韓国ドラマ『おつかれさま』最終回まで全話ネタバレ解説ラスト結末は?お疲れ様

Netflix独占配信の韓国ドラマ『おつかれさま』(お疲れ様/本当にお疲れ様でした)。

IUとパク・ボゴムが済州島で厳しい人生を謳歌するカップルに扮する話題作。凄まじいクオリティの超感動ヒューマンドラマだった。

最終回まで全16話のあらすじネタバレをまとめました。最終回まで視聴した感想と考察レビューも!

韓国ドラマ『おつかれさま』相関図

おつかれさまのキャスト・登場人物の詳しい解説はコチラ

韓ドラ『おつかれさま』あらすじ,キャスト相関図,登場人物,感想,お疲れ様 Netflix
Netflix韓国ドラマ『おつかれさま』(お疲れ様/本当にお疲れ様でした)。IU(イ・ジウン)とパク・ボゴムが済州島から始まる数奇な人生にほんろうされる物語。あらすじや内容、キャスト・登場人物、視聴した感想をまとめました!Netflix韓国...

韓国ドラマ『おつかれさま』最終回まで全話ネタバレ解説

1話ネタバレ

2020年代。老人ホームに入ったエスンは職員から「詩を書いてください。1番言いたいことを書けばいいです」と言われ、「1番言いたい言葉は、母さん…」とつぶやいた。

1960年の済州島。エスンは海女さんとして毎日長時間にわたって海に潜る母・グァンネ(ヨム・ヘラン)のことを心配していた。エスンの父はすでに他界しているため、グァンネはビョンチョル(オ・ジョンセ)という男性と再婚。ビョンチョルには連れ子もおり、エスンにとっては弟と妹だった。

幼馴染のグァンシクは貧乏なエスンに毎日実家の鮮魚店から取ってきた魚をあげた。

エスンは母・グァンネの家ではなく、死んだ父の実家・オ家で暮らしていたが義母に意地悪をされた。グァンネはそのことで怒り、エスンを引き取ることにした。

エスンはアワビと母についての詩を書き、クラスで2位に表彰される。

グァンネはよく働いたが、義父・ビョンチョルは遊び人だった。

母・グァンネは海に潜りすぎて肺を悪くし、エスンが10歳のときに死亡。享年29歳だった。

その後、エスンは義理の弟と妹を食わせるために畑でキャベツを育てて売るなどして働いていた。グァンシクも毎日手伝った。ある日、グァンシクはエスンに髪留めをプレゼントした。

やがて中学、高校になった頃には、グァンシク(パク・ボゴム)は実家の魚とエスン(IU)が育てたキャベツを市場で売るようになる。エスンはその横でずっと読書にふけっていた。グァンシクの祖母が「孫に近づくな!」とエスンを追い払う。

2話ネタバレ

1993年。エスンは3人の子供の母として暮らしていた(旦那はグァンシクなのか?他の男性か?まだわからない)。若い頃のエスンそっくりの娘・クムミョン(IU)に「初恋は誰だった?」のと聞かれるエスン。

1960年代後半。グァンシクはとうとうエスンにキスをする。エスンもグァンシクを好きだったが、「苦労したくないから島の男とは結婚したくない」と言った。

1968年。エスンは18歳、グァンシクは19歳になっていた。

エスンの義父・ビョンチョルにはミノクという愛人ができ、妊娠までしているという。ビョンチョルはエスンが大学へ行く時の学費を払うと約束していたが、それも反故にした。

エスンはミノクに家から追い出される。エスンは死んだ父の実家を頼るが、叔父から「釜山の工場で働け」と言われてしまう。

エスンはグァンシクに泣きついた。2人は今後の人生をともにする、結婚すると誓った。

エスンとグァンシクはそれぞれの家から宝石などの金目のものを持って船に乗って家出する。

2人は釜山におり、身分証がなくても泊めてくれる宿をやっと見つける。宿屋の妻(カン・マルグム)は、2人は結婚初夜なんだからと酒を勧めてくる。

翌朝起きると金めのものや母の写真が入ったカバンが盗まれていた。エスンたちは宿の主人(キム・ヨンウン)と妻が盗んだと確信するが、「証拠はあるのか?」としらばっくれられる。

