Netflix韓国ドラマ『その電話が鳴るとき』最終回第12話を鑑賞。
ついに最終話が配信された。サオン(ユ・ヨンソク)がヒジュ(チェ・スビン)のもとを去った理由と真実が語られる。
サオンが銃で撃たれて最悪の事態に? そしてまさかの海外で拉致展開!
『その電話が鳴るとき』最終回12話あらすじネタバレ解説
前のエピソードの復習はコチラ↓
ヒジュ(チェ・スビン)の前でサオン(ユ・ヨンソク)が拉致犯に猟銃で撃たれた。ヒジュは駆け寄って泣き叫ぶ。ヒジュは目を覚ました。それは夢だった。
今はクリスマスの時期で、もう6カ月も失踪した夫・サオンを待ち続けていた。
6カ月前。サオンは拉致監禁されて衰弱したヒジュが回復すると、報道官の仕事を辞職し、ジャンホ総裁の遺産をすべて各所に寄付した。そして姿を消した。
実際はあのとき撃たれたのはサオンではない。サオンに銃を向けた拉致犯(本物のサオン)が警察に銃で撃たれて死亡したのだ。
母シム・ギュジン(チュ・サンミ)は息子が警察に射殺されたと知って、拘置所の中で嘆き悲しんだ。
その後、シムはジャンホ総裁の殺害や一連の事件で無期懲役を言い渡されるが、死刑にしてほしいと控訴した。
執事のミン室長は懲役5年となる。
ペク・ウィヨン(ユ・ソンジュ)はメディアの前で国民に謝罪。大統領選に出馬するも敗れた。
イナ(ハン・ジェイ)がヒジュのところへやってきて、もうサオンのことは諦めて…と言う。ヒジュはサオンが失踪した理由を知っているようだったが話してくれない。
1人でクリスマスの飾り付けをするヒジュ。そこへ604-8442-1567から電話がかかってきた。サオンなの?と言うが応答はない。
ヒジュは国際電話の604がアルガンという内戦中の国からだと知る。ヒジュ名義でアルガンのビベン国際手話学校に20億ウォンが寄付されていたことも判明。
記者のチャン・ヒョクジン(コ・サンホ)に話を聞いてみると、どうやらサオンが記者時代にその地へ行ったことがあるようだ。夕焼けの綺麗な場所があるらしい。
ヒジュは単身でアルガンへ行き、ビベン国際手話学校の校長から夕焼けが綺麗な場所(ベスティン聖堂)を聞く。「反乱軍の占領地だからベスティン聖堂には絶対行くな!」と言われるが、ヒジュは歩いてその場所へ向かう。しかし反乱軍に拉致されてしまった。目隠しをされてジープに乗せられたが、しばらく走っていると何者かが隙をついて助けてくれた。
ヒジュは車に乗せられ、車は銃弾の嵐の中を走る。
安全な場所でヒジュは目隠しを取られる。助けてくれたのはなんとサオンだった。
ヒジュはサオンになぜ去ったのか?拉致犯がささやいた内容はなんだったのか?と怒る。
サオンは、拉致犯から「ヒジュが弟を失った幼い頃の事故は、おまえの父・ジャンホが仕組んだものだった」と耳打ちされたこと。ヒジュから幸せを奪ったのが自分の父・ジャンホで、自分も無関係ではないことで罪の意識にさいなまれ、自分を罰するためにアルガンに来たことを話す。
2人は激しいキスをして、体を重ねた。
サオンはヒジュと一緒に韓国へ帰る。そしてペク・サオンとしては1度離婚し、ペク・ユヨン(唯恋、唯一の恋の意味)に改名して再び結婚した。
ヒジュはイナから、昔から喋れると知っていて傍観したことを謝られる。母・ヨニとも和解した。
サオンとヒジュは新しい家で暮らす。サンウ(ホ・ナムジュン)、ユリ(チャン・ギュリ)、カン課長、チャン記者が食事にやってくる。サンウとユリも結婚する予定だという。
ヒジュは手話通訳として復帰。
サオン(ユヨン)は海外で韓国人が拉致された際の交渉人として復帰。海外からヒジュに電話をかけ、「何でも本音で話す406が恋しい。いつでも電話をかけてくれ」と言った。
サオン(ユヨン)とヒジュは幸せそうに手を繋ぎ、新しい家族をつくることにした。
『その電話が鳴るとき』最終話 終わり
『その電話が鳴るとき』最終回の感想レビュー
サオンとヒジュが結ばれて幸せに暮らす結末に涙と感動。冒頭でサオンが拉致犯に撃たれたシーンは衝撃で、マジか!ってなったけど、ヒジュの夢でよかったw。
サオンが海外にいる『愛の不時着』みたいな展開にはちょっと笑った。ヒジュは海外でまた拉致されたし、拉致されるのが好きなの(笑)?
サオンは内戦国で反乱軍に拉致された人を助ける仕事をしていたのだろう。海外のくだりはさすがにリアリティにかける気がするが、まあラブロマンスなのでいっか。
サオンがかけた番号604は406の逆。ドラマ序盤ではヒジュが脅迫犯のフリをして電話をかけていたが、決して一方通行の会話ではなかったと改めて実感できる演出。今度はサオンが逆の番号でかけて想いを伝えていたと思うとじんわり感動した。
あとは、母シム・ギュジンが嘆き悲しむシーンが辛かった。彼女は息子を二度失っている。
サオンとヒジュが2回結婚した事実はロマンチックだけど、ギュジンが2回も息子を失う苦しみを味わった点は本当に切ない。この点は正真正銘の泥沼サスペンス。
前話でギュジンが、20年かけてヒジュを拉致監禁してから解放してサオンに自分と同じ苦しみを味あわせる復讐を計画していたが、それも含めてサスペンス映画並みの見応えがあった。
全体としては、夫婦がお互いの本音を脅迫電話で語り合うキャッチーなラブロマンスパートと、かなりドロドロしたサスペンスパートとが完全に混ざり合わずに共存していた点がユニークだった。
チェ・スビンさんについてはドラマ『ザ・ファビュラス』、映画『甘酸っぱい』『パイレーツ 失われた王家の秘宝』などを見てきたが、本作のヒジュ役が1番キュートでハマっていた。さらにスターになりそう。
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