ドラマ『地獄の果てまで連れていく』第3話「隣の殺人鬼」をNetflixで鑑賞。
紗智子（佐々木希）がついに麗奈（渋谷凪咲）の裏の顔を世間に暴露する。しかし麗奈はとんでもない行動に出るのだった。
狂気 VS 狂気が光るエピソード3のあらすじネタバレ解説と、感想・考察をまとめました。
『地獄の果てまで連れていく』第3話あらすじネタバレ解説
過去回の復習はコチラ↓
麗奈の夫・誠（井上祐貴）はどこかで会ったことあるかと紗智子（佐々木希）に尋ねた。麗奈（渋谷凪咲）がやってきて地元が一緒だから見かけたかもね…と答えた。誠がオムライスを作るからと紗智子も一緒に夕飯を食べることになった。
紗智子は麗奈の父・黒川稔（板尾創路）を脅してUSBに入った映像データを入手する。14年前の紗智子の父・啓介が麗奈に殺された日に麗奈が稔に経緯を説明した動画だった。
記者の後藤淳司を刺し殺したあと、偶然にも啓介がやってきたのでアパートから突き落とし、自殺に見せかけて罪を被ってもらった…と笑って語っていた。
紗智子は目に怒りの炎を宿す。これを警察に提出すれば麗奈は逮捕されるかもしれない。しかし紗智子とコミ（復讐の協力者）の復讐は麗奈の完全破滅…つまりもっとも大切な存在である娘のこころを殺害することだった。
紗智子は麗奈が出かけているときにこころのベビーベッドの前に立ち、枕で窒息させようか？と考える。しかしできない。ちょうどそのとき麗奈から「こころの様子はどう？」と電話がかかってきた。慌てて我に返る紗智子。
その頃、コミはある動画をネット上にリークした。麗奈がカフェで提携している会社の商品ウィズ・ボタニカルには添加物が入ってそうだから絶対に使わないとマネージャーのゆうきに話している内容だった。
紗智子は麗奈とインフルエンサーたちがよくくるカフェでバイトしてその動画を隠し撮りしたのだ。
麗奈はSNSで大炎上して提携会社からも訴えられそうになる。
ストレスが溜まった麗奈は夜にホームレスを撲殺した。
麗奈はライブ配信で泣きながら謝罪。添加物は一切入っていなかったから今は使っていますと嘘をつき、世論を納得させることに成功。
紗智子は麗奈が不在の時に娘のこころをバスタブで溺れさせて殺そうとした。しかしできなかった。
夜になり、紗智子が2階で家事をしていた。見守りカメラの映像を見てみると、娘・こころの鳴き声に腹を立てた麗奈が包丁を持ってベビーベッドに近づいている。紗智子は慌てて止めに入ろうとするが…。
『地獄の果てまで連れていく』第3話 終わり
『地獄の果てまで連れていく』第3話 考察と感想
第3話からグッと面白くなってきた印象。紗智子の過去も救いがないし、麗奈の行動にも救いがない。復讐する側もされる側も救いようがない狂気の対決になっているのがグッド。
紗智子（佐々木希）による「私があの子（赤ちゃんのこころ）を殺す！」発言が衝撃的だった。
主人公の紗智子が自分の復讐をはなから美化していないところがいい。復讐＝自分の人生も破滅するけどやり遂げる…という狂気が垣間見えた。
それでもやっぱり赤ちゃんは殺せない…そうだよね〜と思っていたらなんと麗奈（渋谷凪咲）が赤ちゃんにブチ切れ。第4話の予告では「麗奈がこころ（娘）は死んだ…」とか言ってたし、今後どうなるんだろ？
展開としては悲惨極まりないけど、サイコパスって自分の子供に愛情持つのかな？という疑問点があった。ちょっとのキッカケで自分の子供すらどうでもよくなる麗奈の性質がわかってサイコパス設定に説得力が出たように思えた。
今後は、紗智子が麗奈から赤ちゃんのこころを守り、その過程で復讐の狂気から少しずつ醒めていく。いっぽうで麗奈はどんどん壊れていき、こころや誠など周囲の人間を危険に晒す…こんな展開になりそう。
麗奈は半年前に紗智子らしき人物がカフェで働いていたのを思い出したようだったし、今後、紗智子が罠にはめられる展開も絶対にありそう。
紗智子が誠が作ったオムライスを外で吐いていたシーンが良かった。ケチャップをかけたのは麗奈だから、ケチャップが血に見えてしまって過去を思い出したのだろう。
紗智子の父が殺された事件については、麗奈の目的は記者の後藤淳司を殺すことで、紗智子の父・啓介は罪をなすりつけられて自殺に見せかけられたのだと判明。麗奈が後藤を殺した理由は、なんらかの秘密を握られてしまったからだろうか。意外と殺された後藤もクズだったというパターンもありそうだ。
相変わらずコミの正体は誰なのか不明。麗奈の取り巻き、樹利亜、ともみ、楓花、優子の誰かがコミだったりして。マネージャーのゆうきかもしれないと考えたけど、だとしたらわざわざ企業側にしっかり謝罪して炎上対応しているのは変だし…でもそれがまたミスリードだったりして。
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