『ライオンの隠れ家』10話「最大の嵐…愛の掛け違い」を鑑賞。
ついに洸人（柳楽優弥）と祥吾（向井理）が直接対峙する！洸人はライオンを救えるのか！？
そして最後は洸人が予想外の行動に！？洸人はどうなってしまうのか？最終回の内容がどうなりそうかも徹底考察！
『ライオンの隠れ家』10話あらすじ
洸人（柳楽優弥）は美路人（坂東龍汰）のたくましさに背中を押され、ライオン（佐藤大空）を助けることを決意。
美路人は洸人が気兼ねなく行動できるようにアートグループホームのプレ体験で1泊することを決めた。
樺島（後藤剛範）は工藤楓（桜井ユキ）を暴行した容疑で警察に逮捕される。
祥吾（向井理）は面倒を起こしたことで兄から“橘家との絶縁”を突きつけられた。亀ヶ谷議員からも見放される。
洸人は柚留木（岡山天音）と合流し、ライオンのぬいぐるみに仕掛けられた盗聴器の音声を聞く。祥吾はライオンを連れて家を出て、車で遠くへ向かっているようだ。
洸人は楓と一緒に祥吾の車をGPSで追いかける。
柚留木は愛生（尾野真千子）を助けに祥吾の家へ向かった。
『ライオンの隠れ家』10話ネタバレ
ネタバレ1：洸人と祥吾の直接対決
柚留木は祥吾の家で暴行を受けて縛られて閉じ込められた愛生を見つけて助け、救急車を呼んだ。そして祥吾が暴力を振るったことを匿名で警察に通報した。
祥吾はライオンを連れて自分が幼少期に過ごした児童養護施設「きぼうのりんご園」に来ていた。現在は営業しておらず、建物はぼろぼろだ。
祥吾はライオンを大きな池の見える高台に連れてくる。ライオンは手を引かれるのを嫌がった。
洸人がやってきて祥吾の手からライオンを引きはなした。
祥吾は洸人を殴った。そして「俺は家族のために全部やってきた」と声を荒げる。洸人は「家族のためと言いながら家族を縛っている」と反論した。
祥吾はその場に立ち尽くす。洸人はライオンを連れて去っていく。
祥吾は妻・愛生へのDV容疑で警察に逮捕された。
ネタバレ2：柚留木の過去が明らかに
ライオンは病院にいる愛生と再会する。愛生は涙を流した。
後日、愛生は工藤楓（桜井ユキ）から取材を受ける。2人とも柚留木と音信不通だった。
楓が調べたところによると、柚留木は子供の頃に父親からDVを受けていて、母親と一緒に逃げた過去がある話す。愛生とライオンと同じ境遇だった。
愛生は柚留木を探し出して、これまでのお礼を言った。そして「私はしばらく洸人の家で暮らすことになった。ふらっと帰っておいでよ」と言って柚留木を抱きしめる。柚留木は泣いた。
柚留木は過去をリセットするために警察へ出頭する。
ネタバレ3：ついにライオンが帰ってくる！
アートグループホームに泊まっていた美路人は洸人からライオンが帰ってきたと聞いて喜んだ。
翌日、家に帰った美路人はライオンと再会した。
愛生が「おかえり」と帰ってくる。洸人は「ただいま」と言った。寅吉がカニをたくさん持ってくる。
愛生が美路人の面倒を見てくれるようになる。4人での幸せな暮らしが始まった。
しかし、自分の時間ができた洸人は自分が今後どう生きていこうか悩む。
洸人は美央（齋藤飛鳥）や貞本（岡崎体育）と一緒に飲み会をして、時間ができたから何をしようか…と相談する。
翌日、洸人は美路人を迎えに来なかった。美路人が家に帰る。ライオンと愛生はいるが洸人はどこにもいない…。
『ライオンの隠れ家』10話の考察
洸人はどこへ行った？
洸人は自分はそこまで必要ないのではないか？今後、何のために生きていこうか悩んでいる風だった。
家出して自分を見つめ直したかったのだろうか？その可能性もある。
しかし優しい洸人のことだから、自分を見つめ直したい理由なら愛生に美路人の迎えを頼むなりなんなりするはずだ。連絡できない事情があったように思える。
