2025年8月21日放送の木曜ドラマ『しあわせな結婚』(幸せな結婚)第6話を鑑賞。
15年前の殺人の真犯人が出頭してくる衝撃のラスト!
それだけでなく、6話はよく考えると伏線モリモリのエピソードだった!
- 出頭した真犯人は誰?15年前の事件の全貌を推測
- ネルラのヤバい本性
- ネルラとレオの本当の関係:犯人はどちらか
- レオの年齢を検証、名前の由来
- 幸太郎が引っ越しをやめた理由
これらを徹底考察していきます!

『しあわせな結婚』6話の演出と考察まとめ(ネタバレ)


真犯人は考ではない!
ついに警察に出頭した真犯人!その正体はなんと鈴木考(岡部たかし)だった。
うん、順当と言えば順当!犯人が家族の中にいるとすれば1番怪しいのは考だった。
7話の予告では、布勢に首をしめられているネルラを助けるために後ろから頭を殴ったと犯行を証言している↓↓。
布勢を殴ったことは事実なのだろう。ただ、考が殴った傷が致命傷になったかはわからない。
考が布勢を階段下に突き落としたという確定もしていない。
捜査状況によると、布勢の頭には階段で落下した際についたもの以外に2つの打撲痕がある。
1つが考が殴った際についたもの。もう1つが真犯人が布勢を殴った際についたものとも考えられる。
考が布勢を殴った後でパニックになり去る→その後、目覚めたネルラが布勢をもう1度殴って殺害した。これが15年前の真相ではないか。
もしくは、ネルラが気絶から目を覚ました後に見たという足は考のものではなく、第三者が真犯人の可能性もある。
ネルラの本性がヤバい、小悪魔系女子?
黒川刑事の調べによると、ネルラは布勢の友人たちからよく思われていなかった。
黒川は布勢の友人・小畑武尊(おばたたける)と、バーマスターの八神旬にネルラのことを聞いた。2人ともネルラが布勢の才能と人生をダメにしたと考えていた。
黒川は幸太郎に、もう奥さんに引きずり回されるのはやめますと言った。
黒川は布勢を評価していた画商の三杉孝俊(みすぎたかとし)とも会い、ネルラが想像以上にヤバい女性だと聞き出していたのでは?
黒川はネルラが意図せず周りを傷つけると言っていたが、確かにそんなタイプにも見える。
ネルラはイタリアで修復師の仕事をしていた。本場イタリアの芸術作品と布勢の作品を比べて語ってしまい布勢が傷ついて絵が描けなくなった…この可能性はかなりあると思う。
あとは、布勢を殺したのが第三者だとすれば、ネルラを好きになった男性が布勢を殺した可能性もあると思った。
あとポイントは、布勢をサポートしていた画商・三杉孝俊が15年前に画廊を売っている件。
ネルラ、寛、考の誰かが画廊を脅した?
考えてみると、寛は金も権力もあるだろうし、ヤクザを使って脅させるくらいできるだろう。それがバレて会社を追われたとか?
ネルラが実は意図して周囲を傷つけていたとしたら怖い。ネルラが幸太郎に嫉妬しているのとか、全部演技では? 弟・五守を殺したのもまさかネルラ?!(それは妄想しすぎか)
6話でネルラはオペラ「フィガロの結婚」ケルビーノのアリア(独唱)のパートを歌っていた。
ケルビーノは誰にでも恋してしまう少年で「Non so più cosa son, cosa faccio(自分が誰だか分からない)自分が何者かわからない」と独白する。
ネルラも自分がわからない→二重人格の伏線?
それとも当時の麻布警察署署長・佐久間次郎(野間口徹)が布勢や画商の三杉と関係しているのか。
布勢の殺害に、佐久間と三杉が関わっている。このパターンも十分ありそう。
ネルラはイノセント(無実)で、最終回までずっと怪しく見える→真相がわかってハッピーエンドになるかも。
レオとネルラの関係
ネルラが幸太郎と鈴木家のマンションを出て行くと言い、レオがネルラの背中を押す。しかしレオの表情は曇っている。
レオは部屋で自分が子供の頃のアルバムを開く。レオの10歳の誕生日のところで不協和音が流れた。この演出、何かあるな。
考によるとレオとネルラは18歳差。実はレオはネルラの子供だったりして。
