Netflix映画『アイズ・オン・ユー』(Woman of the Hour)。実話をもとにした作品で、実在した連続殺人鬼ロドニー・アルカラの被害にあった女性たちを描いた社会派。
『ピッチ・パーフェクト』や『シンプルフェイバー』で有名なアナ・ケンドリックが監督デビューと主演を務めた。
映画『アイズ・オン・ユー』キャスト
シェリル・ブラッドショー|cast アナ・ケンドリック(写真 真ん中)
殺人鬼ロドニー・アルカラ|cast ダニエル・ゾヴァット(右)
司会者エド・バーク|cast トニー・ヘイル(左)
テリー|cast ピート・ホームズ
チャーリー|cast キャスリン・ギャラガー
映画『アイズ・オン・ユー』あらすじ
殺人鬼ロドニー・アルカラの実話をもとにしたストーリー。
1978年ハリウッド。コロンビア大学の演劇科を卒業して女優を目指すシェリル・ブラッドショー(アナ・ケンドリック)。オーディションに落ちまくって意気消沈していた。
そんなおり、シェリルは事務所に紹介されてザ・デーティングゲームというテレビ番組に出演することに。女性が3人の男性にさまざまな質問をし、最終的に誰とデートをしたいか決めるという内容だった。
番組が始まる。実は、3人目の男性ロドニー・アルカラ(ダニエル・ゾヴァット)の正体は連続殺人鬼だった。
友人がロドニーの被害にあった女性・ローラが客席から彼に気づき番組のスタッフに報告しようとするが、馬鹿にされてプロデューサーに会わせてもらえなかった。
番組はシェリルの独壇場になるが、司会のエド・バークはシェリルがでしゃばったことに腹を立てている。
番組が終わり、シェリルはロドニーを選ぶ。2人は番組終わりに飲みに行くが…。最悪の事態がシェリルを襲う。果たしてシリアルキラー/ロドニー・アルカラを止めることはできるのか!?
ネタバレ感想:殺人鬼の実話と女性蔑視
実話をもとにした作品で、連続殺人鬼が放置される理由に女性蔑視が絡んでいることを告発したコンセプトが素晴らしい。考えさせられるがエンタメ性に優れた楽しめるタイプの映画ではない。
各年代のロドニー・アルカラの犠牲者を群像劇風に繋いでいく構成で、終始不穏さが漂う。
1970年代は女性の社会的地位は現在よりも低く、「連続殺人鬼を見た!」と言っても信用してもらえない。結果、ロドニー・アルカラの逮捕が遅れてさらに多くの女性が殺人事件の被害にあった。マジク○だったアメリカの男性社会は殺人鬼にとっても都合が良い社会だったと告発している。
次のページでは連続殺人鬼ロドニー・アルカラに関する事実について解説していく↓↓
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