8話ネタバレ
ガヨンは前世の記憶を思い出し、実際は8歳の頃ではなく28歳で死んだと知る。
ガヨンとイブリースは、大昔の空白の20年について調べるために、ミジュとミンジ、セイドを連れてドバイへ。
イブリースは元カノ・ジンニーヤ(ソン・ヘギョ)に会いに行く。ガヨンはジンニーヤに嫉妬した。ジンニーヤは空白の20年に何があったのかについては語らなかったが、シャーディー(屋敷に囚われている天使)と人間の女性の間に病気持ちの息子・カーリドがいたという情報を持っていた。
ガヨンはミジュ(パングム)を連れて彼女の娘(ガヨンの母)が経営するドバイのレストランへ。ミジュは娘を見て泣いた。
カン・イムソンは①支店長になる願いと、②20年前から支店長になる願いの後に「イブリースが2つの願いを叶えたことを忘れて」と願ってズルをしようとした。3つ目の願いは叶わず、イムソンはジーニーの記憶を無くし、破滅的な人生を送った。イムソンは堕落し、賭けはイブリースの勝ちに近づいた。
ガヨンは、3つ願いを叶えた者はイブリースについての記憶を失うルールを知り「あなたを忘れたくない」と泣いた。
ガヨンは登山中に、不滅者の命令を受けたジュヌに崖から突き落とされる。
不滅者はガヨンに「助けて」と3つ目の願いを言わせる狙いだった。しかしガヨンはそれを願わず、イブリースがガヨンを助けた。ガヨンは助けてと願いを言ってイブリースについての記憶を失うのを恐れたのだ。
ガヨンは崖から落とされたことで、恐怖の感情を取り戻す。
9話ネタバレ
大昔にシャーディーが病気の息子・カーリドと不滅者・フンビッシュの魂を入れ替えていたことがわかる。屋敷にいる足を引きずっている少年の正体はカーリドだった。
イジラエルはミジュに向かって「あなたは庭に梅の花が咲く頃に死ぬ」と予言する。
イブリースとガヨンはランプの中に空白の20年の出来事がメモされていると気づく。“愛しき者”と書かれていた。
オム・サンテはイブリースに、金髪の女性を殺した少し前の4月10日に戻りたいと3つ目の願いを言う。イブリースは願いを叶えるが、4月10日にいるガヨンに現在のガヨンのメモを渡した。ガヨンはサンテから金髪の女性を助け、サンテをボコボコにして警察に引き渡した。サンテも堕落した。
10話ネタバレ
ミジュは死ぬ前に最後の思い出にと、ガヨンとプリクラを撮った。
ガヨンは1人でドバイへ行き、ジンニーヤから「イブリースはあなたのために黄金の雨で街を崩壊させた」と聞く。
ガヨンはカーリドの手下に追われるが、イブリースに助けられる。イブリースはドバイの砂漠に豪華なテントを建て、そこにガヨンを招く。2人はワルツを踊った。
11話ネタバレ
イブリースはフンビッシュの魂と出会い、空白の20年間に何があったのかを追体験をする。
980年前:ガヨン(前世)が「自分とイブリースが両方罰せられるように」と願ってから20年が経過。イブリースは街でデーツを売っている貧民の女性・ガヨンを発見。彼女が死んでいたと思っていたので驚いた。野犬に噛まれた傷がある。
神がイブリースが罰せられるようにとガヨンを生かしていたのだ。イブリースとガヨンはお互いに惹かれあっていった。
しかしある日、かつての奴隷商人でホームレスの男・ムタリプがランプを擦って主人になる。ムタリプは金持ちになる願いと、自分を蔑んだものを殺す願いを叶えたあと、金でついてこなかった女性を自分から離れられなくしたいと願う。イブリースはその願いを叶えるが、ムタリプの願いの対象はガヨンだった。
イブリースは暴れてムタリプの部下たちを蹴散らすが、カーリドが魂の糸でイブリースを縛る。カーリドはイブリースに願いを叶えてもらえなかったことを恨んでいた。
ムタリプはガヨンがイブリースを好きだと知って怒り、ガヨンを剣で刺す。
イブリースは街の人たちに「新たな主人になれば2つの願いを叶えてやるから、最初の願いでガヨンを治してくれ」と頼む。ある男が主人になるが、その男は金が欲しいという願いを3回連続で唱えた。ガヨンは魂の糸を切って「4回生まれ変わるうちに必ず再会しよう」と言い残して死亡。イブリース涙を流して怒り、剣でムタリプを刺し殺し、黄金の渦巻を起こして街を壊滅させた。
そしてガヨンの死体が砂漠で朽ちたあと、ランプに閉じ込められた。
12話ネタバレ
コンヒョンは3つ目の願いで妻・ダジンの父の病気を治した。彼は堕落せず、賭けはガヨンに1ポイント。
ポッピーは最後に犬に戻りたいと願い、犬になって飼い主の息子と再会し、死んでいった。
部下のキムがポッピーの遺産を受け継ぎ、飼い主とはぐれた犬を保護して飼い主を見つける事業をすることにした。賭けはガヨンに1ポイント。
