『放送局占拠後 SEQUEL』ネタバレ考察,黒幕は?駿河紗季登場のhuluスピンオフ

3.5

huluオリジナルドラマ『放送局占拠後 SEQUEL』

huluオリジナルドラマ『放送局占拠後 SEQUEL』を鑑賞!

全2話で前編は2025年9月20日、後編は9月27日に配信された。

放送局占拠の最終回の後に一体何が起こったのか?

  • あらすじ
  • ネタバレ解説
  • 考察:黒幕の驚きの正体、八咫烏とは
  • 青鬼が登場!?

これらの情報をまとめました。

『放送局占拠後 SEQUEL』あらすじ

恋人を殺人犯に仕立てられ、復讐を誓った伊吹裕志(加藤清史郎)。しかし放送局占拠では般若=伊吹は目的を果たせないまま最終回が幕を閉じた。自分で胸を撃ち搬送中に意識を失っていたはずの伊吹が目を覚ますと、そこはまるで保育園のような不可解な空間だった。

huluオリジナルドラマ『放送局占拠後 SEQUEL』

©︎hulu

そこには刑務官の黒部(坂田聡)、銀行員の麗子(智順)、工場勤務の空木界人(遊辺政太)、裁判員の聖(吉田玲音)らも閉じ込められていた。さらにロッカーには“新空港占拠”の首謀者・駿河紗季(宮本茉由)が閉じ込められていた。全員で6名だ。

駿河は情状酌量で最近になって釈放されたらしい。

部屋の中央に置かれたオブジェから、拳銃を構えた保育士の人形が姿を現し、「この中に潜む“悪い鳥”を見つけろ」と告げる。
囚われた者たちに課せられた謎の審判。悪い鳥とは誰を指すのか?そして監禁の真の狙いとは?緊張が極限に達する中、6人全員処刑へのカウントダウンが始まる――。

『放送局占拠後 SEQUEL』前編ネタバレ&考察

駿河紗季はパソコンを調べ、はくば保育園の立てこもり事件の調査書を見つける。当時20歳だった吾妻恭一(あづまきょういち)が保育士に扮して侵入し、園長を人質に取った。伊吹が駆けつけ駿河がバックアップする。しかし銃が暴発して園長は死亡。吾妻は懲役20年となり服役していたが、3カ月前に自殺した。これは吾妻の身内による復讐なのか。

他の4人もはくば保育園の立てこもり事件に関わっていた。界人は吾妻と元同僚、麗子は事件の目撃者、聖は事件の裁判員、黒部は被疑者・吾妻が収監された刑務所の刑務官(現在は退職)。この中に吾妻を陥れた人物がいると考えられる。

駿河はPCから警察に救助要請を送ろうとするが、監視カメラに設置されていた銃によって撃たれて倒れてしまう。

吾妻が残した#WCC9 #WCC10の暗号の意味はまだ不明。

舞台と設定が全体的に映画『SAWソウ』っぽいので、保育士の人形に実は人が入っていると予想!

最初は伊吹の精神世界かと思ったが、設定がしっかりしているのでそれはなさそう。

伊吹は放送局占拠の最終回で自らの胸を撃って搬送されたが、意識不明の状態で数カ月が経ち、傷が完治して意識を取り戻そうとした瞬間に拉致されたのだろう

放送局占拠の謎が関わっているというより、この6人は続編で鬼になるとか、そういう布石なのだと思う。

この事件の黒幕は武蔵裕子の妹・裕奈かもしれない。

『放送局占拠後 SEQUEL』後編ネタバレ

伊吹は麗子(智順)が吾妻が逮捕される瞬間の動画を撮り、それを動画配信社の聖(吉田玲音)が拡散したと突き止める。

銃傷を負った駿河紗季(宮本茉由)は、パソコンのそばにある白烏(しろガラス)の置き物に書かれているURLを発見。入力してみるとホワイト・クロウ・チャレンジ(WHITE CROW CHALLENGE)

のサイトが出た。空木界人が同僚だった吾妻にホワイト・クロウ・チャレンジを無理やり勧めたことを白状する。

ホワイト・クロウ・チャレンジは参加者を洗脳状態にして犯罪行為をさせるサイトだった。WCC9は立て篭もり事件を起こすこと、WCC10は自殺することだった。

伊吹はサイト運営社・八咫烏(やたがらす)がこの中にいると確信。麗子が埼玉県川越市に住んでいるにもかかわらず、偶然にも神奈川のはくば保育園にいるのはおかしい。伊吹は麗子が八咫烏だと推理した。

残り時間は少なく、このままでは銃を持った人形に殺されてしまう。麗子は自分が八咫烏だと白状した。しかし、ホワイト・クロウ・チャレンジは法で裁かれなかった犯罪者を処罰するためのシステムで、はくば保育園の園長は盗撮をしていたが証拠不十分だったため、吾妻に殺させたと暴露する。

元刑務官の黒部(坂田聡)が、麗子の肩を銃で撃つ。この復讐の主犯は黒部だった。

黒部はかつて少年院にいた吾妻と親子のような絆を築いた。しかし吾妻は立て篭もり事件を起こして園長を殺してしまい、自分がいた刑務所に収監されて自殺してしまった。遺書にホワイト・クロウ・チャレンジのことが書いてあった。

その後、黒部のもとに綿密な犯罪計画書が送られてきた。黒部はそれを実行して吾妻を陥れた人たちに復習しようとしたという。人形が爆発し、全員が爆風で倒れる。

伊吹が起き上がる(伊吹以外は気絶)。伊吹は、黒幕が駿河紗季だと気づいた。

駿河が語る。もともと、駿河が作ったSNS拡散型の犯罪システムのプロトタイプを麗子が盗み、手を加えてホワイト・クロウ・チャレンジに仕立て上げたようだ。

伊吹をここまで運んだのも駿河だった。

駿河は去っていく。blue という人物からのメールには「ここからが本番です」と書かれていた。

解説と考察:黒幕は青鬼(大和)?

駿河にメールを送ったblueは青鬼(大和/菊池風磨)だろう。黒部に送られてきた犯罪計画書を作ったのも青鬼だと考える。

青鬼と武装集団「獣」の駿河が中心となって新たな犯罪集団が作られている模様。

駿河は救急隊員になりすまして伊吹をこの場所に連れてきたようだが、伊吹は放送局占拠のラストで自らの胸を撃ち抜いていた。すぐに動ける状態になるとは思えない。おそらく駿河は伊吹を別の場所でしばらく治療し、それから監禁場所に移動させたのだろう

2026年のXXX占拠では、伊吹も青鬼と和解して彼らの一味になるのだろうか。それとも伊吹が独自で動くのか。その辺りもどうなるか楽しみ。

この記事を書いた人

映画やドラマの考察歴5年。映画好き歴20年。映画鑑賞累計2000本前後。ドラマは数百本。Webライター歴8年。いくつかのメディアでの執筆歴あり。映画やドラマの本質を追求するような解説や考察が書けるように日々精進しています。パーソナルな感想に普遍的な何かが少しでも宿っていれば幸いです。

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