ドラマ『恋は闇』最終回の放送終了あとに配信されたHuluオリジナルストーリー第2話「過去の闇、未来の光 -ある殺人鬼の始まりと、2人の恋の行方-」を鑑賞。
判明した殺人鬼の動機と過去、浩暉と万琴のその後についてまとめました。
※真犯人についてのゴリゴリネタバレありなのでまだ最終回を見ていない人はご注意。
『恋は闇』Huluオリジナルストーリー第2話:殺人鬼の始まり
唯月の幼少期が明らかに
オリジナルストーリー第2話の内容は、法廷での唯月(望月歩)と母・晶子(アキコ/おにぎり屋の店員/太田美恵)の証言。それを万琴(岸井ゆきの)が傍聴しているというもの。
ホルスの目の真犯人・唯月は「ずっと母と2人で仲良く暮らしてきた」と笑顔で話す。しかしある時期までは家に父親がいた。唯月はその記憶を封印していた。
晶子(アキコ)の証言:晶子は高校で同級生との間に子供を作り、家族3人で暮らしていた。
しかし、唯月が4歳の頃に夫が自分や唯月に暴力を振るうようになった。夫は唯月のせいで自分のキャリアが潰されたと言った。
唯月は自分のせいで母が殴られると思っていた。晶子は唯月を連れて家を出た。
その後、唯月は14歳になる。晶子は設楽久美子殺害事件の直後に唯月の部屋の押し入れに血がついたレインコートとナイフを見つけたと話す。息子が犯人だとわかっていたが通報できなかった。(その後、晶子は唯月が16歳の頃に再婚)。
晶子は「すべて私の責任だ」と謝罪。息子・唯月に向かって「もう二度と笑顔になれない」と涙を流す。
母を崇拝し、母が笑顔でいることを望んでいた唯月は精神的におかしくなり、席からおどり出て晶子の首を締める。唯月は法廷警備員に止められた。その後、唯月は死刑宣告を受ける。
万琴と浩暉の恋の行方
万琴は満開の桜の木の下で浩暉(志尊淳)と再会する。
2人ともまだ見た目が若いので、浩暉は10年未満で仮釈放されたと考えられる。
刑期の3分の1を終えていれば仮釈放の可能性がある。5年くらいで出てきたのだろう。
犯人についての考察
唯月に関する浩暉の証言にもあったように、唯月は学歴コンプレックスを持つ父から暴力を受けて父のようにはならないと思っていたが、実際は父の暴力的な側面を受け継いでしまった悲しい存在である。
唯月は父親からのDVを受けていたが、父親がDVをする原因が学歴コンプレックスと良い職業に就けなかったことなので、それが転じてキャリアウーマンを憎むようになったと考えられる。
社会にエリートがいなければ父親が自分に暴力を振るうこともなかった。
久美子が母・晶子を馬鹿にしたのでキャリアのある女性を1番憎むようになったのだろう。
暴力によって幼少期の唯月に曲がった考えが植え付けられてしまった。
最後に唯月が母・晶子の首を絞めたのは、自分が思っていた母さんと違うと感じての防衛反応だと考えられる(つまり現実を受け止められない)。
いつの頃からか、唯月は実際の母とは違う理想の母を作り上げて崇拝し、彼女のために殺人を犯すという大義名分によってかろうじて理性を保っていたのではないだろうか。
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