エスンとグァンシクは夜に宿に侵入して盗まれたものを奪い返す。主人たちが追いかけてくるとグァンシクが殴って撃退した。

3話ネタバレ

エスンとグァンシクは宿屋の夫婦と喧嘩したせいで警察に捕まる。釜山警察署にグァンシクの母・ゲオクがやってきて2人を引き取る。

ゲオクは宿屋の夫婦に嫌がらせをした。宿屋の夫人は窃盗前科10犯で逮捕され、ゲオクは金のカエル(貴金属)やバッグを取り戻すことができた。

エスンとグァンシクは済州島に連れ戻される。女のエスンだけが高校を退学処分になった。

エスンはオ家の叔父・ハンムや祖母から駆け落ちと退学を責められ、味噌を干している部屋に閉じ込められる。

グァンシクは菜の花畑にエスンを連れ出し、「結婚しよう!」と告白。釜山で買っていた金の指輪を渡す。しかしエスンは「もっと金持ちと結婚する。私の前から消えて!」と叫び、プロポーズを断った

実はグァンシクの母・ゲオクがエスンに、「息子の人生を壊さないであげて」と話していたのだ。

エスンはサンギルというバツイチ子持ちの乱暴者とお見合いし、結婚することにした。

ショックを受けたグァンシクは、水泳大会の遠征のために内地行きの船に乗る。

船が出たあと、エスンは「グァンシク〜!」と叫びながら堤防を走る。

エスンの叫びに気づいたグァンシクは船から海に飛び込んで陸まで泳いだ。2人は抱きしめ合う。みんながその光景に拍手した。

1993年。エスンの家にきていたグァンシクの妹が、クムミョン(IU)に「あなたはエスンとグァンシクが釜山で初夜を過ごしたときにできた子供だ」と暴露する。

エスンとグァンシクは結婚し、1969年に娘・クムミョンが誕生したのだった。2人は娘の誕生で幸せいっぱいだったが、同時に水泳選手になる夢と詩人になる夢を諦めてもいた

4話ネタバレ

グァンシクに嫁いだエスンの生活は過酷だった。娘のクムミョンが生まれて幸せだったが、エスンはグァンシクが見ていないところで姑・ゲオクと義祖母・マクチョンにこき使われていた。その上、「男の子を産め」と寺で三千回拝まされる。

エスンはゲオクとマクチョンが娘のクムミョンを海女さんにしようとしていると知って激怒し、大喧嘩になった。それを知ったグァンシクはエスンと娘を連れて出ていく。

エスンたちは少し離れたトドン里で暮らすことになる。そこでト・ヒジョンという人物から家賃が送られてきて不思議に思った。

働く場所がなかったためグァンシクはサンギル船長(エスンの昔の見合い相手)の漁船で働くことにする。しかしグァンシクが沖で怪我をしてもサンギルが船を引き返さないなどのいじめを受けた。

グァンシクは右手に大きな怪我をして人差し指が開かない状態になった。それでもグァンシクはエスンとクムミョンのために働いた。

まもなくエスンは第二子を妊娠。

いじめを知ったエスンは激怒し、サンギルに蹴りを入れる。グァンシクは漁船を辞めることになった。

1994年。クムミョンはヨンボムという男性と結婚前提で付き合っていたが、義母からクムミョンの家庭が貧乏なことをネチネチ言われて結婚を諦めかける。

クムミョンは「貧乏な家に生まれた」と母・エスンに愚痴を言うが、エスンは「過去に戻ってもグァンシクと結婚する」と話す。

エスンとグァンシクは手を繋いで階段を降りる。グァンシクの右手の人差し指は漁船の怪我のときからずっと曲がらない状態だった。

5話ネタバレ

1973年。グァンシクはサンギルの船に乗せてもらえなくなり、漁の仕事ができなくなる。建設の日雇いの仕事をしようとするが雇ってもらえない。

金がなくて貧窮にあえぐエスンは祖母・チュノク(父の母)の家に助けを求める。チュノクは、あなたのお母さんからあなたが本当に困った時に助けて欲しいと頼まれていた…と言って金を渡してくれた。

グァンシクはそのお金で船を買う。そして漁師の仕事を毎日頑張った。

エスンは長男のウンミョンと次男のドンミョンを産んだ。

グァンシクはたくさんの魚を取り、そのお金で家を買った。かつてエスンが母・グァンネと住んでいた家だった

エスンは漁村の副組合長になる。組合長はサンギルで、2人は言い合いばかりしていた。

6話ネタバレ

台風が近づき風で海が荒れていた。自転車に乗っていたクムミョンがバイクと接触。エスンは呼ばれて駆けつける。

次男で3歳のドンミョンはエスンを探しに堤防へ行き、海に落ちて溺れ死んでしまった。エスンはドンミョンの遺体を抱えて茫然自失とし、グァンシクは泣き叫ぶ

エスンとグァンシクの心の傷は癒えなかった。しかし海女さんたちや住民が食べ物を持ってくるなど、気にかけてくれる。前に借りていた家の大家が食べ物を分けてくれた。以前に家賃を払ってくれたのは、ミノク(エスンの義父・ビョンチョルの再婚相手)だということもわかった。

