Netflixドラマ『グラスハート』を鑑賞!
佐藤健さん演じる天才バンドマンと、宮﨑優さん演じる情熱的な新人ドラマーがさまざまな壁を乗り越えながら強烈なライブをブチかます!
最終回まで全10話のあらすじをネタバレありでまとめました!
最終話まで視聴した正直な感想をぶっちゃけ。面白い?つまらない?

ドラマ『グラスハート』最終回まで全話ネタバレ解説
1話ネタバレ
西条朱音(宮﨑優)は自身のバンドで野外フェスに出演するが、バンドを男子メンバーにしたいと言われてクビにされる。
雨が降って野外フェスの他のアーティストの演奏は中止。朱音は雨の中でドラムセットを組み、叩きまくる。ステージからピアノが聞こえてくる。弾いていたのは藤谷直季(佐藤健)だった。
2人が奏でる音楽がシンクロする。その後、藤谷に雷が落ちた(なんとか無事だった)。
その後の3年間。朱音は大学に通いながらさまざまなバンドのオーディションに参加。しかし、「デリカシー」のないドラムと言われてことごとく落ちる。
朱音は音楽の道をあきらめるようとするが、新バンド・TENBLANK/テンブランクを結成しようとしていた藤谷に声をかけられて急遽加入することに。
藤谷は、朱音と野外フェスで出した音が忘れられなかった。1人じゃ鳴らせない音がある。
TENBLANKのメンバーは若手の凄腕ギタリスト高岡尚(町田啓太)と、ネットで曲を投稿して有名になった作曲家兼キーボーディストの坂本一至(志尊淳)。
TENBLANKのマネージャー・甲斐弥夜子(唐田えりか)は朱音を認めておらず、「天才の音は凡人を不幸にする」と朱音に忠告をする。
藤谷は人気の音楽メタルユニット「オーヴァークローム」の真崎桐哉(菅田将暉)に頼み、野音で初めてのライブを決行するが。。。
2話ネタバレ
野音で2曲を演奏し、スタンディングオベーションで迎えられたTENBLANK。
藤谷はデビューシングルを作ろうと鬼スケジュールでレコーディングを開始。朱音のドラムにダメ出しをしまくる。
かつて藤谷と一緒に音楽を作っていた井鷺一大(藤木直人)と、売れっ子歌手の櫻井ユキノ(高石あかり)がTENBLANKのレコーディングをのぞきにくる。井鷺は藤谷がまた自分のもとに戻ってくると考えていた。
藤谷は完成した曲をアレンジし直そうとして完璧を求めるあまり周囲が見えなくなってしまう。
藤谷は朱音に「井鷺一大を壊したのは俺だ」と話した。
朱音はたまたまやってきたオーヴァークロームの真崎桐哉(菅田将暉)とセッションをしたのちに一緒にラーメンを食べにいく。
そして桐哉から「以前に井鷺一大が藤谷の曲を盗み、一大はプロデューサーとしてのセンスを失った」と聞いた。
朱音は藤谷に「私だけの音で叩いてみせる。だからジョンレノンみたいにいなくならないで!」といい、1曲のレコーディングをなんとか成功させた。
3話ネタバレ
藤谷はTENBLANKを華々しくデビューさせるために井鷺一大のコネを利用することにした。
藤谷が、一大がプロデュースしている櫻井ユキノへ楽曲提供する代わりに、TENBLANKは歌番組「ミュージックステイツ」に野外ステージでトリで出演できることになる。
しかし、当日のリハ直前にライブで使う音源データが消えていた。藤谷、坂本、高岡は急遽音源を作り直す。
近くの船でドラムの練習をしていた朱音だったが、部屋に鍵がかけられ、船が出港してしまう。マネージャー・甲斐の仕業だった。
朱音はなんとか部屋から脱出するが、船は陸から離れており本番に間に合わない。そのとき、藤谷、高岡、坂本が別の船に乗ってやってきた。TENBLANKは急遽、船上でライブを行うことに。
ミュージックステイツでの船上ライブは大成功し、TENBLANKは華々しいデビューを飾る。
後日、朱音は完成した新曲のPVを見ながら、自分が藤谷を好きになっていることに気づく。
4話ネタバレ
TENBLANKはアルバム制作のために合宿を開始。場所は田舎にある藤谷が幼少期に住んでいた家だった。
