Netflix映画『バック・イン・アクション』(Back in Action)を鑑賞。
キャメロン・ディアスとジェイミー・フォックスのバディが相性抜群!
大規模なアクションも見応えがあり、子供や親との愛の物語も楽しめる秀作だった!
映画『バック・イン・アクション』あらすじ・作品情報
公開日:2025年1月17日(金)
長さ:114分
監督|セス・ゴードン
脚本|セス・ゴードン/ブレンダン・オブライエン
あらすじ:CIAの凄腕スパイだったエミリー(キャメロン・ディアス)とマット(ジェイミー・フォックス)。エミリーの妊娠を機に2人はスパイを引退して身を隠し、15年後には反抗期の娘・アリスと息子のレオの子育てに奮闘する日々を送っていた。エミリーはアリスからウザがられている。
そんなある日、エミリーとマットは過去に担当したある事件のせいでイギリスのMI6と東欧の武器商人に追われることに。2人は娘と息子を守り通すことができるのか?
キャスト↓
エミリー|cast キャメロン・ディアス
マット|cast ジェイミー・フォックス(『デイ・シフト』)
アリス(娘)|cast マッケナ・ロバーツ
レオ(息子)|cast ライラン・ジャクソン
ジニー(エミリーの母)|cast グレン・クローズ
チャック(CIAの上司)|cast カイル・チャンドラー(『ゴジラvsコング』)
バロン(MI6)|cast アンドリュー・スコット
ナイジェル|cast ジェイミー・デメトリウ
海外評価
海外大手レビューサイトでは、IMDbが10点中6点。
ロッテントマトズでは批評家支持率が24%、一般視聴者が66%の支持率で乖離がある。
映画マニアみたいな人には評価されないけど、一般視聴者にとっては何も考えずに見られる良い作品だと思う。
ちょこっと感想(ネタバレなし)
この手のアクションコメディ映画としてはかなり好きな方だった。海外レビューサイトの評価は高い方ではないが、休日に時間を潰すなら文句なしの作品。
ストーリーはツッコミどころ満載なので、リアルなスパイアクションを求めている人には全然向かないと思う。良くも悪くも、80〜90年代のシュワちゃん映画くらいのリアリティライン。
映画『バック・イン・アクション』ネタバレ・ラスト結末解説
15年前。CIAのスパイ・エミリーとマットは、東欧の武器商人バルサザール・ゴールのパーティーに侵入。そして世界のインフラを操作できるICSキーを奪取することに成功した。
2人はMI6(イギリス諜報部隊)のバロンが用意した飛行機に乗り込む。エミリーは妊娠したことをマットに告げた。離陸後に飛行機のスタッフが襲いかかってくる。ICSキーを狙っているようだ。2人は敵を倒していくが、敵の1人がICSキーを持ったまま外に吹き飛ばされた。飛行機は雪山に胴体着陸。エミリーとマットは自分たちも死んだことにしてスパイを引退し、平凡な家族として生きることを決意する。
15年後の現在。エミリーとマットは娘のアリスが友達の家で勉強をすると嘘をついて、14歳のくせにクラブで遊んでいると知る。2人はクラブへ突入しアリスを連れ戻そうとする。しかし若い男たちに絡まれ、逆にボコボコにしてしまった。
その動画がSNSで出回ることにより、エミリーとマットが生きていることがスパイ界隈に伝わってしまう。CIAの上司だったチャック(カイル・チャンドラー)が家にやってきて、武器商人・ゴールの組織がICSキーを取り戻すためにお前たちを狙いにくる…と忠告する。MI6のバロンもゴールの仲間だという…次の瞬間、チャックは狙撃されて死亡した。
エミリーとマットは車で逃走。マットは「実はCSIキーは俺が持っていて、イギリスにある義母・ジニー(グレン・クローズ)の家に隠してある」と告白。
2人は学校へ行きアリスとレオを車に乗せ、一家は飛行機でイギリスへ向かう。
イギリスに着いたエミリーたちは、追手を倒し、アリスとレオにスパイだったと告白した。MI6のバロンがエミリーたちを追う。
エミリーたちはジニー(グレン・クローズ)の巨大な屋敷に到着。ジニーはエミリーの母だが仲は悪く疎遠だった。ジニーはMI6のレジェンドだった。ジニーはナイジェルというスパイ見習いと付き合っていた。
マットは屋敷の敷地に隠していたICSキーを取る。しかし屋敷は敵に襲われる。エミリーたちは反撃するがアリスたちを人質に取られる。なんと黒幕はチャックだった。2人の目の前で死んだふりをしてICSキーを狙っていたのだ。マットたちはICSキーを取られ、アリスたちも連れて行かれる。
エミリーたちはレオがつけている指輪のGPSを頼りにICSキーの競売場へ。MI6のバロンも駆けつけて一緒に乗り込んだ。
チャックはアリスたちを連れて逃げる。エミリーとマットがバイクで追う。ジニーが射撃で援護した。
エミリーたちは水上ボートに乗り込んだチャックをボートで追う。その間にナイジェルがICSキーを奪い、水門を上げた。
エミリーたちはチャックのボートに乗り込んで敵たちを倒し、子供たちに救命胴衣を着せて川へ投げ入れて自分たちも飛び降りる。チャックが乗ったボートは水門にぶつかって爆発した。
事件が解決し、エミリーはアリスとの絆、そして母・ジニーとの絆を取り戻した。みんなでアリスのサッカーの試合を観戦する。
バロンがやってきて「チャックの死体が上がらない。彼を見つけるために協力してほしい」と頼んできた。エミリーの父親に協力してほしいらしい。エミリーの父は超大物らしいが、マットも誰だか知らない…。
映画『バック・イン・アクション』終わり
映画『バック・イン・アクション』感想
良かった点
接近戦の格闘は普通だったが、大掛かりなアクションは見応えがあった。
プライベートジェットが雪山に落ちる序盤はシュワちゃん映画みたいだった。車で住宅街の垣根をぶっ壊しまくる場面は爽快。
ジェイミー・フォックスがコーラにメントスを入れて相手の車に投げ入れるなど、面白いアイデアがたくさんあった。
トラックの積み荷を撃って敵の追撃を防ぐシーンや、キャメロン・ディアスがバイクチェイスで前輪をあげて敵の銃弾を防ぎ、そのままバイクだけ突っ込ませるシーンも良かった。
あとは親子の絆をしっかり描いていた点に感動。キャメロン・ディアスと娘の絆だけだったらよくあるパターンなんだけど、キャメロン・ディアスと母(グレン・クローズ)との絆も一緒に取り戻す親子孫3世代の物語になっていたのが良かった。
ダメな点
序盤で死んだチャックが黒幕だった展開には意外性があったが、正直なぜ死んだフリをしたのかよくわからない。MI6のバロンが黒幕だという嘘を強く信じさせるためという理由は考えられるが、意外性とミスリードを引き出すためという理由のほうが強そう(まあ、あまり深く考える部分じゃないとは思うが)。
あとは全体的に60〜70点代のクスッとギャグが多く、めちゃくちゃ爆笑できるシーンが少なかったのも少し残念。シュールなギャグの方向性は嫌いじゃないんだけど。
Netflixアクション映画レビュー↓
コメント