
Netflix韓国ドラマ『サラ・キムという女』(The Art of Sarah/레이디 두아/Lady Doir)を鑑賞!
- 最終回まで全8話のあらすじネタバレ・ラスト結末解説
- わかりにくいストーリーを10行まとめ!
- 物語の時系列まとめ表
- 男性の死体や、残された謎について徹底考察
これらを解説していきます!
『サラ・キムという女』キャスト・登場人物の画像解説はこちら↓

韓国ドラマ『サラ・キムという女』最終回まで全話ネタバレあらすじ解説
1話ネタバレ
2024年。高級ブランド・プドゥアのコレクションパーティーは大盛況。アジア支社長のサラ・キム(シン・ヘソン)は、自分と同じ服を着て紫色のバッグを持つ女性を見つめていた。
翌日、清潭(チョンダム)にある百貨店の裏の下水溝で女性の遺体が発見される。足首には“華麗な憂鬱”という意味の刺青が彫られていた。身分証やスマホはない。近くにあった紫色のバッグから、遺体がサラ・キムのものである可能性が示唆される。
強行班の刑事パク・ムギョン(イ・ジュニョク)は、サラの親友だった化粧品会社・ノクスの代表チョン・ヨジン(パク・ボギョン)を呼び出す。ヨジンは足首の刺青とバッグを見て「サラです」と言い、涙を流す。
ヨジンは取り調べで「サラとは自分がチェ・チェウ会長にバカにされたのをきっかけに知り合った。バッグを交換して親友になった」と話す。サラは真のセレブだけが購入できるヨーロッパ発祥のブランド・プドゥアのアジア支社長だった。プドゥアは韓国進出を計画していた。
ヨジンは「プドゥアに150億ウォン投資して自社の化粧品とのコラボをした」と話す。
しかしその後のムギョンの調べで、ヨジンは自社の金を横領して投資をしていたこと、さらにサラに「金を返還しろ」と迫っていたことが判明する
ムギョンは同僚から「ヨジンが裏社会の人間に、サラからの強盗・強奪を依頼した疑惑があった」と聞かされる。
ムギョンは以前に強盗の被害者であるサラを警察署前で見かけ、彼女が足を骨折したように見せかけて嘘泣きしていたのを見破ったことを思い出した。
遺体安置室の防犯カメラを見てみると、ヨジンはサラと思われる遺体につばをはいていた。
ムギョンは、身分照会でサラ・キムという女性に該当者がいないと知る。
2話ネタバレ
ヨジンは投資の配当金が振り込まれなくなったことでサラに騙されたと考え、借金取りのミン・ビョングァンにサラへの脅迫と金の回収を依頼していた。
強行班に配属されてきたジェヒョンが刑務所にいるミンと面会する。ミンはサラとのことを語る。
ミンがサラを脅し、プドゥアの店舗に案内させた。サラは隙を見てボタンを押して出入り口を全部閉め警備員を呼んだ。ミンは逮捕され訴えられたが、そのときの告訴した人物の名前はサラ・キムではなく、ウ・ヒョウンだったという。サラが勝手にウヒョンの名義を使ったのだ。
ウ・ヒョウンはかつてプドゥアで働いていた販売員だった。今はブランド品を購入して転売するビジネスに手を染めている。ジェヒョンはヒョウンのバイトに応募。ヒョウンと会い、サラについての話を聞く。
ヒョウンの話:ヒョウンは、発売前のプドゥアの新作が贋作専門の店で売られていることに疑問を持った。
サラが顧客情報を生命保険会社に売っているようだったとも話す。
ヒョウンは1カ月前に親友のヤン・ダヘを勝手に店の個室に入れたためクビにされたという。
ムギョンはプドゥアの旗艦店を捜索。以前に警察署の前で泣いていたサラに渡したグレーのネクタイが引き出しにしまってあった。そのとき彼女は「1週間の辛抱よ」と独り言を言っていた。
3話ネタバレ
ジェヒョンは、2018年にプドゥアの製品について初投稿した“清潭女神”のアカウント=モク・ガヒという女性だと知る。
ムギョンはヒョウンとヤン・ダヘを呼び出して話を聞く。ヤン・ダヘは遺体の第一発見者でもある(ブランド店の行列に並んでいたときに発見)。
ヒョウンたちは、2018年にブランド店の従業員限定セールでサラを見かけたことを思い出して話す。当時はサラ・キムでなく、モク・ガヒという名前だった。
ムギョンは遺体が発見された下水道を調査。下水道からサムウォルデパートのゴミ処理施設に抜けられると知る。モク・ガヒはサムウォルデパートで殺されて下水道に運ばれたのか?