レオはネルラに「父さんもあの事件を忘れたい」というが、あの事件は布勢の死のことではなく、ネルラがレオを妊娠したことを指してたりして。
レオの生物学上の父親が、ネルラと付き合った布勢に嫉妬して彼を殺した線もある。
1番最悪な展開としては、ネルラの生活によく干渉してくる叔父・考がレオの父親というもの。
ネルラの寝相がひどいのも、考に何かされていたからでは?
ネルラはレオが誰の子供か言えない→鈴木家で育てることになった。
考とネルラの関係を知った母親が自殺→お産で死んだということにした。
木曜9時のドラマなので、レオがネルラの子供だという展開はまだしも、考が父親という展開はない気もするが。サスペンスとして1番最悪なパターンをついつい考えてしまった。
他には、布勢がレオの父親の可能性もある。
あとはレオの名前の由来がネルラと五守と同じく宮沢賢治ではなく、イタリアの絵本作家レオ・レオニなのも気になった。
ネルラがイタリアで仕事をしている頃(25歳ごろ)に、イタリア人と交際して生まれたのがレオなのでは。
ネルラとレオが親子だとすると、まだ小学生のレオが布勢にとどめを刺した(考が殴った後でさらに殴った)線もあり得る。
7話予告ではレオが部屋で火事起こして自殺未遂?っぽい展開になる。考が出頭して自分(レオ)を庇っていると知り、良心の呵責に耐えられなくなったのかもしれない。
レオの年齢が合わない問題
6話でレオが自分の幼少期のアルバムを見ており、
10歳の誕生日写真に「2010年5月14日」と記載されていた。
→この場合、レオは2000年5月14日生まれ。2025年時点で25歳。
いっぽうで母親の位牌には「1999年7月7日」と記載。
寛が言うようにレオのお産で母親が死亡したとするとレオは1999年7月7日生まれ。2025年時点で26歳。
シンプルに、母親がお産で死んだことをレオに知らせないために誕生日を「10カ月」ずらしたのか?
10カ月ずらすと1学年変わる。周囲の目もあるし、そこまでする必要があったのか?
考が2話で「ネルラとレオは18歳差」と言っていたのも気になる。
ネルラは2025年8月で46歳になったはず。上記を踏まえると、20歳差か21歳差が正しいはず。
レオ=2000年5月14日生まれが正しいとすると、ネルラが妊娠発覚→父親が寛か考などショッキングな事実発覚→母自殺→10カ月後にレオ誕生。こんな予想もできる(こんな悲惨な展開になるかはわからないけど)。
幸太郎が引っ越すのをやめた理由
幸太郎が今のマンションに留まることにした理由は、ネルラや鈴木家の闇を暴かなければならないと決意したからではないか。
最初、寛は幸太郎を同じマンションに住まわせて見張っていた。そして幸太郎に害がないとわかると、あまり家のことを調べられたくないので「出て行ってもいい」と引っ越しを促す。
幸太郎は覚悟を決めて鈴木家の秘密を探るつもりかもしれない。
黒川が幸太郎に「既成の価値観を超えたところで奥さんを守っている」と言っていたが、これも「ネルラが犯人なのにあなたは守っている」という意味に捉えられる。
『しあわせな結婚』6話の感想レビュー
第二章が始まったが、回を重ねるごとにどんなドラマなのかよくわからなくなっていく。
黒川がネルラを好きな衝撃展開の次は、ニュースホープMC梶原の30歳差恋愛をぶち込んでくる。少し前は寛の不倫騒動もあった。
これらのラブコメ要素=恋愛の多様性がしあわせな結婚のメインテーマで、サスペンス要素の方がサイドディッシュなのでは?とも思えてくる。
15年前の殺人事件は、叔父の考がネルラを助けようとして殺してしまった事故的なもので、幸太郎が正当防衛として解決→家族で幸せに暮らすホッコリした結末を迎える可能性もある。
それとも、怖い本格サスペンスになっていくのか?
阿部サダヲと松たか子の相性バッチリだし演技も面白いけど、まだドラマの方向性が見えてこない。
スタイリストの曽我さんのキャラが面白い。コメディアンヌ誕生!

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