミの正体が明らか...
『地獄の果てまで連れて行く』7話コミの過去&衝撃ホラー展開,ネタバレ感想と考察
TBSドラマ『地獄の果てまで連れていく』第7話「アンチリベンジ」をNetflixで鑑賞。コミの過去や復讐の動機が明らかになり、あの人物と関わりがあることが判明。そして物語は麗奈(渋谷凪咲)による衝撃のホラー展開へ突入!第8話のあらすじネタバ...
『地獄の果てまで連れて行く』8話ネタバレ感想/麗奈が暴走,誠のミス!
TBSドラマ『地獄の果てまで連れていく』第8話「生き地獄へようこそ」をNetflixで鑑賞。ついに麗奈(渋谷凪咲)が紗智子(佐々木希)に牙をむく!そして2人は直接対決に!さらに麗奈の夫・誠が衝撃の行動を見せる!第8話のあらすじネタバレと感想...
『地獄の果てまで連れて行く』9話ネタバレ,コミが血みどろ,誠の衝撃告白,最終回どうなる?
TBSドラマストリーム『地獄の果てまで連れて行く』第9話をネトフリで鑑賞。逃亡した麗奈(渋谷凪咲)が、紗智子(佐々木希)にある交渉を持ちかける!あとは樹利亜(コミ/向里祐香)が大変なことになった。そして黒川稔(板尾創路)に訪れる悲劇!9話の...
『地獄の果てまで連れて行く』10話ネタバレ麗奈と誠の衝撃の過去!最終回ラスト結末は?
『地獄の果てまで連れて行く』10話「@20050818」をNetflixで鑑賞。最終回直前のエピソード10!麗奈(渋谷凪咲)と誠がどうやって出会い、どう人生が狂っていったのかが描かれる。10話のあらすじネタバレと感想、最終回の考察をしてみま...

最終回の前半:紗智子の父が殺された真相

麗奈(渋谷凪咲)がいる音楽室にやってきた紗智子(佐々木希)と誠(井上祐貴)。
そこはかつて紗智子が麗奈に刺されて火をつけられた場所だった。

麗奈は「この場所は誠と私が結ばれた場所だ」と言う。高校の卒業式の日に音楽室で麗奈が誠に告白したのだ。

麗奈は「幸和子先輩(紗智子)と一緒に過ごした高校時代も楽しかった」と言いながらバッグの中のハサミを取ろうとする。誠が麗奈の手を止めた。

誠は「麗奈が幸和子(紗智子)の父と同僚の記者を殺した理由は、2人が麗奈が自分の母親(誠の母)を殺した事件を調べていたからだ」と話す。
麗奈は誠に彼の母親を殺したことを知られていないと思い、必死に隠蔽しようとして殺したのだった。

麗奈は誠が真実を知っているとわかって慌てる。

最終回のラスト結末

麗奈はハサミを持って紗智子に襲いかかる。誠が間に入る。ハサミで刺されたのは誠だった

誠は紗智子に「こころを頼む」と言い、麗奈には「愛している」と言って死亡。麗奈は泣き叫んだ。

紗智子は麗奈を抱きしめ「あなたを完全に許せる日まで生きて罪を償って。そしてママになれることを証明して」と言った

麗奈は逮捕されて服役する。

その後、復讐を終えた紗智子はこころと暮らすことに。樹利亜とはお互いに連絡先を消して別れた

数年後、紗智子はこころと誠の墓参りに行く。こころは帰り道で蜘蛛(クモ)を踏み潰そうとした。紗智子は殺してはダメと言い、「なんで殺してはダメか一緒に考えよう」と諭す。こころは笑っていた。

『地獄の果てまで連れて行く』最終回 終わり

『地獄の果てまで連れて行く』最終回ラストの蜘蛛の意味考察

麗奈が誠を刺してしまう結末は順当だったが、最後に娘こころが麗奈と同じようなサイコパスではないかという示唆までしたラストシーンは余韻があってよかった。

こころは蜘蛛(クモ)を踏み潰そうとして、「別に蜘蛛が死んでもいい」と言う。

この蜘蛛は麗奈の独房にいた蜘蛛と同じ種類だ。蜘蛛は一般的に母性の象徴として扱われることから、こころが麗奈のサイコパス性質を受け継いでしまっていることがうかがえる。

ラストシーンの笑顔は今後こころが闇堕ちしてしまうバッドエンドの意味なのかもしれない。

サイコサスペンス的に考えれば、成長したこころが紗智子を殺してしまう最悪の未来予想図も浮かぶ

そんなこころに対して紗智子は優しく「なんで殺してはだめか考えよう」と寄り添う。
蜘蛛といえば芥川龍之介の「蜘蛛の糸」も想起される。

こころが蜘蛛を殺さなかったことには闇落ちをまぬがれる意味もありそうだ。

こころはママとパパの絵という題材で、ママを2人描いていた。麗奈と紗智子の2人がママだと思っているらしい。その絵からも一定の思いやりを持っているとも考えられる。

麗奈を見放した父・黒川稔と比較して紗智子には忍耐強さがありそう。紗智子に育てられれば、こころはサイコパスにならずに健全な人生を歩めるかもしれない。

ただサイコパスは脳の先天性の欠陥だという研究結果もあるので安心はできない。

ラストシーンでは見る人によって解釈が異なる希望と絶望の両面が描かれていた。サブタイトルの「ハッピーバッドエンド」はその意味ではないだろうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました