Netflix韓国ドラマ『星がウワサするから』(星が噂するから)の第1話を鑑賞。
宇宙の無重力下でイ・ミンホとコン・ヒョジンが心を通わせていく壮大な大人の恋愛ドラマ。
制作費500億ウォン(約53億円)をかけた最新のSF韓国ドラマは面白いのか!?
第1話のストーリーあらすじ解説と感想を忖度なしでぶっちゃけます。
『星がウワサするから』第1話ネタバレあらすじ解説
コン・リョン(イ・ミンホ)は母の死後に3人の伯母に育てられ、産婦人科医になる。そして日々、たくさんの命を取り上げることにやりがいを感じていた。
コン・リョンはMZグループの後継チェ・ドンフンの精子異常の治療を担当することになった。しかし結果を出せないまま、ドンフンは建設現場で従業員を守って死亡。
ある日、コン・リョンはMZグループの会長の娘で本部長のチェ・ゴウン(ハン・ジウン)に車をぶつけられる。ゴウンはカン・ガンス(オ・ジョンセ)の子供を子宮外妊娠しており危険な状態だった。コン・リョンが手術してゴウンを助けた。
子宮外妊娠のために子供は助けられなかった。それが原因でチェ・ジェリョン会長(キム・ウンス)が激怒。リョンはクビになり、会長の圧力でどの産婦人科でも働くことができなくなる。
職を失い失望していたリョンのところにゴウンがやってきた。ゴウンはリョンにキスをする。2人は激しく愛しあい、恋仲に。2人の関係は週刊誌を賑わせた。
やがてリョンはゴウンから結婚しようとプロポーズされる。リョンは愛が何かまだわからなかったが、プロポーズをOKした。
ジェリョン会長は、事故で死んだ息子・ドンフンの精子と、彼の妻ナ・ミンジョン(ペク・ウネ)の卵子を宇宙に持っていって人工授精の研究をすすめるようリョンに命じた。実験に成功すれば結婚させるという。
会長は700億ウォンもの金をかけた。リョンは宇宙旅行者として探査団に加わり、8日間のステーション滞在中に人工授精のミッションに挑むことになる。
探査団コマンダーのイブ・キム(コン・ヒョジン)がリョンのサポートをすることになった。サンティ(アレックス・ハフナー)も同乗している。
ついにスペースシャトルが打ち上がる。リョンはパニックで泣き叫んだ。雷がシャトルを襲う。
シャトルは宇宙空間に出た。しかしリョンは船の外に漂っている宇宙服を着た遺体を見てパニックになりゲロを吐く。そして気道閉塞の状態になり気を失った。リョンが後ろから胸を圧迫させて詰まったものを吐き出させることに成功した。
宇宙センターのカン・テヒ(イエル)は、リョンが見たのは遺体ではなく、宇宙服を衛星として再利用しているものだと説明。
宇宙服の左腕が取れて宇宙船のパネルを傷つけたが大きな問題はなかった。センターを退職して他の会社に移動することになったパク・ドンア(キム・ジュホン)が身につけていた宇宙服だった。ドンアとイブは恋人同士だが、誰にも言っていない。
リョンはイブが自分を助けたときに足の親指を怪我したことを知る。縫わなければならない傷だったが麻酔針が見つからない。仕方なくそのまま縫合。そのあとで針が見つかった。
リョンはイブの親指が綺麗だと思った。
『星がウワサするから』第1話の感想レビュー
韓ドラがついに宇宙進出。制作費500億ウォン…、日本円で50億円くらいか。凄すぎ。
宇宙空間の恋愛だから勝手に純愛ものか?と勝手に想像してたけど、コン・リョン(イ・ミンホ)もイブ・キム(コン・ヒョジン)もお互い恋人がいる同士。
さらにリョンの彼女・ゴウンが元カレ/カン・ガンス(オ・ジョンセ)の子供を妊娠して中絶しているなど、韓ドラにしては攻めている大人の恋愛で好みだった。
イ・ミンホがスペースシャトル打ち上げで絶叫するシーンや、宇宙船が雷に見舞われる場面、宇宙服が機体に当たるところなど、映画並みのシーンがたくさんあった。
生命の神秘である受精についての研究を宇宙空間で行うコンセプトもかなり深い。
そして何より演出がいい。
ゴウンが子宮外妊娠の手術で麻酔に耐えていたのは子供を命を守れない罪悪感からだった…というシーンがすごく切なかった。彼女がリョンからもらったハサミには、ガンスとの因縁を断ち切りたいという意味が込められているのだろうか。
イブの彼氏・ドンアが以前着た宇宙服の腕が機体にぶつかったのは、恋のライバルとしてリョンを牽制する意味合いだろう。宇宙空間で表現される壮大な嫉妬心。
リョンがイブの親指がすごく綺麗だと独白するシーンも心にグッときた。
基本的にはラブコメではあるが、いろんなレベルでの脚本や演出が優れていると感じた。
宇宙船にはCG多め。まあ『ゼロ・グラビティ』みたいなハリウッド映画とは予算規模違うしその辺は仕方ないだろう。
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