『ライオンの隠れ家』最終回11話「僕たちの新しい始まり」。感動しかない!本当に素晴らしいフィナーレだった。
『ライオンの隠れ家』最終回11話あらすじ
美路人(みちと/坂東龍汰)は洸人がいなくなったのは自分がめんどくさいからだと考える。翌日、ライオン(佐藤大空)と愛生(尾野真千子)と近所を探すが、洸人はいない。
洸人(ひろと/柳楽優弥)は自分の人生について考え、気がつくと茨城から東京まで来ていた。以前通った大学を眺める洸人。
美路人を抜きにしたときの自分の存在について悩み、これからどうしようかと葛藤していた。
『ライオンの隠れ家』最終回11話・ラスト結末は?
ネタバレ1:洸人が家に帰る
洸人は楓(桜井ユキ)に呼び出されて一緒に酒を飲む。楓は、一連の事件について原稿を送るから読んでほしいと洸人に言った。そして、何かやり残したことがあるから大学に来たんじゃないの?挑戦したら?と背中を押す。
洸人は携帯の電源をオンにする。美路人からたくさんの電話があったようだ。
洸人は家に帰ってくる。しかし表情は暗かった。心配する美路人。
愛生は洸人のパソコンを借り、彼が大学の社会人入試について調べていると知る。
愛生は洸人に、思いは言葉にしないと伝わらないと言う。
ネタバレ2:3匹のライオンに3匹のウミネコ
美路人が依頼を受けていた千人画廊(堤防の絵)が完成。洸人、ライオン、愛生は一緒に見にいく。3匹のライオンの絵が描かれていた。しかし美路人は「違います」と言って去っていった。
貞本夫妻の結婚10周年パーティーがある。洸人は幸せな貞本の家族に祝福を述べたあと、自分は自閉スペクトラム症を持つ弟のことをあまり人に話さなかった。美路人の優しいところや絵が上手いところが好きで尊敬している。自慢の家族だとスピーチした。
美路人は洸人とライオンを連れて堤防へ。3匹のライオンの絵に3人それぞれでウミネコの絵を描き足した。
洸人は絵を見て、東京の大学で学び直そうと思うと美路人に伝えた。美路人は「はい」と言った。
ネタバレ3:それぞれの未来へ
寅吉は仕事が見つからない愛生に、店を開けるからここで働けと言う。
洸人は大学に行こうと思っていると愛生に話した。
寅吉が家にやってきてみんなでクリスマスパーティーをする。
美路人も4月から自立してオービットハウスで暮らすと決意した。
歳が明け、洸人は大学に合格。
祥吾は裁判で懲役3年を言い渡されていた。
4月になった。洸人は大学を卒業したら本に関わる仕事をして、いつかみっくんの絵を集めた本を出したいと言った。美路人は、僕がお兄ちゃんのファン1号だと言った。
洸人は「あとはよろしく」と愛生に言って美路人、ライオンの3人で家を出た。
ライオンは1人で学校へ向かった。
洸人はアートハウスへ行くバスに乗る美路人を見送る。そして東京へ向かった。
3匹のウミネコが飛んでいる。
『ライオンの隠れ家』最終回11話の考察・
3匹のウミネコの本当の意味
ウミネコは1話から登場する、固定観念を破るものの象徴だ(海以外の場所も好きに飛ぶから)
美路人が絵に描いた3匹のライオンは洸人、美路人、ライオンそれぞれを指している。
そしてまた、3匹のウミネコも3人のことだ。
野生のライオンは基本的にナワバリ(プライド)を意識して生活してそこから抜け出すことはできない。
つまり3人がライオンのままでいると、絆は深まるかもしれないが本当の意味で自由になれない。
だから美路人は、3匹のライオンの絵に対して「違います」と言い、あとで3人でウミネコを付け足したのだろう。
3匹のライオンは、3匹のウミネコになることができた。
予想を超えた感動のメッセージがあった。
祥吾の事件と結末について
亀ヶ谷議員の秘書殺人事件については真相は明らかにならなかった。
懲役3年という判決から察するに祥吾はサポート役で、殺人を実行したのは樺島なのだろう。
祥吾の表情から察するに、彼も人生をやり直そうと考えているようで救いがあった。
『ライオンの隠れ家』最終回の感想
感動の名シーン
洸人が貞本の結婚10周年パーティーで美路人に尊敬の気持ちを伝え、お互いに見つめあった瞬間に最高に感動。柳楽優弥さんと坂東龍汰さんだから起こせるミラクルが感じられた。
あとはライオンが1人で小学校へ向かうシーンも超感動。家の下で怯えていたライオンが少しの間にこんなにも成長するとは。ライオンがランドセルを背負った後ろ姿に魅せられた。
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