韓国ドラマ『トランク』最終回までネタバレ,衝撃のラスト結末の考察と感想!キャスト相関図Netflix

ソヨンが仕掛けた監視カメラに気づいたジョンウォンはシャンデリアを破壊する。そしてなぜ父と同じことをした?とソヨンに叫んだ。

インジとジョンウォンは旅行をする。ジョンウォンはずっと一緒にいたいと言うが、インジは離婚しよう。契約は終わりと言った。

ソヨンは青い薬を飲んで自殺未遂を起こす。

オム・テソンは豪邸からインジのトランクを盗み出した。そしてインジを湖畔に呼び出す。テソンは「あなたのそばにいるのが俺の人生だ」と笑った。テソンはトランクを開けろと叫ぶ。しかしインジは開けられない。

ジョンウォンがやってくる。テソンはジョンウォンをナイフで刺そうとした。インジはジョンウォンが家に隠していた銃でテソンを撃つ…しかし実弾ではなく空砲だった。テソンはトランクを持ってボートで逃げる。

テソンはNM社の依頼を受けたジオにフェンシングの剣で胸を貫かれて殺され、トランクとともに沈んでいった

…署で関係者たちから事情を聞いたキム・ヒョンチュ刑事は、トランクをソヨンに返す。テソンが盗んだのはインジのものではなくソヨンのものだったソヨンは中を開ける。ベビーグッズが入っていた。

会社を辞めたインジはドダムに挨拶をする。ドダムはNM社に雇われたインジの監視役だった

ジオはテソンの殺人容疑で逮捕される。しかしソヨンは弁護士を雇い、ジオと結婚の再契約をしようと考えていた。

ジョンウォンは家を取り壊す。そして、あと2回偶然出会えたらずっと一緒にいてくれとインジに言った。2人は別れる。

時がたち、インジはホラー映画の曲のクレジットにジョンウォンの名があることに驚いた。その後、トランクを安値で売り払った。するとジョンウォンと再会。1回目の再会だった。2人は「あと1回ですね」と言う

考察:トランクの中身と意味、伏線、わかりにくい部分の解説

タイトル:トランクの意味

最愛の人に裏切られた2人(インジとジョンウォン)が、愛と支配の違いに気づいていく重厚かつ抽象的なテーマの作品だった。

トランクに入っていたのは過去の行動に対する後悔の念なのだろう。ソヨンは車に身を投げて子供を殺してしまい、ジョンウォンとの関係を壊してしまった後悔としてベビー用品を入れていたように見えた。

ソヨンはジョンウォンだけをみて、子供は見ていなかった。でも心の奥底では子供の死を悲しんでいるようにも見えた。開かずのトランクをソヨンの心に見立てた深い演出だと感じた。

死体と一緒にあがったのがソヨンのトランクであることからも、タイトルのトランクはインジのものというより、ソヨンのトランクを意味していた。

さらにソヨンがトランクを買った理由は、2年前に店で先にそのトランクを買ったインジをジョンウォンが見つめていたから

「あの女と同じものを買ってやる!ジョンウォンが見るのは自分だけだ…」と考えたのだろう。これらの行動がジョンウォンの「俺はお前の欲に潰された」とのセリフに繋がる。ソヨンの執着心が怖すぎる。

インジの場合はソ・ドハに対してあのときどうすればよかったのか?という気持ちが大きくなり、ドハのものは部屋に残したが自分の所持品はトランクに入るくらいに削減させてしまった。トランクの中に自分の存在を隠したかったようにも見えた。

オム・テソンはなぜ捕まらないのか?

オム・テソンはなぜ警察に捕まらないかというと、彼はインジのストーカーなので、彼を警察に突き出すと莫大な資金が動いているNM社の契約結婚サービスが明るみになり破綻してしまうから。誰かがテソンを通報してもNM社が揉み消していたのだろう。

ソヨンがインジをジョンウォンの妻に指名したのは、大学の卒業式でジョンウォンにサンダルを貸した女だと顔を覚えていたから。インジが良い引き立て役になると考えた計算高さに加え、少しでもジョンウォンに接近した女性の顔を数年経っても忘れないという怖さがある

赤い薬と青い薬による演出はマトリックスから

赤い薬と青い薬は映画『マトリックス』からの引用。

真実を知るか(赤い薬)、作られた幻想を信じ続けるか(青い薬)の二択の意味がある。

ソヨンが青い薬を飲んで自殺未遂をしたのは幻想にとどまりたかったから

ジョンウォンは最終回で赤い飲み物を飲んでいたので、つらい真実と向き合うことを選んだと解釈ができる。

シャンデリアが意味するもの

家に飾られていたシャンデリアには、かつてジョンウォンの父が仕掛けた監視カメラがあった。そしてソヨンも新しいシャンデリアに監視カメラを仕掛ける。

シャンデリアは大きな瞳に似ている。シャンデリアは支配の象徴だ

そのシャンデリアから身をていしてジョンウォンを守ってくれたのがインジだった(第1話の最後のシーン)。ジョンウォンはインジにあたたかさを感じ、トラウマから抜け出していったのだろう。

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