坂本は、朱音が藤谷のことがを好きだと気づく。
ユキノがやってきて藤谷と音を合わせる。朱音はユキノに嫉妬した。
朱音はマネージャー・甲斐と話す。もともと甲斐がTENBLANKのボーカルの予定だったが、藤谷が自分で歌うと言い出し、夢を壊された甲斐はTENBLANKを有名にすることを自分の夢にしたのだ。
藤谷は坂本が作曲した楽曲を大胆にアレンジ。
坂本は自分が作ったままだと朱音のドラムが生きてこないと痛感した。
夜はみんなでBBQを楽しむ。
藤谷は甲斐と2人きりになり、朱音を閉じ込めたことを問い詰める。
甲斐はTENBLANKのために朱音を外すつもりだったが、実際は純粋に音楽を楽しむ朱音に嫉妬していたと心情を吐露。
甲斐はマネージャーを辞めることにする(朱音を閉じ込めたことは藤谷と高岡しか知らない)。
ユキノは夜中に藤谷のPCを見て、自分の楽曲のデータがすべてあると知って驚いた。一大が作ったと思われていた曲はすべて藤谷作曲だったのだ。
朱音は藤谷の手を取り、好きだと告白。しかし藤谷は、俺は音楽でしか生きられないと告白を拒否する。
5話ネタバレ
藤谷にフラれた朱音は髪を赤く染めていた。
源司(竹原ピストル)がTENBLANKの新マネージャーに就任。
朱音たちは、真崎桐哉が作ったオーヴァークロームの楽曲と藤谷の新曲のメロディがかぶっていることを知る。朱音は桐哉を問い詰めた。しかし桐哉はパクってはいなかった。藤谷がやってくる。
藤谷と桐哉は異母兄弟で、一緒に育ったからメロディが似てしまったのだ。
TENBLANKとオーヴァークロームでライブ対決をしてお客さんに投票させ、勝った方が新曲をリリースすることに決まる。
しかし、ライブ当日に桐哉が不審者からファンを庇って腹をナイフで刺されてしまい病院へ運ばれる。
6話ネタバレ
藤谷は病院へ駆けつける。藤谷、桐哉、真広が病院から。朱音、高岡、坂本がライブ会場から音を出し、映像で組み合わせた。TENBLANKとオーヴァークロームのコラボライブは大成功する。
藤谷は仲が悪かった桐哉と和解した。
藤谷は病院で主治医と再会し、そんな病気の体で音楽を続けたら死ぬと言われていた。
TENBLANKのメンバーは打ち上げで青春を感じていた。
藤谷は病気のことは話さず、アリーナツアーを決めてきたと語る。
7話ネタバレ
半年後、アリーナツアー間近。
朱音は川越の氷川神社に藤谷と坂本を連れて行く。朱音は“藤谷とずっと一緒にいられるように”と絵馬を書いた。
坂本は朱音のことを好きになっていた。坂本は「西条(朱音)をもらっていい?」と藤谷に話す。
ツアー前のTENBLANKのリハ中にユキノが入ってきて、藤谷に「あなたの曲じゃなきゃ歌えない」と迫り、場が騒然とした。
アリーナツアー当日、会場が急遽キャンセルされる。別日の会場もキャンセルされた。一大の仕業だった。ファンたちは困惑する。
藤谷はファンのために急遽1人で配信ライブを決行。駆けつけた朱音だったが、坂本からバックハグをされ、5秒だけ俺のものになって…と言われた。
8話ネタバレ
5年前:バンドに属さない主義だった高岡はストリートライブで藤谷を見かけて才能に惚れ、バンドに誘う。しかしその時は藤谷に断られた。
現在:一大の圧力によってTENBLANKのツアーが突如中止になり、藤谷は自分自身を追い詰めながら高岡のギターに無理難題をふっかける。
高岡は何も食べていない藤谷を外へ連れ出した。
高岡は一大と会い、藤谷が不治の病に侵されていると聞かされる。このまま無理してバンド活動をやっていたら藤谷は本当に死ぬらしい。
高岡から藤谷の病気のことを聞いた朱音と坂本は大きなショックを受けた。
しかし当の藤谷には音楽を辞める気は全くない。音楽を辞めたら生きる意味がない。
朱音は神社の絵馬に、藤谷の病気が治りますようにと書いた。
そして藤谷を別荘へ連れ出した。
朱音と藤谷は一緒に楽曲を制作。