ムギョンは、モク・ガヒが5年前にサムウォルデパートのプラダで働いていたこと。“清潭女神”のアカウントでブランド転売の詐欺事件を起こして投身自殺をしたことを知る。遺書もあった。
ガヒの遺書には、自分が勤務していたときに客にブランド品を盗まれて弁償をしなければならず、従業員セールでブランド品を買って転売して金を稼いだが、結局タンハナキャピタルに5億ウォン借金してしまったことが綴られていた。自暴自棄になったガヒは前から欲しかったDior(ディオール)のバッグを盗んで逃げ、自殺に踏み切った…と締め括られた。
しかし、ガヒの死体は見つかっていない。
ムギョンは、ガヒが生きていてサラに転身し、LADY DIOR(ディオールを持つ女性)からBOUDOIR(プドゥア)というブランド名を思いついたと考える。
ガヒが投身自殺をしたとされる貯水池から人骨が見つかる。人骨は男性のものだと断定された。
4話ネタバレ
ムギョンはタトゥー屋にあった写真から、サラとカン・ジフォンが付き合っていたと考える。
ジフォンは元ホストで、現在はチェ会長の秘書だ。
ムギョンはマンションにいたジフォンを発見。署で話を聞く。
ジフォンの供述:ジフォンは数年前にサラと出会ったが、そのときはキム・ウンジェという名前で既婚者だったと語る。ウンジェの夫は金貸しのホン・ソンシンだ。
ジフォンは窮屈な生活をしているウンジェを外に連れ出して一緒に遊んだ。
ジフォンはソンシンを殺してウンジェに遺産が入るようにしようと考えて実行するが、誤ってウンジェを刺してしまう。
ジフォンが数年後にウンジェと再会すると、サラ・キムという名前になっていた。夫・ソンシンからは逃げたという。
ジフォンはサラと人生をやり直すことを誓い、彼女からマンションの一室を貰った。それからジフォンはサラに言われるがままにチェ会長の秘書兼愛人となった。
ジフォンは「チェ会長に体を売る生活を辞めたい」と言った。しかしサラは許さない。ジフォンのマンションの扉に封書が挟まれ、プドゥアのロゴが中国製だと知る。
ジフォンはサラを尾行し、街の地下にある裁断店でプドゥアの製品が作られていると知った。
ムギョンはサラの夫で金貸しのホン・ソンシンに会う。ソンシンはサラとの関係を語った。
ソンシンの供述:サラはドゥアという名でホステスをしていた。ソンシンは末期の腎不全で移植が必要だったが元妻や子供達に断られた。サラは「5億ウォンで腎臓を提供してもいい」と言った。
ソンシンはサラにキム・ウンジェの身元を与え、移植手術のための偽装結婚をすることになった。
それからしばらくしてサラはジフォンに刺される(サラがソンシンをかばった)。
ソンシンはサラを本気で好きになり、移植は諦めてサラに全財産を譲ろうとする。
しかしソンシンはサラが借金返済のために自分に近づいた詐欺女だと知った。それでも彼女を許す。サラは義理からか、移植手術に応じた。しかしその後、5億円の松の木と共に失踪した。
ムギョンは見つかった遺体に手術痕がないことから、サラは生きているとの確信を強める。
5話ネタバレ
ムギョンが公開捜査に踏み切る直前に、なんとサラが警察に出頭する。
サラは「2018年のプドゥアに関する投稿は私ではなく、ブランド詐欺事件も知らない。モク・ガヒは自分ではない…」と言い張る。
ムギョンは、プドゥアが詐欺ブランドだと主張するが、サラは韓国で作ってイギリスへ送ってそこで組み立て、逆輸入しただけと主張。
サラはヨジンの口座に投資された150億ウォンを配当金として入金していた。
ムギョンは横領の罪に問われているヨジンとサラを対面させる。
ヨジンは「プドゥアに投資をしただけ」と言い張る。サラの詐欺が成立しなければ、ヨジンの横領も成立しないからだ。