2人はクムミョンとウンミョンを育てるために、ドンミョンの心の奥底に追いやることにする。

やがて時は流れ、クムミョンはソウル大学に合格する。大学でパク・ヨンボム(イ・ジュニョン)という男性と恋に落ち、付き合っては別れを繰り返した。

7話ネタバレ

ソウルオリンピックが近づき、済州島の海沿いの道が整備されることになる。露店をたためと言われたエスンや海女のギョンジャたちは「生活ができなくなる」と猛抗議した。

エスンの息子・ウンミョンは高校生になっていたが悪さばかりしていたため、エスンはよく呼び出された。

道の整備を進めているのは組合長のサンギルだった。彼は不動産屋の女性・ミスクと不倫しようとする。エスンたちはそれを住民たちに暴露した。エスンは漁村組合長に立候補し、見事当選する。サンギルの妻のパク・ヨンナンすらエスンに投票していた。

エスンは、小学校でも副級長だったけどやっと組合長になれたと就任祝いで大はしゃぎする。グァンシクも喜んだ。

一方、ソウルにいるクムミョンはジェニーという金持ちの高校生の家庭教師をしていた。母親のキムから替え玉受験をしてくれと言われて断ると、あなたは指輪を盗んだと嘘を言われ警察署に連行される。

8話ネタバレ

ジェニーの家の家政婦は母親のキムがクムミョンをおとしいれたことを知り「指輪を捨てられたくなかったら警察署に見つかったと電話しろ」と脅した。家政婦はかつてエスンとグァンシクから「この宿屋の主人は泥棒だ」と忠告された女性だった。家政婦はクムミョンがエスンの娘だと気づいていた。

クムミョンは警察署から解放される。ジェニーと母・キムは別の人で替え玉受験をしようとしてバレてニュースになる。

クムミョンは観光に来ていた父・グァンシクと会う。クムミョンは父を心配させてしまうからと泥棒扱いされたことを言えなかった。

クムミョンは日本に留学したかったが、両親に金を出させるのが心苦しくて「行きたくない」と嘘をついた。エスンとグァンシクはそれに気づき、家を売って留学資金を捻出した

クムミョンは日本行きの飛行機の中で両親への感謝で泣きじゃくる

9話ネタバレ

エスン、グァンシク、ウンミョンは狭いアパートに引っ越した。エスンは結婚祝いで買った螺鈿のタンスの置き場所がドアの前になってしまったことを嘆く。

エスンはギョンジャたちが作った店の前でまた露天商をはじめることに。

エスンとグァンシクはウンミョンが彼女を連れ込んでいるのを発見。名前はプ・ヒョンスクで、なんとあのサンギルの娘だった。

しばらくあとのソウル。日本留学を終えたクムミョンは下宿先の娘・ブソンが家に彼氏のチュンソプ(キム・ソンホ)を連れ込んで父に怒られる現場に居合わせた。

チュンソプはクムミョンに映画館のチケット売りのバイトを紹介する。チュンソプは画家として上映する映画のポスターを描く仕事をしていた。

ブソンはチュンソプがクムミョンと浮気していると勘違いし、クムミョンに冷たく当たるようになる。

チュンソプはクムミョンのことを好きになっていた。彼はヨンボムとクムミョンがいちゃついているのを見て落ち込む

10話ネタバレ

ウンミョンはサンギルの息子たちから「妹と別れろ」と言われて殴られる。ウンミョンはヒョンスクに別れを切り出すが、お互いに離れられない。

クムミョンはヨンボムの誕生日に家へ行くと彼の母親もいた。貧乏だ…などと嫌味を言われまくった。

クムミョンがバイトしている映画館にいつもいる女性がいた。彼はチュンソプの母で、息子が描いた看板をいつも見に来ていたのだ。クムミョンは彼女に映画のチケットをあげる。チュンソプの母はクムミョンに大いに感謝した。