ガヨンはボギョンに大金を渡し、最後の願いを金で買わせてくれと頼む。ボギョンはその要求を受け入れた。イブリースはその願いを半分利己的な0.5ポイントとカウントし、賭けは2.5 対 2.5で引き分けとなった。
イブリースはカーリドの屋敷へ行くが、魂の糸で捕まる。シャーディーは息子のカーリドに殺された。
ガヨンはボギョンから買った願いによって囚われているイブリースのところへ行き、魂の糸の拘束を解く。
イブリースはザハラの花園へ行き、イジラエルと対決。彼を倒した。
イレムがカーリドにランプを渡したため、中に隠れていたミジュ、ミンジたちが外に出されて追い詰められる。セイドがカーリドの部下と戦うが、カーリドの魂の糸に刺されて死亡。
ミジュはミンジをかばって撃たれて死亡した(梅の花の髪飾りを庭の物干しにつけてしまった今日が死ぬ日だった)。
カーリドは「ランプの精の次の主人が自分になるように願え」とガヨンを脅すが、彼女は断る。
イブリースが魂の糸を付けた剣でカーリドの命の巨大花をぶった斬った。カーリドは消滅する。
パングムの葬式が執り行われた。ガヨンは上手く悲しさを表現できなかった。
最終回13話ネタバレ
ガヨンは祖母を失った悲しさから、ランプをこすり続ける。しかしイブリースは、ガヨンが最後に自己中心的な願いをワザとして自分を生かすつもりだと考え、現れなかった。
ガヨンはドバイの砂漠を歩き、イブリースを探す。とうとうイブリースが出てきた。
ガヨンは「3つ目の願いとして1日だけ人間の感情を取り戻させて」と言った。イブリースはその願いが自己中心的ではなく、自分を生かすための願いだと知って、首を垂れる。神が作った人間に初めてひれ伏した瞬間だった。
ガヨンはイブリースについての記憶を失う。
イブリースはガヨンが3つの高潔な願いをしたことでイジらえるに斬首されてしまった。
ガヨンは砂漠で人間としての感情を取り戻し、祖母・パングムの温かさやミンジとの友情を思い出して大泣きした。イレムが現れ、イブリースとの記憶を渡した。ガヨンは砂漠で泣きつかれ、そして死亡する。
その後、ガヨンはジンニーヤとなって復活する。ガヨンはミンジの前に現れて驚かせた。
ミンジが新たな主人となり、①水曜は一緒に海鮮鍋を食べる②恵まれない子供が歯医者に通えるようにすると言う願いを言った。
ミンジは3番目の願いとして「ガヨンが恋しい人と会えるように」と言った。そしてジンニーヤであるガヨンのことを忘れる。
ガヨンの前に梅の花びらが舞い降りる。祖母・パングムの魂のようだった。
ガヨンはジンニーヤとなった後も、別の人間の姿でカーセンターで働いた。
ある日、桜が雨のように舞う夜、ガヨンが缶の酒を飲んでいるとイブリースがやってきてガヨンにキスをする。死んだパングムが天国も地獄も拒んでイジラエルを困らせ、神にイブリースを復活させるよう頼ませたのだ。
イブリースの髪からセイドも復活。イブリースとガヨンは村で幸せに暮らす。
ドラマ『魔法のランプにお願い』最終回 終わり
『魔法のランプにお願い』最終回まで視聴した感想と考察
面白くなくはないが、序盤のコミカル具合にあまり引き込まれず、中盤でスジのツンデレ具合に魅了されるも、終盤でファンタジーすぎる終わり方が気になった。
ラブコメとしては妙に複雑で、ファンタジー部分のご都合主義は非常に多く、人間ドラマの描き方もそこまで深くない印象を受けた。
脚本家キム・ウンスクがジャンルレスな新しい挑戦をしたかったのかもしれないが、全体的にややまとまりに欠けて散らかった。
もしくは演出で上手く再現しきれなかったのか?…全体として詰め込み過ぎ。
まず、ガヨンが利己的な願いをしたら自分が死ぬ設定と、1つ目の願いで5人中3人が堕落すればガヨンが死亡する設定がダブルブッキングしていて複雑。
死ぬ賭けを2つ同時にするんじゃねえよ(笑)!
あとはファンタジーパートのルールがガバガバなのも気になった。
最終話ではイブリースの死に、ガヨンの死に、ガヨンがジンニーヤになって復活、イブリースが復活など、詰め込まれている上にご都合主義のオンパレード。パングムが駄々こねてイブリースを復活させた設定、無理やりすぎじゃない?
ミンジの「ガヨンが恋しい人と再会するように」の願いでイブリースと再会した方がシンプルで良くないか。
コンセプトもキャストも良かったけど、とっ散らかり感が残念だった。キム・ウンスクは『ザ・グローリー』の続編を作ってくれええ!
Netflix韓国ドラマ・ネタバレ解説記事↓








コメント