Netflixドラマ『阿修羅のごとく』最終回まで全7話のあらすじネタバレ解説の記事です。
Netflix『阿修羅のごとく』最終回まで全話ネタバレ解説
1話ネタバレ
四姉妹の三女・滝子(蒼井優)は、長女・綱子(宮沢りえ)、次女・巻子(尾野真知子)、四女・咲子(広瀬すず)のそれぞれに電話し「話があるから今夜集まろう」と言った。
夜に巻子の家に集まる4人。巻子の夫・鷹男(本木雅弘)も同席した。
滝子は、この前 父・垣太郎(國村隼)が別の女性と男の子と遊んでいるのを目撃し、興信所の勝又静雄(松田龍平)に調べてもらったところ不倫だと発覚した…と話す。
四姉妹はピンボケした父と不倫相手の写真を見て動揺する。
垣太郎は定年後も火曜と木曜だけは働きに出ていたが、午後には愛人の家に通っていたのだ。
鷹男は「とりあえず義母さんの耳には浮気の件を絶対に入れるな」とその場を取りまとめた。
翌朝、巻子は綱子の家へ行く。そして綱子が男の人/桝川貞治(内野聖陽)といちゃついているのを目撃。巻子はパニクって逃げる。しかし綱子に家に引っ張られ、出前のウナギを食べながら不倫の言い訳をされた。巻子は自分の夫・鷹男も浮気しているようだ…と言葉を返す。
鷹男は興信所の勝又に会い「本当のことを知っても誰も得をしない。義父の不倫は間違いだったことにしてくれないか?」と頼むが、断られる。
勝又はやってきた滝子と鷹男に戸籍謄本を見せる。不倫相手の子供は、別の男性の子供だった。
滝子は、私たちはやっぱり4人姉妹だった…と涙ぐむ。
咲子は母・ふじ(松坂慶子)を呼び、同棲しているボクサー・陣内英光(藤原季節)を紹介した。
鷹男は義父・垣太郎に、浮気は揉み消せると言った。しかし垣太郎は言い訳はしないと返した。
四姉妹の母・ふじは、夫・垣太郎の上着に入っていた車のおもちゃを握りしめ、壁に投げつけた。夫の浮気にずっと前から気づいていたのだ。
四姉妹と母・ふじは、夫を寝取られた妻の情念を題材にした文楽を見ていた。女人形の表情が狂気に変貌する。
2話ネタバレ
巻子は、父・垣太郎が切腹しようとしている横で母が針仕事をしていて、自分たち4姉妹が子供の頃のようにパジャマに腹巻を着て切腹を止めようとしている…という夢を見る。
起きた巻子は鷹男に夢の内容を話す。鷹男は、お義父さん夫婦の問題に口を出すなという意味では?と言った。
新聞の朝刊には波風というタイトルで、“私たち3姉妹のお父さんには愛人がいます。私の夫ももう40なので、不倫をするかもしれません。波風を立てないようにするべきでしょうか?”という投書があった。
投書に気づいた咲子は「巻子が書いたんでしょ?3姉妹になっているけど私は姉妹の数に入らないの?」と責める。巻子は「私じゃない、綱子ではないか?」と返す。綱子でもなかった。
綱子は生花の契約をしていた料亭の主人・貞治(愛人)と豊子(夏川結衣)からクビを宣告される。
鷹男はその料亭にやってくる。綱子は後ろから来た鷹男を愛人の貞治だと勘違いした。
鷹男は料亭に滝子と勝又を呼んでいた。2人の仲を深めてもらうためだ。意図に気づいた滝子は怒って帰ってしまう。勝又が追いかけ、駅の曇りガラスに“好き”と書いた。
咲子は陣内のボクシングの試合を見に行く。父・垣太郎も来てくれた。しかし咲子は打たれる彼を見ていられずに外へ出た。
陣内は負けた。脳震盪で寝ている。垣太郎は自分が使うぶんの札を取り、財布のほうを咲子に渡した。
実家に来た巻子、綱子、滝子。咲子もやってくる。
夜になっても父・垣太郎は帰ってこない。鷹男の調べで、愛人の息子がバイクとぶつかりそうになって軽い怪我をし、病院に付き添っていることがわかった。
垣太郎は朝方にやっと帰ってくる。
巻子は新聞社からの景品を見て、波風…の投書をしたのが母・ふじだと気づいた。母は父の浮気にずっと気づいていたのだ。
3話ネタバレ
咲子がカフェで倒れた。彼氏の陣内が減量をしているから自分も食べないようにしていたのだ。巻子が駆けつける。アパートへ連れて帰ると、陣内は知らない女性(マユミ)と寝ていた。しかもラーメンを食べている。
咲子は浮気よりラーメンを食べたことに激怒する。巻子も陣内を責めた。
陣内は「俺が減量中だから食べるななんて頼んでない。迷惑だ」と言い放つ。
部屋を出た咲子は、巻子の家で餃子を食いまくる。
いっぽう勝又は滝子を夜の公園に呼び出し「垣太郎の調査をなかったことにしたい」と言う。2人の関係の始まりが浮気調査だと言うのが嫌だったのだ。勝又はその場で調査資料に火をつける。しかし落ち葉に燃え移り、ちょっとしたボヤ騒ぎになってしまった。
鷹男が警察に呼び出され、事情を説明。滝子たちは解放してもらった。
滝子は部屋で勝又と不器用に抱きしめ合った。
鷹男は大阪出張に行くと言って家を出た。
巻子は家で鷹男からの電話を取る。鷹男が浮気相手にかけた間違い電話だった。
巻子は、母・ふじのところで一緒に漬物をつける。巻子は夫の浮気のことを話した。ふじは「女わね。言ったら負け…」と答えた。
巻子は帰りに父の不倫相手のアパート近くにフラッと立ち寄る。なんとすぐ近くに母・ふじも来ていた。ふじは驚き、なんとも言えない表情を浮かべ、その場で倒れた。
四姉妹と鷹男が病院で意識不明のふじに寄り添う。酔っ払った垣太郎が入ってきた。巻子は「お母さんは許してなんかいなかった!」と激怒した。
垣太郎は「浮気相手が結婚する。フラれた」と言い、ふじのそばで泣いた。
ふじはそのまま死亡。数カ月後に家族は墓参りに集まる。咲子は陣内と結婚して妊娠していた。
滝子と勝又は夏目漱石の小説「虞美人草(ぐびじんそう)」の最後の一説を語り合っていた。
…すべてが喜劇である。最後に一つの問題が残る。生か死か。これが悲劇である
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