チュンソプはクムミョンに礼を言い、一緒にご飯を食べる。

ある日、エスンは息子ドンミョンが死んだ日の夢を見て、胸騒ぎがしてソウルのクムミョンの下宿に駆けつける。クムミョンの部屋にガスが入り込んでいて意識不明の状態だった

エスンとチュンソプがクムミョンを助けて病院へ運んだ。

11話ネタバレ

クムミョンは病院で意識を戻した。ヨンボムが駆けつけてくる。

1993年。ウンヒョンは兵役に出る。

チュンソプも兵役へ行った。彼は映画館の片隅にクムミョンの絵を残していた

クムミョンは卒業してソウルの大企業に勤めた。

クムミョンとヨンボムは結婚することにした。しかしヨンボムの母はさんざんクムミョンをバカにし、結婚を破談にしてくれと言ってエスンを泣かせた。

結婚式も決まって招待状も配っていたが、クムミョンは義母に激怒し、ヨンボムと別れることに決めた。

2人は7年付き合い、結婚が破談になってから1年かけて完全に別れた

12話ネタバレ

クムミョンは有給を使って済州島に帰ってきた。エスンは大喜びする。クムミョンはまだヨンボムとの別れを引きずっていた。

グァンシクは早朝にクムミョンを起こして船に乗せ、日の出を見せる。クムミョンはお父さんが親で良かったと泣いた。クムミョンは元気を取り戻す

エスンは祖母チュノクの祝いの席に駆けつけた。チュノクは認知症になっていたが、エスンのことはハンギュの娘…と覚えていた。2人は息子を亡くした者同士の苦しみを口にした。エスンはチュノクの膝に顔をつけて泣く。

兵役中のウンミョンが帰ってきた。ヒョンスクも一緒にいる。彼女は妊娠したという。エスンとグァンシクは仰天した

ソウルに帰ったクムミョンが乗るバスを追いかける軍服姿の男性がいた。パク・チュンソプ(キム・ソンホ)だった

13話ネタバレ

ウンミョンとヒョンスクの子供・ジェイルは一歳になった。サンギルの妻・ヨンナンも時々会いにきている。

アジア通貨危機が発生し、クムミョンは大企業をクビになってしまう。転職しようとするが就職先が見つからない。クムミョンはかつてバイトをしていたカンヌ劇場で映画を見る。パク・チュンソプも同じ映画を見ていた。

クムミョンは映画が終わってバスに乗り込む。チュンソプはクムミョンに気づいてバスを追いかけ、とうとう乗り込んだ。2人は一緒に酒を飲み、恋仲になる。チュンソプは今は美術教師をしていた。

クムミョンはチュンソプを家族に紹介。グァンシクに船に乗せられたチュンソプは船酔いする。チュンソプは無愛想だったが、クムミョンを思う気持ちは本物だと考え、グァンシクは結婚を許した。

クムミョンとチュンソプの結婚式が執り行われる。グァンシクはエスンが恥ずかしくなるくらい大泣きしたかつての恋人ヨンボムはこっそりクムミョンの花嫁姿を見て、何も言わずに帰った

14話ネタバレ

ウンミョンが友人・チョリョンと経営していた質店が潰れる。チョリョンが預けられていた品物を持って逃亡したせいでウンミョンが警察に捕まった。

ウンミョンは留置所で、「出来の良い姉・クムミョンに対する劣等感のために金に執着してしまう性格になった」とエスンに告げた。

グァンシクは金を返済してウンミョンの服役を避けるため、20年乗ったクムウンドン号を売り払った。

エスンはイカを捌く仕事をし、船が亡くなったグァンシクは倉庫で配送のバイトをする。

ウンミョンは餅売りの仕事を始める。
サンギルがグァンシクから渡された金をみんなに配り、餅を買ってもらうよう仕組んだ。
それを知ったウンミョンはみじめになり、父の船を買い戻したいと思って遠洋漁船に乗り込む。
グァンシクとサンギルが漁船の船長に電話して引き返してもらった。エスンがウンミョンを抱きしめる。

エスンは再び詩を書き始める。

15話ネタバレ

クムミョンは金がなくワンルームに住んでいた。ウンミョンは氷屋で働いていたが凍傷になり働けなくなる。

エスンは家族みんなが失業したとなげいた。

グァンシクはエスンを金で困らせたくないと考え、キャベツ畑を売って開発地に店舗を購入し、飲食店を始めようとする。
しかし不動産屋が詐欺師だったことが発覚。グァンシクとエスンは絶望を味わいながら息子・ウンミョンに説教をされた。クムミョンが各方面から借金をしてくれたため、買った店舗は手放さなくて済んだ。

