ひどい?実写映画『はたらく細胞』コスプレ出オチ作品に賛否,良い点悪い点ネタバレ,ラスト解説レビュー

実写映画『はたらく細胞』

実写映画『はたらく細胞』(CELLS AT WORK!)を劇場で鑑賞。

良い部分と悪い部分がハッキリした人を選ぶ作品だと感じた。良い点と残念な点を解説していく。

ストーリーあらすじネタバレ解説もあり。ラスト結末のネタバレにも触れる。

後半は完全に忖度なしの感想レビューなのでご注意ネット上の賛否の意見」もまとめてみた

実写映画『はたらく細胞』あらすじ

監督:武内英樹(『テルマエロマエ』『翔んで埼玉』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』)
脚本:徳永友一
原作:清水茜『はたらく細胞』原田重光、初嘉屋一生、『はたらく細胞BLACK』
主題歌:Official髭男dism「50%」
上映時間:1時間49分

あらすじ:新米の赤血球(AE3803/永野芽郁)は、肺に行くまでの道で迷って肺炎球菌に遭遇してパニックになる。白血球( U-1146/佐藤健)が肺炎球菌を切り裂いてピンチを救ってくれた。

赤血球は「助けてくれてありがとう…」とお礼を言う。実は赤血球(AE3803)と白血球(U-1146)は、赤血球がまだ赤芽球だった頃に出会ったことがあった。

赤血球は、白血球、キラーT細胞(山本耕史)、NK細胞(ナチュラルキラー細胞/仲里依紗)がカッコよく外敵と戦っているのを見て、自分はなんのために働いているのだろう?と存在意義に揺れるのだった…。

人間の世界:漆崎日胡(うるしざき にこ/芦田愛菜)の体内では、赤血球(AE3803)や白血球( U-1146)が懸命に働いている。

日胡は父・茂(しげる/阿部サダヲ)が不摂生な生活をどうにかやめさせたかった。日胡のおかげで茂の体内環境は良くなっていくが、日胡が突然体調を崩し…。

ネタバレ・ラスト結末までの解説はコチラ↓

実写『はたらく細胞』ネタバレ・ラスト結末まで解説,絶望の果てにあるもの
目次 1 実写映画『はたらく細胞』ネタバレ・ラスト結末1.1 茂の体内はブラック企業1.2 ニコの体内に白血病細胞が登場!1.3 ラスト結末:すべてが…1.4 その後 実写映画『はたらく細胞』ネタバレ・ラスト結末 茂の体内はブラック企業 茂

実写『はたらく細胞』キャスト

実写映画『はたらく細胞』

細胞たち
赤血球(AE3803)|cast 永野芽郁
白血球(好中球 / U-1146)|cast 佐藤健
キラーT細胞|cast 山本耕史
NK細胞|cast 仲里依紗
マクロファージ|cast 松本若菜
ヘルパーT細胞|cast 染谷将太
新米赤血球|cast 板垣李光人
血小板|cast マイカ・ピュ
肝細胞|cast 深田恭子
肺炎球菌|cast 片岡愛之助
化膿レンサ球菌|cast 新納慎也
黄色ブドウ球菌|cast 小沢真珠
好中球先生|cast 塚本高史
神経細胞|cast DJ KOO
白血病細胞:Fukase(SEKAI NO OWARI)
外肛門括約筋|cast 一ノ瀬ワタル
人間↓
漆崎茂(うるしざき しげる)|cast 阿部サダヲ
漆崎日胡(うるしざき にこ)|cast 芦田愛菜
武田新|cast 加藤清史郎

実写映画『はたらく細胞』ネタバレあり感想

良かった点:ビジュアル

アニメや原作もそうだけど、自分の体の中の細胞が擬人化されることで、体に対して感謝の気持ちが生まれるコンセプトは本当に素晴らしい

アニメを少し見た程度のニワカな自分からしたらキャストは豪華で良かったと思う。赤血球の永野芽郁さんはキュートで良かったし、クールで残酷な白血球を演じた佐藤健さんもハマっていた。

松本若菜さんが演じたマクロファージも美しかったし、後半は強キャラ感が漂っていてかっこよかった。

全体的にビジュアルは良かったと思う(コスプレ感ゼロとは言えないが)。

あとはエンドロールで芦田愛菜の受験対策ノートでキャラクター紹介している演出は良かった(絵がうますぎ、そんな細かく描く時間あったの?というツッコミは置いておいて)。

ひどかった点

子供たちが楽しめる内容ではあるのだろうけど、正直ストーリーに関しては大人の私が見て面白いと思える要素がほとんどなかった。

悪く言えばコスプレ出オチ映画で、体内の細胞を豪華キャストがこんなビジュアルで演じてるんだ〜という以外に楽しめる部分がなかった。出オチがピークみたいな作品。

笑えない

武内英樹監督は『テルマエロマエ』『翔んで埼玉』『もしも徳川家康が総理大臣になったら』など、登場人物が多い“わちゃわちゃ系”を実写化することに長けた人物。映画でボケまくってツッコミまくって笑わせてくれる監督だった。

しかし今作『はたらく細胞』ではそこまで笑えるシーンがない。みんなクソ真面目すぎてシュールで笑える!かと思いきや、そこまでこみ上げてこない。

笑いの数が違ったら印象が全然違う作品になっていたと思う。

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キャラが多すぎて共感できない

キャラクターが多すぎるし、さらに体内細胞パートと人間パートでシーンの切り替わりも多いので、それぞれの登場人物への感情移入がしづらいのが映画として問題だと感じた。

ぶっちゃけ主人公の赤血球(永野芽郁)にも、白血球(佐藤健)にも、人間の日胡(芦田愛菜)にも感情移入できなかった

それぞれのキャラのストーリーがはしょられているからだ。

共感できたのは「立派な白血球になりたい!」と言っていたが異常があって闇落ちした白血病細胞(Fukase)と、娘が病気になって必至に励ましていた茂(阿部サダヲ)くらいかな。

ニコとアラタのとってつけたような高校生同士の恋愛も微妙だった。

ゲーム性やスリルのなさ、アクション、ラスト結末についての解説は次のページで↓↓

コメント

  1. やまだい より:

    世界線としては無関係だから考えすぎだと思うけど、パパの方が戦時中モチーフですから、進駐軍のイメージで〜…なんて考えたりはしましたけどまぁ…(基本的には)無関係の世界やから…………まぁ…天使のイメージかな?知らんけど

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