Amazon Prime Video独占のバラエティ『セフレと恋人の境界線』(せふれとこいびとのきょうかいせん)を鑑賞!
YOU、千葉雄大、サーヤ(ラランド)、高比良くるま(令和ロマン)が有名監督が実話ベースで作った恋愛短編映画を鑑賞しながらツッコミを入れていく斬新な作品!
- 番組内容まとめ
- 各話のキャスト
- ネタバレなし感想&評価:見る価値ある?
- 各話のネタバレありの解説&考察
これらの情報をまとめました!
『セフレと恋人の境界線』番組内容まとめ!
項目 | 内容 |
---|---|
番組タイトル | 『セフレと恋人の境界線』 |
ジャンル | 恋愛考察バラエティ(短編映画+スタジオトーク融合) |
配信開始 | 2025年9月3日、Amazonプライム・ビデオで独占配信 |
話数 | 全7話(前半の4話はMCありの短編映画鑑賞、5〜7話はMC解説なしで同じ内容の短編映画のみ) |
番組の特徴 | 実話をもとにした3本短編映画を鑑賞→MCが映画を見ながら恋愛模様に即ツッコミを入れていく |
監督 | 今泉力哉、山中瑶子(カンヌ国際映画祭受賞作『ナミビアの砂漠』監督)、今泉力哉 |
脚本 | 今泉力哉、今泉かおり |
主題歌 | ラブリーサマーちゃん 「君と暮らせても」 |
スタジオMC(考察部隊)
- YOU
- 千葉雄大
- サーヤ(ラランド)
- 高比良くるま(令和ロマン)
異なるキャラの4人が、率直なトークでセフレと恋との境界線を語り合う感じが面白い。MC各々の恋愛観も丸わかり!令和ロマンの高比良くるまさんが意外とピュアでほっこり笑える。
さらに脚本家の今泉力哉さんもスタジオに登場し、どういう意図で短編映画を書いたのかMCの4人と答え合わせ!脚本家がどういう気持ちで作品を書いたのか答えを話すのがすごく斬新。
Amazon Primeドラマ『1122 いいふうふ』、映画『愛がなんだ』『ちひろさん』など素晴らしい作品を世に送り出している今泉力哉さんから各短編映画の詳細や意図について聞けるのは映画やドラマ好きとして嬉しい限り!


3つの短編映画のキャスト
第1話「恋人になれたら」
– 監督:山中瑶子/脚本:今泉かおり・今泉力哉
– 主演:中田青渚(田辺徒子 役)、金子大地(松山聡 役)
第2話「結婚学入門」
– 監督&脚本:今泉力哉
– 主演:中村ゆり(池上紗南 役)、永岡佑(竹林圭太 役)、前原滉(紗南のセフレ 役)
第3話「特別な人」
– 監督&脚本:今泉力哉
– 主演:山下美月(川端智子 役)、芳村宗治郎(藤原一樹 役)
ネタバレなし感想・評価:面白い?つまんない?
MC4人のツッコミも面白いし、恋愛という究極のテーマについて「どうなっちゃうの?この言葉はないわ〜」とこうでもない、ああでもないと考察していく過程が予想以上に楽しくて深みもある。
MCの4人が登場人物の心理描写を語る。さらにはスタジオに監督も登場して「こういう意図で作ったけど、みんな意外とそう考えるんだ」という解釈の違いの話し合いもめちゃくちゃ面白い。作り手と鑑賞者、十人十色で恋愛に対しての考え方が違う。
あらためて、恋愛ってサスペンスだなあとしみじみ。
ちなみに、実話をもとにしているとはいえ映画の内容自体にすごい深みがあるわけではないのでストーリー性を求めている人には不向き。
『セフレと恋人の境界線』全話あらすじネタバレ感想、考察
「恋人になれたら」
結末と感想:徒子はセフレの関係にヤキモキして、私たちどういう関係?と迫る。聡は「仲良し」と返す。クソ男じゃん!聡は「今まで付き合った人と上手くいかなかったから恋愛に自信がない」と言い訳。
徒子は連絡せずに引っ越して聡の出方をみる。放置された聡は「付き合って」とついに徒子に告白。聡は天然なだけだった(笑)。徒子はOKして2人は付き合うが、徒子は恋人としての聡に興味がなく、あっさりフってしまうどんでん返し!
男の私からしたら、シンプルに徒子がけっこう怖い。ゲームクリアしたら満足して捨てるタイプ(笑)。相手を追っているけど、こっちを振り向かれたら冷める。付き合ったら相手の悪い部分がどんどん目についていく。でもこういう女性多いよね。女性のシビアな恋愛観をまざまざと見せつけられた洗礼的なエピソードだった。
「結婚学入門」
結末と感想:圭太は優しい人だが夕食を作ってくれたりマメな分、紗南は自分の生活を脅かされる。結局は、美容生活や仕事まで圭太に合わせることができず、「別れて欲しい」と告げる紗南。そしてもとのセフレ(前原滉)と会いたい時に会う生活に戻った。
グルテンフリー(小麦抜き)を徹底するレベルの紗南にいろいろ合わせられる男性は少なそう。ピザも菓子パン食えないじゃん。私も小麦抜きやったけど挫折した。
紗南が結婚するなら、セフレ(前原滉)が言ってたように、お互いに1人の時間を楽しめる人じゃないと難しいだろう。食生活や活動時間を分けても愛が保てる人がいれば紗南も幸せになりそう。
圭太はいい人だけど、いい人なぶん無言の圧力がウザイ。自分が女だったら善意を押し付けてくるようなタイプは無理だな。でもかくいう私も、趣味のボクシング観戦を嫁にも見せている。圭太と一緒だった…。
「特別な人」
結末と感想:短編映画としては「特別な人」が1番好きだった。彼氏がいても浮気すると公言する川端が許せない人がいるかもしれないけど、人間関係の曖昧さをうまく切り取った意味では興味深かった。セフレなのかも友達なのかもそれすら曖昧な関係がユニークで面白かったし、「川端さんがくるたびに彼氏との現状報告でセック○するようになった…」などセリフの1つ1つが秀逸。
YOUさんの「実は川端のほうがなんでも相談できる一樹を必要としている」というコメントも深いと思った。
今泉力哉監督は、一樹は川端と元カノを重ね、さらに自分と川端の彼氏を重ねていると言っていた。確かにそのように感じたし、複雑な
個人的な結論としては、川端は一樹から「俺と付き合ったら、俺以外の男と寝てもいい」と言ってほしくなかったような気もする(男性目線の願望含みの見解になってしまっている気もするが)。
でも一樹が急に理想の彼氏になっても川端は嫌がりそう。川端が求めているのはグラデーションのような関係の中で揺らぐこと。万華鏡のような女性の心が巧みに反映された興味深いキャラクターだった。
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