ドラマ『クジャクのダンス誰が見た?』第4話「ep4 運命が覆る22年間の告白ー反転する天国と地獄」。
全部が春生の自作自演にも見えてきた。赤沢の水の意味とウッドリバーについて、染田のロレックスやカラビナ男と阿南検事の関係性も解説。
考察とあらすじネタバレ解説をまとめました！
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ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』4話考察まとめ
ブルーのカラビナ男と阿南検事
第4話の冒頭でブルーのカラビナの男が染田について電話で報告をしていた相手は阿南検事。そして最後に2人は車で会う。阿南検事と関係が深いということは、男は検察関係者だろうか。ヤメ検と呼ばれる検事をやめた人物かもしれない。
阿南が染田を殺してませんよね？的なことをカラビナ男に聞いたことから、2人は協力関係にはあるが、完全に意思疎通が取れた運命共同体ではないことがわかる。
阿南は検察側として春生の手紙や遠藤力郎の冤罪をそもそも信じておらず、冤罪の主張がそもそも仕組まれた虚偽だと考えて検察の仕事をしているのかもしれない。
阿南は検事として一応正義に沿って行動しているが、カラビナの男は阿南に嘘を言って利用している…という関係性も考えられる。
第3話で染田が警察に連れて行かれる前に電話していたのがカラビナ男。友哉から頼まれて春生の手紙を偽造したと証言したのはカラビナ男の指示だったことが判明した。
染田に一千万とシャブを渡して春生や心麦を監視させたのもこの男だ。東賀山事件での力郎の冤罪と真相究明を果たそうとした春生を監視させていたことから、東賀山事件に関わっていた人物の可能性は極めて高い。
染田のブランド品の偽造
川に浮かぶ染田が発見され、飛び降りたと見られる橋には彼のサンダル、スマホ、そしてロレックスがあった。カラビナ男からもらった一千万円で購入したのだろうか。
ここで染田の回想が気になってくる。染田はサインの偽造だけでなく、ブランド品の偽造もしていたそうだ。もしかするとこのロレックスも偽物なのか？
（ロレックスまで染田が作ったかはわからないが）染田が腕時計になんらかの手がかりを隠している。もしくはロレックスの偽造に関わっている人物が暴かれ、その人物が過去の東賀山事件に関係しているなどの流れになるのかもしれない。
すべて春生の計画？
春生が手紙に決定的な証拠を残さずに心麦や松風に真実を暴かせようと回りくどいことをしていることがかなり気になってきた。
少し飛躍した考察にはなるが春生と友哉が最初から協力して全てを計画したのでは？春生は東賀山事件の真相究明のために自ら犠牲になり、友哉が逮捕されるのも計画のうちとも思えてきた。
春生は決定的な証拠を集められなかった。もしくは確信はあるが普通に公表しても検察に握りつぶされると考え、計画を立てたのかもしれない。
冤罪を生み出した罪を償うために何者かに殺されたと見せかけて死亡し、手紙で松風に友哉を弁護させるよう仕向けたのではないか。
4話では染田を監視していた西進がちょっと怪しいと思った。西進はカラビナ男の手先で、わざと染田を見失ったのでは？
赤沢の水の伏線：ウッドリバーは林川？
赤沢が飲んでいる水について秋貞に奥さんが用意してくれたんですか？と指摘された時にめちゃくちゃ間があったし赤沢が怒ってた。
京子は怪しい水に手を出しているのか？
もしくは近隣の浄水場などが汚染されているけど、上層部や権力者が関わっているせいで世間には公表されていない→それが東賀山事件＆林川家と繋がっているとか？
春生が冤罪を暴こうとして殺されちゃう展開からして、林川家に大きな秘密があるようにも見える。林川家が保有していた工場か何かが浄水場を汚染→公表できない裏事情がありそう。
第2話で赤沢が小麦と話しているときにペットボトルを握りつぶす。そのときにウッドリバージャパン（株）と書かれている。ネット上では林川＝ウッドリバーだという考察で賑わっている。
林川家は水のビジネス、製造元で、その水ビジネスを乗っ取ろうと企んだ何者かに殺されてしまった…それが東賀山事件の真相では？
現時点では心麦＝林川歌の可能性が高い（染田の回想で心麦の母・静香がよく食べるから他の子より大きいと言っていたのは、心麦が1歳年上の歌である伏線）。