グァンシクはエスンは飲食店“クムウンドンの店”を始める。新鮮なイカ料理を振る舞うクムウンドンの店は有名になり、女優チョン・ミインも来たことで一躍人気店になった。
チョン・ミインにはかつて海に身を投げたところをグァンシクに救われた恩があり、店の取材に参加した経緯がある。

クムミョンは難産を経て、第一子・娘のセボムを生む。エスンとグァンシクは病院へやってクムミョンの世話を焼いた

クムミョンはネットを使って授業ができる塾のビジネス・エバースタディを始める。

サンギルがチョリョンの逮捕に貢献し、ウンミョンに金が戻ってくる。以前に娘婿のウンミョンに前科がつかないように警察に賄賂を送っていたのもサンギルだった。

最終回16話ネタバレ

イカ料理の海鮮飲食店は大繁盛し、エスンは大喜び。ウンミョン夫妻、グァンシクの母も手伝い、サンギルが孫の面倒を見た。

エスンとグァンシクはクムミョンに言われて健康診断を受ける。検査を進めると、グァンシクが多発性骨髄腫(癌の一種)を患っていると発覚

グァンシクは抗がん剤治療を選択するが、先が長くないと悟っていた。病室にクムミョンを泊め、エスンとの思い出を話す。

グァンシクはいったん家に帰った。
クムミョンはリモートによる塾ビジネスが成功し、テレビに出ている。ある詩集にエスンの作品が載る。“あなたがいなくても手に温もりを感じる”という詩を見てグァンシクは泣いた。夜にエスンに「自分が死ぬときは泣かないでほしい」と頼む。

まもなくグァンシクは集中治療室でエスンに見守られながら死亡。エスン、クムミョン、ウンミョンは途方にくれる。しかしこれからも家族で生きていかねばならない。

エスンはその後、グァンシクのことを想い続けながら詩を書き続けた

エスンが70歳になる頃にはクムミョンにかつて住んでいた実家を買い戻してもらって改築。エスンはそこで飲食店をやっていた。

エスンはときどき老人ホームに通って字や詩を教えていた。そしてついにエスンの詩集「おつかれさま」が出版される。

クムミョンがクロエ・H・イという編集者にエスンの詩集を送ったのだが、実はクロエは昔にエスンがグァンシクからもらった指輪を無くした菜の花畑でインタビューを受けた女性だった。彼女の容姿はグァンネ(エスンの母)そっくりだった

エスンは家の庭でクムミョンと喋る。そしてグァンシクと過ごした日々を振り返っていた。

ドラマ『おつかれさま』最終回終わり

韓国ドラマ『おつかれさま』最終回まで見た感想とラストの考察

私がこれまで見た韓ドラの中でもナンバーワン!本当に感動した最高の作品だった

感動するだけでなく、人生を教えてくれるような、そして寄りそってくれるような作品だった。エスンとグァンシクと一緒に人生を生きるような高揚感を与えてくれる。

少女が苦労して人生を歩んでいくのは王道のストーリーかもしれないが、ここまでクオリティが高い作品はそうないだろう。どのセリフも心に響くもので、脚本のセンスがずば抜けていると思った。

時系列の入れ替えも非常に上手く機能していたと思う。あとで「こういうことだったのか!」と驚きと感動が押し寄せてくる時系列のシャッフリングは見事だった。

正直、感動したシーンを挙げればキリがない。すべての回とすべてのシーンで涙。
最終回でいえばグァンシクの死は涙なしには見れなかったが、最後にエスンが老人ホームで詩を教え、みんなから娘のように慕われている場面にもグッときた。エスンはグァンネの娘として生まれ、クムミョンの母になり、セボムの祖母になり、そしてまた老人ホームでみんなの娘となった。

エスンの詩集を発掘したクロエ・H・イはグァンネと瓜二つだった(ヨム・ヘランが演じている)。

いろいろな解釈ができるが、29歳で死んだグァンネの魂が誰かの母として生き続けているとも考えられるし、エスンの詩を受け止めてくれる“母”の象徴としてグァンネと同じ容姿にしたとも思える。

とにかく言いたいことは山ほどがあるが、こんな完璧な物語が他にあるだろうか。制作陣と演者、すべての母、父に感謝。

Netflix独占韓国作品レビュー↓

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