賛否の渦が巻き起こっている【推しの子】最終16巻の描き下ろしの内容、真相とは? 結局何が言いたかったのか?について徹底考察&解説していく。
【推しの子】最終巻の描き下ろしの内容ネタバレ
MEMちょが“推し”は愛だと語りつつ、登場人物に関するネット記事が映し出される。
有馬かなの経歴とハリウッドデビューの記事。
黒川あかねが自身の課題やマイブーム・オカルトについて語る記事。
寿みなみの写真集が1位になっている画像。
不知火フリルの引退作は、五反田泰志監督の「水の中」。
鮫島アビ子×吉祥寺頼子の新連載の情報。
姫川大輝のインスタ「俺も死んどくかって思ってたけど、1人だけ家族が残ってたから生きてる。生きる」というメッセージ。
苺プロのミヤコがSNS対策やタレントのケアの可能性について語る記事。
そしてルビーのライブ映像。
MEMちょが、「やっと見つけた愛せる対象が推し…私たちはあなたを愛したいと願っている。君たちと同じ世界で。あなたとあなたの推しに幸あれ」と語って終わり。
【推しの子】最終巻の描き下ろし徹底考察!
構成に注目
具体的に、伏線が回収されるとかそういうことはなかった。しかもラフ画。
よって真相についても「MEMちょの推しについての語りや、構成から考察しろ」というのが作者の意図なのだろう。
MEMちょが一方的に“推し”について語っているだけかと思いきや、MEMちょの動画をクリックし、【推しの子】死ぬほど好きだった芸能人について語るスレで書き込み、登場キャラのその後の記事を見ている第三者の視点が入った書き下ろしとなっている。
最後はPCモニターの前は無人である。誰かがパソコンの前からいなくなったことを示唆している。
この人物の正体と、なぜパソコンの前からいなくなったのか考えると描き下ろしの意味が見えてくると思った。
パソコンの前からいなくなった第三者は、われわれ読者やファンのことなのではないか。
真相とはなんだったのか?【推しの子】スレの意味
読者と立場が非常に近い人物は、登場キャラの情報をあさり、【推しの子】死ぬほど好きだった芸能人について語るスレのネガティブなコメントを読んでいたと思われる。
おそらく誰かを推していたが、推しカツに後ろ向きになっていた。
しかし、MEMちょの動画を見て、推しとは普遍的な愛だと悟った。そしてパソコンの前でただ他人の意見を受け入れている自分から脱するために外へ出たのだと思う。
推しているアイドルのライブ会場へ向かったのかもしれない。
MEMちょは、愛せる対象が推しと言っていた。“推し”はファンからアイドルへの一方通行かと思いきや、アイドルがファンを愛している気持ちが真実なら双方向なのかもしれない(アイのように、嘘から本当の愛になったとしても)。
ということは【推しの子】はアクアやルビーだけでなく、推しに愛されているファン全員を指している。
そんな温かいメッセージが込められていたと思う。
ファンへのメタ発言
少しうがった見方をすれば、最終巻の描き下ろしは制作側からファンへのメタ発言に見えなくもない。
スレッドにネガティブな発言が多かったこともその理由だ。
推しとファンの双方向の愛でもって許す心を持ち、パソコンの前にいないで外へ出てアイドルと同じ世界で関われ!
そう言われているようにも考えられる。
前向きなメッセージでもあり、推しの子で描いたのは作者とファンの双方向の愛だから、ファンだからってパソコンの前で批判ばかりするなと言っているようにも聞こえる。
黒川あかねのオカルト好き発言
唯一、記事の中で引っかかったのは黒川あかねのマイブームがオカルトだという発言について。
あかねは今後、アクアを転生させる…とかそういう危ない方向へ進んでしまうのかもしれない。
真相!というほどかはわからないが、黒川あかねの闇堕ち・バッドエンドがほのめかされている気もした。
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