ドラマ『誘拐の日』斎藤工と永尾柚乃が最高のバディとして事件に巻き込まれる衝撃作!
- 黒幕&犯人=汐里の目的
- 主要人物についての伏線
これらを徹底考察していきます!
『誘拐の日』韓国の原作小説ラスト結末までネタバレ解説はこちら↓

『誘拐の日』黒幕=汐里説、考察まとめ
汐里の目的と動機
汐里(安達祐実)が黒幕かつ七瀬夫妻殺しの犯人である線が濃厚。
目的は復讐、そして次世代知能開発プロジェクトを潰すことだと考える。
汐里はなぜHIV感染から30年後の現在に行動に移すことにしたのか?動機はいくつか考えられる。
3年前にエイズを発症したことがキッカケで、過去に対しての怨みが抑えきれなくなったのだろうか。
エイズの発症によって絶望し、過去を憎悪。その結果として政宗や芽生への愛情まで薄れてしまったのかもしれない。
汐里は政宗のことが好きだったが、エイズ発症によって「政宗が実験を受けていれば自分はエイズにならずに済んだ」と逆恨みを発動させた→その結果、政宗にも芽生にも愛情が抱けなくなってしまった可能性がある。
30年前、七瀬栄作は汐里を捨てて守を養子にした。守のことも恨んでいそうだ。
また、七瀬守に「芽生の手術費を借してほしい」と頼んだが断られ、さらにまだ研究を続けていることを知って憤慨→殺害を計画した線もある。
松田が金庫の金を盗もうとしなかったがなかったと警察に供述していることから、金庫の金を盗んでいる可能性あり。汐里は芽生の手術費用を回収していたのかもしれない。復讐心と母親の愛情が共存している。
汐里が養護施設に入る前にどんな境遇で育ったかも気になる。実の親に虐待されていたり、捨てられたことが許せなかったりといった感情を抱えているのかも。
養父の七瀬栄作だけでなく実の親に対しての恨みもあれば、汐里の中に渦巻く憎悪は相当なもの。復讐に突き動かされてしまうのも理解はできる。
防犯カメラの映像と、共犯者の存在
防犯カメラの映像データを汐里が持っている理由も気になる。
汐里が七瀬守を殺した映像が収められているのか。
しかしそれだと、汐里がなぜ映像を処分しないでまだ所持しているのかが気になる。映像を処分していないことから、防犯カメラの映像を交渉材料にしようとしている線も捨てきれない。
- 映像に水原、福住などが映っており、彼らを脅そうとしている
- 真犯人か共犯者が別におり、その人物を脅す材料
この2パターンが考えられる。
汐里以外の犯人でいえば、動機があるのは水原と山崎だろうか。
水原の場合は、研究データや薬を渡さない守とトラブルになった。
山崎の場合は、富雄の愛人の子だといじめられて耐えきれなくなった。こんな動機かも。
あと、最大の問題は妻のさやかが誰に殺されたのか?なぜペーパーナイフで殺されていたのか?
汐里が日本刀で七瀬守を殺したとすれば、さやかも日本刀で殺せばいい。
松田の供述が一部は真実で、守が妻のさやかを殺害したのかもしれない。
さやかは秘密を暴露して凛を解放しようとしていた→守に殺された線もある。
『誘拐の日』登場人物ごとの伏線・出来事まとめ
新庄政宗
過去:女性を助けようとして男を突き飛ばし、事故死させてしまう → 助けられた女性は汐里。
養護施設以来の再会だが、政宗は当時の記憶が曖昧(記憶喪失の凛と重ねられる)。
誘拐犯に仕立て上げられるが、実際には汐里に巻き込まれた立場。
頭脳明晰だった少年・政宗の頭が悪くなったのは七瀬守の研究の副作用。一緒に七瀬家にやってきた汐里が政宗に必要な頭痛薬などの薬をあげなかったせいで記憶障害になったと考えられる。
七瀬凛
凛については1話の冒頭で車にワザとぶつかったように見えたのも気になった。ただ単に倒れただけの可能性もあるが、実は記憶を失ったのも嘘で全部演技?さすがにそれはないか。
凛が思い出したパトカーの光を見た記憶 → 実際は壁山警備会社の車だった。
七瀬守の死体のそばにいた松田真明(警備員)を目撃。
→ ただし、松田が計画的に七瀬家にやってきたなら会社の車のランプを消すはず → 犯人は別にいる線が濃厚。
汐里
1995年:松田真明に刺された(松田は七瀬栄作を狙ったが誤って汐里を刺してしまう)。松田が使ったメスにはHIV患者の血がついており、汐里は血液感染。
2022年:エイズを発症。
芽生に愛情を見せず、見舞いにも来ない。
誘拐計画の発案者。
薬のレシピが隠されたペンダントを所持→凛を自宅に入れたとき奪った可能性。
七瀬宅の防犯カメラ映像を保持→7月8日に侵入した松田が渡した。もしくは汐里自身も侵入していた。
松田による「院長が撤去してと言った」発言自体が嘘の可能性。
松田真明
栄進記念病院と七瀬院長宅の警備を担当。
1995年:七瀬栄作が執刀するはずの手術を別の人間に任せたため、帝王切開の手術で妻子が死亡。栄作を刺そうとして間違って幼い汐里の首を傷つけてしまう。
松田の行動原理は、自分が原因でHIVに感染してしまった汐里への贖罪だろう。
アリバイの嘘を握る田川に脅迫されたため彼を殺し、警察に逮捕される。
警察には「七瀬宅に金目当てで侵入したが金庫に金品がなかった。守の妻・さやかの死体を発見。守に襲われそうになり日本刀で殺害した」と証言→嘘の可能性。
汐里に防犯カメラ映像を渡した可能性も高い。
凛は七瀬守の死体のそばにいる松田を目撃していたが、松田が計画的に侵入したなら車のライトは消すはず → 犯人は別にいるのが確定的。
松田は汐里が七瀬院長を殺そうとしていると知り病院を早抜けして駆けつけた→凛を守ろうとしてライトを点灯させたまま車を七瀬家の敷地に入れた…などの線も考えられる。
田川を殺したのも、警察の捜査の目を汐里に向けさせないためだろう。
水原由紀子
医学博士。息子が事故で意識不明 → 七瀬守が開発したニューロXリキッドで息子を治療できるかもしれない。
財団を作り、Zキャピタルのケビン福住らと組んで凛を追うが、ケビンと対立。
水原が薬を手に入れようとして守と揉みあいになり殺してしまった線も捨てきれない。
その他の人物に関わる伏線
七瀬富雄
凛の大叔父、病院副理事長。遺産狙いで凛を邪魔視。
弁護士で部下の山崎が愛人の子(息子)であると判明。
山崎忠
弁護士。実は富雄の息子(愛人の子)。
七瀬一族の裏事情を背後から支える存在。凛が自分の境遇と重なり、彼女を助けることに決める。
鮫洲豪紀
鮫洲は監禁されてご飯を食べない凛に「食べて、寝て、生きろ」と言った。ということは、鮫洲は過去にそれすら叶わないような境遇で生きてきて、ケビン福住に従うしかなかったのだろう。
鮫洲は最後の最後で凛と政宗を助けてくれそう。
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