サラは2018年に貯水池で自殺未遂をしたときにDIORのバッグのロゴからBOUDOIRの構想を思いついたことを回想する。
サラは下水溝の遺体が「パーティーの裏で凍死した」と証言。
凍死は犯人しか知り得ない情報だった。ムギョンは彼女を逮捕した。
6話ネタバレ
サラからDNAを採取するが、下水溝にあったバッグの指紋とは一致しない。
サラは完全に身元不明で、無戸籍だと考えられた。
ムギョンはチェ会長から話を聞く。チェ会長はサラがデパートで死体をトランクに入れて引きずっている防犯カメラの映像を見て、デパートの評判のためにそれを隠蔽したことを暗に認めた。
さらに、サラがデパートにプドゥアを出店させるためにジフォンを内定として送り込んだこと。彼女の虚偽によって自分が部下のキム・ホンミ本部長を解雇するハメになったことを話す。
そして「サラになりすましていた女がいた」とも語る。足首の入れ墨も同じように入れていたようだ。
ムギョンは、プドゥアのパーティーでサラになりすました女が同じ服を着ていたと知る。
仕立て屋からオーダーの際に使った針を借りてDNA鑑定をした。その結果、下水溝の遺体と一致する。服をオーダーした女性が下水溝で死亡したと判明。
7話ネタバレ
ムギョンはプドゥアの製品が制作されていた地下の店を調べる。近くの店にいた革職人の手を見て、遺体の右手にも革加工の道具を使ったと思われるタコがあったと気づく。
地下の店で働いていた不法移民たちは通報により強制送還されたようだ。
ムギョンは、サラに「おまえがなりすまし女を殺した」と推理を聞かせ、さらに「自白をしないとプドゥアが詐欺ブランドだったと公表する」と言った。
ブランド失墜はサラが1番恐れていたことだった。
サラは真実を語り始める。地下で偽造品を製作している店があり、そこで腕の良いキム・ミジョンと知り合って彼女にプドゥアの商品を制作させた。
ミジョンは幼い頃に家出したせいで住民登録がなかった。
やがてミジョンはサラのカードを盗み、足首に入れ墨を入れ、彼女になりすました。そして不法移民の件で通報して自分とサラの顔を知る人物を全員強制送還させ、サラを殺して完全に成り代わる計画を立てた。
サラは最後に「私がキム・ミジョンです」と告白した。
最終回8話ネタバレ
サラがミンジョンだと告白した理由は、自分がミジョンで、サラを殺したことにすれば、すでに死亡しているサラは不起訴処分になる。結果、ブランド詐欺罪は立証されずプドゥアを守れるからだ。
サラはプドゥアの経営権をすでにヨジンに渡していた。
ムギョンは病院にサラが腎臓の移植手術をしたときのサンプルがあるはずだと考えてジェヒョンを向かわせる。
ムギョンは推理を聞かせる。プドゥアのパーティーで、サラに騙されていたと知ったジフォンがチェ会長に寝返ったこと。同じ格好をしたミジョンが個室でサラを殺そうとしたが、逆にサラが彼女の頭を打ち付け、鈍器で顔を潰したこと。ミジョンが入ったトランクをサムウォルデパートに運ばせ、そこでゴミ処理場に捨てたこと。しかしミジョンは生きており、下水溝まで這っていってそこで凍死したこと。サラはミジョンが生きていると知っていたこと…。
結局、病院にあったサラの腎臓のサンプルはなくなっていた。
サラは自身がミジョンだと貫き通そうとする。ムギョンは仕方なく、彼女をミジョンとしてサラを殺害した罪で立件した。
サラはミジョンとして逮捕され、懲役10年の刑に。ブランド・プドゥアはまだ現在も盛況だ。
サラは面会に来たムギョンに向かって「あなたは昇進した、ブランドは守られた、ミジョンはサラになれた。誰も被害者がいないから詐欺ではない」と語る。
ムギョンは「あなたの本当の名前は?」と問いかける。
ドラマ『サラキムという女』最終話 終わり
全話のストーリーを10行でまとめ!