林川家が水ビジネス関係で殺されたとすると、なぜ歌だけが生き延びたのか。幼い赤子だったから犯人がためらったのか。ただ単に別室で寝ていたから見つけられなかったのか。それとも心麦は犯人や関係者の子供なのか（林川の妻が不倫）。
だとすると、カラビナ男＝東賀山事件の真犯人＝心麦の父？
妄想が膨らんでしまうが、第4話時点で真偽が定かでない情報や伏線が点在している状況なので、確定はできない。
あとは第5話でそろそろカラビナ男のビジュアルだけでも見せてくれないかな。個人的にはあの渋い声はフェイクだと思っている。
モールス信号
ドラマではクレジットの上下にモールス信号が隠されており↓
第1話「私の声に気付いてますか」
第2話「俺はあの時から真実を探してる」
第3話「光の中のあの人は何を隠してる」
第4話「真実の鍵は水の中」
となっている。第4話の「真実の鍵は水の中」は、犯人と面識があるにも関わらず死んでしまった染田のことを指すのだろうか。それとも、赤沢が飲んでいる水と事件の関係性を表しているのだろうか。
クジャクのダンスを見たのは心麦
第4話の赤沢の水と関連する第2話を見返して思った。2話のラストで過去の東賀山事件の現場・林川家の人間たちが螺旋階段に吊るされているシーンが映る。
そこで上からのカットになり、シャンデリアの下が青色と観葉植物の葉っぱの緑でクジャクのように見える。赤ちゃんの歌が寝ている場所に青色の敷物があるので、歌はシャンデリアの下（クジャクに模された場所）に置かれていたのではないだろうか。
心麦＝歌とすると、心麦は東賀山事件の犯行＝クジャクのダンスを目撃した人物であり、クジャクの青色の部分に寝かされていたことから心麦自身がクジャクでもあると思った。
つまり、歌の存在自体に東賀山事件の真相が関わっているのかなと。歌が林川安成の子供ではないなど、出生に秘密があるのではないか。
ドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』第4話あらすじネタバレ結末
前回第3話の詳細はこちら↓
ネタバレ1：染田の過去、春生の動画
染田の過去。染田は父から受け継いだ畳店を経営していたが、設備投資を決めたあとにバブルが崩壊し、不渡を出したために会社は倒産。染田が会社のことなどを相談しなかったせいで妻は彼を見限り、まだ幼い息子のさとるを連れて家を出て行った。
現在。阿南検事は赤沢刑事から、「染田が『遠藤友哉に脅迫されて春生の手紙を偽造した』と告白した」と聞く。友哉の弁護に松風がついたことを知って「余計なことを…」と呟いた。
松風は遠藤友哉と契約書を取り交わし、正式に彼の弁護人になることに。春生が友哉に謝罪していた音声データについて話すと、友哉は「神井が持っているのは元は動画だった」と笑う。
松風は神井と会い、元の動画を見せてもらう。
春生が遠藤力郎と友哉にすまないことをしたと謝罪し、東賀山事件で死刑判決を受けた力郎は冤罪だったという考えが消えない。独自で調査し、神井の力を借りてこのことを世間に公表する…と話していた。
ネタバレ2：染田の告白と新たな事件
心麦は屋台の横で「話が違う」と電話の相手に怒鳴っている染田を発見。
染田は心麦を見つけると膝から崩れ落ち、過去に経営していた会社が潰れて妻子に逃げられ、シャブやサイン偽造に手を出して逮捕され、春生と出会ってあなたが希望を持って生きていく姿が見たいと言われて更生できた…と話す。2年間服役し、出所の数年後にラーメン屋台を出したら春生が食べにきてくれ、それからしばらくして妻の静香さんとまだ幼い心麦を連れてきたと続けた。
染田は1000万円とシャブをある男性（ブルーのカラビナの男性）から渡されて「春生の身の安全のために彼と心麦について気づいたことを報告しろ」と言われてその通りにしてしまったと告白した。
心麦は染田に「警察で証言し直そう」と言い、松風の事務所のエントランスまで連れてくる。しかし松風を連れて階下へ降りてくると染田の姿がない。
染田は何者かに連絡を受けた後で姿を消した。その後、江戸川に浮かんでいるのが発見される。それから染田は搬送先の病院で一筋の涙を流しながら死亡した。
夜になり、阿南検事はブルーのカラビナの男性を車に乗せる。そして「違いますよね？（染田を殺してませんよね？）」と言った。男性は「まさか」と笑う。
クジャクのダンス誰が見た? 第4話 終わり
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