
『ちょっとだけエスパー』第8話を鑑賞!
兆が文太に未来と四季についての衝撃的な事実を告げる!
- 第8話のストーリーネタバレまとめ
- 四季の悲惨な未来とは?
- 兆にとっての世界=四季そのもの!
これらを徹底解説&考察していきます!
『ちょっとだけエスパー』8話のストーリーネタバレまとめ
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兆は 半蔵・円寂・桜介を解雇。
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その直後、桜介の 両目から血が流れ出す。
Eカプセルの深刻な副作用だと思われる。 -
兆は文太を呼び出し、
「あなたにもミッションをやってもらうしかない」
と告げる。 -
その内容を聞いた文太は、四季を連れて江ノ島へ向かう。
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四季は、文人との未来の思い出を断片的に思い出してしまう。
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文太は苦しみながらも、
「あなたの文ちゃんは俺じゃない」
と告げ、四季にナノレセプターを差し出す。
これを飲めば、四季は未来で死ぬ運命から救われる。 -
兆が文太に命じたミッションとは、
四季に“2035年までの10年分の記憶”をインストールすること。
その記憶の中に“トリガー”を仕込んであり、四季が震災級の大事故で下半身を失って死ぬ未来を回避できるという。 -
兆は最愛の四季が生き延びる未来を作るために、
世界そのものを書き換えようとしていた。 -
兆は市松を拉致し、
「お前がミッションへの干渉をやめれば未来で1000万人が死ぬ。だが四季は生き延びる。四季が生きていれば私がレシピを盗む必要もなくなるため、市松博士が疑われることもない」
と取引を持ちかける。
しかし市松は、
「1000万人が死ぬ未来は選べない」
と拒否。 -
兆が去った後、その場を見ていた四季が市松を救出。
同時に、久条は兆のパソコンにアクセスし、
データを盗み見することに成功する。 -
四季は自宅に戻るが、極度の混乱と絶望の中で
大量のEカプセルを一気に飲み込んでしまう。 -
“ディシジョンツリー”は赤く染まる。世界の崩壊が始まっていた。
『ちょっとだけエスパー』8話の考察まとめ:四季とは世界である
兆が世界を変える目的は、最愛の妻・四季が2035年の大事故(大震災?)で死ぬ未来を回避することだった。
第2話では四季の夫が事故でひどい死に方をしたことになっていたが、実際は四季のほうが悲惨な死を迎える運命にあった。
兆は1000万人を犠牲にして四季1人を救おうとしている。市松がそんなことは許されないと言うと、兆は「数の問題?」と切り返す。ハーバード白熱教室で有名なマイケル・サンデルがよく取り上げるトロッコ問題を問いかけている。
そして8話の大きなポイントは、兆が四季が生き延びる世界=正しい世界としたこと。兆にとっては四季がいない世界=無意味であり、存在しないのと一緒である。
最愛の人との関係という社会の最小単位が、その人にとっての世界を構成しているという本質的で美しいメッセージが垣間見えた。
つまり兆(文人)にとっては、四季がいなけりゃ四季も感じられない…ということ。
四季がEカプセルを一気に飲んだのは、おそらく自分が死ねば文太も兆に惑わされることはなくなり、また兆も暴走しなくなると考えたからだろう。
ただし、世界の1番の不確定因子である兆の目的が四季であり、四季を救うためにいろんなミッションを重ねてきたため、四季が死亡すると世界が元に戻る慣性の法則による負荷で、世界が崩壊してしまう!という状況が発生しそうである。
第8話からは、SFドラマと見せかけて抽象的な問いかけをする人間ドラマの趣が強くなってきた。
記憶をインストールしてトリガーを埋め込む、世界が元に戻る慣性の法則など、SF設定は後出しなので思いっきり賛否分かれそうではある。
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