もしかすると洸人は事情を知りすぎたとして、亀ヶ谷議員の部下に一時的に拉致されてしまったのではないか？
最終回11話のあらすじでは洸人は東京に行っていたらしいが、亀ヶ谷議員に解放されたあとのことなのだと思う。
リニア周辺の殺人事件についても最終回で真相が明らかになるのだろう。
祥吾も犠牲者だった。彼の計画は？
祥吾はライオンを連れてどうしようとしていたのか？
何か計画があったようには思えない。
逮捕される前に最後に思い出を作りたかったのだろうか。
祥吾はライオンを引っ張っていこうとしていたので、もしかすると無理心中をしようとしていたのかも。偽装死ではない本当の死を思い浮かべていたのだと思う。
向井理さんの演技にはそんな説得力があって怖かった。
そして第10話ではなんと祥吾に感情移入させられて驚いた。
祥吾の幼少期は詳しくは語られなかったが、親に捨てられて孤児院でずっと親が迎えにくるのを待っていたようだ。もしかすると実の親から暴力を受けていたのかもしれない。
養護施設「きぼうのりんご園」は祥吾の居場所だったらしいが現在は運営されておらず、建物もボロボロ。人間関係の意味ではもちろん、物理的にも祥吾の居場所はどこにもない。哀れすぎる。
大人になって愛生と出会ってライオンが生まれた。大切な家族との生活のためにリニア関連の犯罪に手を染めてしまったのだろう。犯罪による良心の呵責で心が壊れてしまったのかもしれない。
そこまでやったにも関わらず、最後には1人ぼっちになった。
愛生やライオンにDVをしたことは決して許されないが、祥吾もまた負の連鎖の犠牲者なのだ。
「おかえり」と「ただいま」
愛生は「おかえり」と言い。洸人は「ただいま」と返した。
これは十数年前に愛生が家出したときのことを思い浮かべての会話なのだろう。
洸人と愛生がまた家族になった心温まる瞬間だった。
柚留木＝救われなかったライオン
柚留木は子供の頃に父に暴力を振われ、母と逃げて生活したらしい。柚留木はライオンに自らの過去を重ねていた。だから愛生とライオンを逃すことに真剣だったのだ。
ただライオンは救われてまた母と一緒に生活できたのに対し、柚留木は中学生の頃に母親が精神疾患と過労で亡くなってしまった。現在の柚留木は裏の仕事をしている。柚留木は誰にも救われなかったライオンだった。
柚留木は、過去の自分と母親を救っている気持ちでライオンと愛生を助けたのだろう。
白い服を着ていたのは、父親が黒い服を来ていたために母が黒い服に怯えるからだという。
そんな柚留木を愛生が抱きしめた瞬間に感動した。柚留木は愛生を救い、愛生は柚留木の心を救ったのだ。
ライオンの隠れ家：最終回はどうなる？祥吾が最悪の行動に？
最終回は、洸人が今後どうやって生きていきたいかを美路人に正直に話し、向き合う内容になるのだと思う。洸人はかつて諦めた小説家を目指すのかもしれない。
洸人は「自分が美路人を支えているという考えは傲慢で、美路人に支えられていることも多い」と気がついた。
美路人を信頼しているからこそ「自分が用事がある日はアートホームで過ごして欲しい！」などと提案をするのだろう。
もしかすると愛生とライオンに美路人を任せて離れて暮らすことを選択するのかもしれない。お互いの心の成長が見られる最後になりそうだ。
また、祥吾、樺島、亀ヶ谷議員のリニア事業周辺の犯罪についても明らかになるだろう。
祥吾はあっさり捕まってしまったが、警察内部に協力者がいて逃げ出す。橘家の長男や亀ヶ谷議員に襲いかかるという展開もありそうだ。
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