
『良いこと悪いこと』の第6話まで放送された。なかなか真犯人にたどり着くような情報が出揃わないので考察や想像が多くなるが、今回はキング二重人格説について徹底考察してみました!
(6話の考察・前編:ちょんまげと博士の関係、真犯人はターボー?はこちら↓)

『良いこと悪いこと』考察:キング二重人格説
二重人格、もしくは信頼できない主人公
X←でキング(高木)二重人格説がささやかれるようになってきたので徹底検証!
二重人格説の大きな根拠は、キングは5話まで園子が会話に出るとき「どの子」と言っていたが、6話から「園子」と呼ぶようになったこと。
さらに高木塗装に来た委員長が「変わったね」と言ったのも気になる。
あとは前から感じていたが、小学生のときの明るいキングと大人になった高木の落ち着き感・やさぐれ感のギャップが大きすぎる気がする。
キングは園子をイジメていた過去に気を重くしているだけかと思っていたが、他にも何か秘密を隠しているのかもしれない。
キングは二重人格か、もしくは信頼できない語り手(発言が事実かのように見せかけて嘘だったり大事な部分を隠していたりする。映画『ユージュアル・サスペクツ』の手法)なのかもしれない。
思い当たるのは、3話で「東京湾の身元不明の死体の正体」のニュースをキングが凝視していたシーン。なぜこんなに間が?
もしかして殺したのがキング自身だから?
キングは自分の将来の夢の絵(ヒーローの絵)を人に見せるのが嫌そうだったが、それは自分が大人になって悪に染まってしまったことに葛藤しているからでは。
あとは記者の東雲が2話で、ニコちゃんの恋人でドラッグ売人の城之内を追っていたのも気になる。
ドラッグの流れを追っていたら、キングがドラッグ中毒だった、犯罪に手を染めていたことが判明!という展開もありそう。
ドラマのリアリティライン的にキングが二重人格までいくかはわからないが、ドラッグ常用者、半グレなど裏社会と付き合いがある…などの可能性はあるのでは。
昔ながらの不器用な塗装屋かと思いきや、オフィスにPCやゲーミングチェアがある。どこかキャラクターが定まらない気もする。それも伏線なのか?
ちなみに小学校5年生のときにキングが川から助けた犬は、その後博士に飼われたと考察したが、キング二重人格説が正しいとするとキングが裏で殺してたりして。怖すぎ。流石にそこまでサイコじゃないかな。
二重人格説への反論
ただ、二重人格説について反論も考えられる。
まず、「どの子」から「園子」呼びになったのは、5話で園子にしっかり謝罪して心の迷いがなくなったからと考えるのが自然な気もする。
あとはメタ考察になるが、キングが二重人格や信頼できない語り手、もしくは偽物だった場合、子供の頃のイジメと大人になってから向き合うという本作の大事なテーマが思いっきりブレてしまう。重みやメッセージ性が全部スポイルされるようなどんでん返しにしてくるかは微妙なところ。
せいぜいキングは悪いことに手を染めてしまった…くらいがありそうなラインな気がする。
妻の加奈はキングが悪事を働いていることに気づき、お互い距離が出来てしまっているのではないだろうか。
『良いこと悪いこと』6話の考察・伏線の続き
大谷先生が冷凍されて殺された理由
大谷先生が殺されたのは、真犯人についての情報を持っているからで間違いないだろう。
なぜ殺される危険があるのに呼び出されてアルフォードに乗ってしまったかについては、校長室デスクに置いてあった写真の「娘か孫のどちらかを殺す」と脅されたからだと考える。
大谷先生はタイムカプセルに6人の顔を黒塗りした卒業アルバムを入れてビデオテープ(みんなが将来の夢の絵について語るテープ)を抜き取った。
そのビデオテープで先生が「いつかハルビン氷祭りに行きたい!」とか語ってて、それ通りに凍らされた可能性もあると思った。
このテープが7話で発見されるのかもしれない。もしくはビデオテープには博士が映っていた→証拠が持ち去られた可能性もある。
先生はテープを切り札に真犯人と交渉しようとしたが、身内を危険に晒すと言われて失敗→ビデオテープを渡して殺されたのかもしれない。
後輩記者・松井の怪しさ
園子のスキャンダル記事が出たあと、新人記者の松井が五十嵐元編集長を追って彼が委員長と接触している写真を入手したが、少し違和感。
五十嵐と委員長が接触したのは記事が出る前のはず(情報渡して金を受け取って終わりのはず)。松井は五十嵐か委員長の動向を少し前から追っていたのか?
松井が付近の車のドラレコなどで少し前の映像を確認した。もしくは、五十嵐と委員長が記事が出た後も会っていたならわかるけど。
良いこと悪いこと/漫画版の解説↓

ドラマ全話のストーリーまとめ&考察↓


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