朱音の寝顔を見た藤谷は新曲 GLASS HEARTを思いつく。
9話ネタバレ
3年前:一大は自分の曲を藤谷にアレンジされ、才能の違いを感じた。さらに一大はその曲を自分の名義で世に出した。
一大に裏切られたと感じた藤谷は、雨の野外フェスでピアノを弾く、そして朱音のドラムを聴き、セッションをした。雷が落ちて藤谷は病院へ運ばれ、検査で不治の病だと知った。
現在:一大は自分の音楽キャリアの集大成として大規模な野外ライブを計画していた。
朱音は状態が悪い藤谷を連れ出したことで高岡たちに謝罪。バンドを辞めると言った。高岡も辞めると言う。
しばらくの間、朱音は音楽から離れて実家の配達の仕事をしていた。クリスマスになり坂本がやってくる。
坂本は朱音に「好きだと思ったのは勘違いだった」と強がりの嘘を言い、藤谷が作った新曲のデータを届ける。藤谷が朱音の寝顔を見ながら作った曲・GLASS HEARTだった。
朱音は、この曲から藤谷が自分を好きだという気持ちが伝わってくると実感。藤谷から電話がかかってくる。藤谷はGLASS HEARTを電話越しに歌って聴かせた。
朱音は藤谷を探す。雪が降る中でクリスマスツリーの前にいた藤谷。2人はキスをする。
最終回10話ネタバレ
ユキノが配信で「プロデューサーの一大が藤谷の曲を使っていたと暴露」。
野外フェス当日にユキノは出演をキャンセルした。Z-OUTのレージ(山田孝之)も一大のクズっぷりを聞いて出演をキャンセルする。
メインのバンドがいない…そこにTENBLANKのメンバーが颯爽とやってきて急遽ライブする事になる。
藤谷は一大に、以前に彼の曲を潰してしまったことを謝罪した。
甲斐は源司に、TENBLANKのマネージャーに復帰したいと話す。
TENBLANKは「旋律と結晶」「約束の歌」を熱演!ファンたちは熱狂。さらにユキノも飛び入りし、「君と歌う歌」を披露。
桐哉も飛び入りして「Chasing Blurry lines」を歌う。
ファンたちに藤谷がフジの病だという情報が入る。
最後の曲は「GLASS HEART」。藤谷は、「いつ死ぬかは誰もわからない」とファンに向けて語る。TENBLANKはは楽曲を熱演。
ライブは終了した。
ファンから「帰ってきて」との声が響く!
実写ドラマ『グラスハート』終わり
実写ドラマ『グラスハート』最終回まで視聴した感想(ネタバレ)
青春バンド成り上がりストーリーかと思っていたら、終盤になるにつれて朱音の逆ハーレムもの+藤谷と高岡のBLもののテイストが強まってきて、個人的にはきつかった。
ナルシスト的な世界観についていける人向けのドラマ。もしくはキャストのファン向け。
本作が好きだった人には申し訳ないが完全にNot For Meな作品だった。
バンドが成り上がる過程、友情と敵の存在、天才が不治の病、天才とヒロインの恋愛と、ストーリーもよくあるパターンで面白みや意外性に欠ける。
ドラマ好きとしては一番肝心のTENBLANKがバンドとして成り上がっていく過程が大雑把なのが特に残念だった。野音ライブとMステで船から中継であっさりと全国的な知名度になってしまった印象。成り上がりのカタルシスが皆無。
アリーナツアーとかも少しは見せてくれてもよかったのでは?(会場が押さえられないとか予算の問題で撮影が厳しかったのかも)
最終回は死にそうな主人公・藤谷が野外フェスで伝説的なステージを見せてそのまま終了。
これは大ヒットした映画『ボヘミアン・ラプソディ』のコンセプトと全く同じで、主役が音楽であることを強調する演出だ。
ただ、ライブ映像としてはクイーン本家が監修した『ボヘミアン・ラプソディ』のレベルにはさすがに到達してはいなかった。
桐哉やユキノが飛び入りする演出は胸熱なのだが、TENBLANKのライブの勢いは削がれていた。
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