-
高級ブランド「プドゥア」の支社長サラ・キムが開催する新作コレクションの後、下水溝からサラのものと思われる女性の遺体が発見される。
-
しかし捜査で「サラ・キム」という人物は実在せず。ムギョン刑事が調べる中、彼女の正体は複数の偽名を使う詐欺師の可能性が浮上。
-
サラは過去(2018)にモク・ガヒとして百貨店勤務・転売詐欺・借金の末に自殺未遂し、その後は別人として生きることを決意
-
2020にはサラは「キム・ウンジェ」として金貸しホン・ソンシンと偽装結婚し腎臓移植を行い、5億円相当の松の木を奪って去る。ソンシンの裏でホスト・ジフォンと恋愛関係になり、彼をチェ会長に近づくために利用する。
-
地下工房で無戸籍の革職人キム・ミジョンにブランド製品を作らせ、プドゥアを築き上げる。
-
ミジョンはサラになりすまし彼女を殺して入れ替わろうとするが、逆にサラに倒され、下水溝で凍死する。
-
サラは事件発覚後も正体不明のまま振る舞い、自ら「自分がミジョンでサラを殺した」と虚偽の自白をする。
-
キム・ミジョンと嘘をついたのは、ブランド詐欺を立証不能にし、プドゥアを守るための計画だった。
-
刑事ムギョンは真相を察しながらも証拠不足で覆せず、彼女はミジョンとして懲役10年となる。
-
ブランドは存続し、彼女の本当の名前は最後まで明かされないまま物語は終わる。
『サラキムという女』結末の考察:2つの死体の謎
時系列まとめ表、ラストの本当の意味
時系列が入り組んでいたのでかなり頭を使いながら視聴した。整理すると以下のようになる↓
| 年代 | サラの身分・名前 | 主な出来事 |
|---|---|---|
| 2018年 | モク・ガヒ | 百貨店勤務→盗難の責任で借金→転売詐欺→貯水池に投身(死亡扱い)。DIORから「プドゥア」構想。 |
| 2020年頃 | キム・ウンジェ | 生存し別人として生活。金貸しホン・ソンシンと偽装結婚、腎臓移植で財産獲得。ジフォンとも関係→失踪。 |
| 2023年頃 | サラ・キム | 上流社会に登場。地下工房でキム・ミジョンに製造させブランド「プドゥア」設立。ヨジンの投資・財閥との関係で事業拡大。 |
| 2024年(パーティー) | サラ・キム | ミジョンがサラになりすまし殺害を企てる→サラが反撃し廃棄。ミジョンは下水溝で凍死。 |
| 最終局面 | キム・ミジョンと名乗る | 出頭したサラはブランドを守るため「自分がミジョンでサラを殺した」と虚偽自白。 |
| 結末 | 正体不明 | サラはミジョンとして裁判を受け懲役10年。プドゥアは存続。本名・正体は最後まで不明。 |
ヨジン、ソンシン、ジフォンの供述の際の回想シーンがサラ視点のような映像で描かれ、サラしか知り得ない状況などが出てくる。
厳密にいえば証言者の回想と想像が混ざっているのだろうけど、嘘を重ねれば真実になるというのがテーマなのでこの曖昧さが許容される(見てる側は「誰の回想?」と混乱するけど)。
サラは自らが育てた虚構ブランド・プドゥアを守ために自分がミジョンだということにした。そして偽物だったブランドは本物になった。しかし、サラは偽物のままである。
サラは無戸籍。戸籍がある者が本当の国民だとすれば、サラは最初から偽物だった。ブランドは本物になれる。しかし最初から存在しない人間は本物になれるのだろうか?そんな悲しい問いが隠されていた。
ムギョン刑事はラストでサラに「名前は?」と聞いた。これは本名を聞いたのではなく、「君は自分が何者か認識しているのか?」と存在意義を問うたのだと思った。
誰かに成りすまして生きてきたサラの中に本当の自分はあるのか?それは彼女のみぞ知る。
あえて答えを出すとすれば、自分ではなくブランドに価値を見出す人物だったこと…さらに自分の存在を犠牲にしてブランド守ったくらいなので、彼女自身も本当の自分が何者か理解していないブラックホールのような存在なのだと考えられる。そういう面ではホラー。
残された謎
個人的に1番大きな謎は、貯水池で発見された20代〜30代の男性の遺体は誰だったのか?というもの。
この遺体はサラ・キムの事件に関係なかったのかもしれない。
男性でサラ・キムのように無戸籍で苦しむ人物がいて、結局自殺してしまったが、死体すら誰も見つけてくれず、作中でも正体不明のまま終わる→こんな人間が存在すること、サラ・キムもそうなっていた可能性の象徴。
男性の遺体について、あえて誰か?と問うなら、本物のジフォンだと思う。
2020年頃にサラと付きあい、誤ってサラを刺したのは本物のジフォン。本物はサラによって知りすぎた用済みとして殺された→新しいジフォンを雇ったとか?
もしくは本物はホン・ソンシンに見つかって殺されていたとか?
むうう、謎です。やはり、無戸籍のまま誰にも属さず死んでいった人間の象徴の意味か。
あとは、2020年にジフォンに会いに屋敷から出てきたサラの左足首に入れ墨がなかったのも気になる。サラが入れ墨を入れたのは2018年のはずだけど。単に制作側のミス?
警察で証言したのが偽のジフォンなので、2020年時点のサラの容姿が曖昧…という隠された意味があるのか。
もしくはこの入れ墨の件は、サラ自身が過去のある時点で入れ替わっていた可能性を示唆しているのかもしれない。
全体的に虚実を入れまぜ、何が真実かわからないテーマを強調しているとも取れるし…とりあえず難しかった。
Netflix韓国ドラマ・ネタバレ解説記事↓













コメント