韓国ドラマ『ナインパズル』(나인 퍼즐/Nine Puzzles)最終回まで全11話のあらすじをネタバレありでまとめました。
意味深なラストシーンの考察もしています。
韓国ドラマ『ナインパズル』最終回まで全話ネタバレ解説
1話ネタバレ
10年前:高校生のユン・イナ(キム・ダミ)は20時に学校を出てバスに乗り帰宅。家の窓が空いており、床にパズルの1ピースが落ちていた。靴下が血で染まる。一緒に住んでいる叔父・ドンフンが血を流して死んでいた。後ろから首をキリで刺されて死亡したようだ。
第一発見者のイナは警察で尋問を受ける。しかしイナは家に入ってから死体を発見したあとまでの記憶を失っていた。
凶器のキリは、イナが半年前に購入した3本のうちの1本だった。ドンフンが抵抗した形跡はなく、顔見知りの犯行だと考えられた。
刑事のキム・ハンセム(ソン・ソック)は尋問を見学しながらイナを怪しみ、彼女が犯人だと考える。イナの両親が死亡したのも近年のことで、その件についてもイナが疑わしかった。
10年後:イナは警察庁のプロファイラー(犯罪分析官)になっていた。叔父・ドンフンの遺産を受け継いだため、お金はたくさんあった。
イナは、ある少年(弟の死体を発見した)を尋問し、彼が犯人だと一発で突き止めた。
キム・ハンセムは現在もドンフン殺害の犯人がイナだと思っており、10年前の事件当日のイナの行動を実際にたどったりしていた。イナは捜査状況を聞きによくハンセムのところにやってきた。
そんな中、イナの家に新しいパズルのピースが届く。10年前に叔父の死体にあったものと同じ絵柄で、首にロープを巻かれる女性が描かれていた。
2話ネタバレ
イナはパズルのことをハンセムに伝えようとして彼の母親が住んでいるマンションへ。しかしハンセムはそこにいなかった。
イナは地下駐車場に止まっている赤い車を見て怪しみ、中をのぞく。女性の死体があった。
駐車場の車内で首を絞められて殺された女性の名前はイ・ミヨン。40代でグリフィンというバーの経営者だった。彼女の持ち物からマンションの入居者証が盗られている。
交番勤務のナム・ナリ(イ・ジュヨン)は被害者・ミヨンの赤い車を見て、少し前の時間帯に夜道で信号無視をして猛スピードで飛ばした車だと気づいた。自分が追っていれば彼女は殺されなかったかもしれない。
ハンセムはまたイナが第一発見者だと聞いてますます彼女を怪しんだ。
ハンセムは班長のヤン・ジョンホ(キム・ソンギュン)やチェ・サン(ヒョン・ボンシク)と事件を調べ始めた。すると警察関係者にミヨンが経営するバーの常連が多数いることが判明。被害者・ミヨンと最後に通話をしたのは署長のヒョン・ホグンだった。ホグンは「予約キャンセルの電話を入れただけだ」と言う。
当日バーに来てミヨンと最後に喋ったのは広域捜査隊のテ・ドンスだった。
イナはパズルの2つのピースの絵柄が一致しているのを見て、連続殺人が10年ぶりに再開されたと考える。さらにイナは10年前の出来事を思い出す。叔父・ドンフンの死体を発見したあと、家の中から出ていく人影をガラスの反射越しに見ていた。
3話ネタバレ
イナは一時的に強力2班に異動し、ハンセムたちと一緒にミヨン殺害の捜査をすることに。ハンセムは納得できないまま、イナのペースに巻き込まれていく。
サンがマンションの住人から「少し前は赤い車(ミヨンが死体で発見された)が駐車されていた場所を使っていたが、車が故障するなどの嫌がらせを受けて他の場所に止めるようにした」と聞く。
ハンセムはミヨンがバーから出て車に乗ったあとの防犯カメラの映像をたどる。車を運転するミヨンの首に細いロープがかかっていた。犯人はもともと車に乗っていてミヨンの首にロープをかけながら会話し、駐車場で絞殺したようだ。
イナとハンセムはミヨンの父・ドゥウォンがいる介護施設へ。ドゥウォンは認知症だったがイナがミヨンのフリをして話を聞き出す。ミヨンが中学の頃に母親が死に、そのあと彼女は家出。7年ぶりに戻ってきたときは別人のようになっており、彼氏を連れていたようだ。
イナたちはドゥウォンの部屋を調べ、当時のミヨンの彼氏の写真を発見。バーの店員に見せると、ミヨンがこのバーを開くときに出資した人物で1カ月前もバーに来たカン・チモクだと判明する。
ジョンホたちは鑑識から、ミヨンを絞殺したロープの指紋とカンの指紋が一致したと聞く。カンがミヨン殺しの犯人なのか。
カンはあるホテルの510号室を訪ねた。
その後、貯水池に赤いトランクが沈められた。
4話ネタバレ
カンは510号室に入った後に殺されてバラバラにされ、赤いトランクに入れられて貯水池に沈められた。
ハンセムはカンの車が残されていたサービスエリアの防犯カメラ映像を見て、カンらしき服装の男が山の方へ向かって歩き、車へ戻ってこないのを確認。山の上の道路へ行くためには高い壁を登らなければならず、ハンセムが試してみると手に傷を負った。
その後、ヨンピョン貯水池からトランクが見つかり、男性の胴体が発見される。頭部はなかった。DNA鑑定の結果、カンの遺体だと判明。
イナはカンの妻ソ・ヤンヒに話を聞く。ヤンヒは駐車場で殺されたミヨンと夫のカンの関係を知っていた。
ハンセムはヤンヒの不倫相手でテニスコーチのノ・ジェウクに話を聞く。ヤンヒとジェウクは元々高校の同級生でテニスクラブで再会して恋愛関係になったらしい。ジェウクは手に絆創膏を貼っていた。ハンセムは自分と同じようにあの壁を登ったと考える。
イナはヤンヒから13歳の頃に家が火事になり姉と祖母が死んだと聞く。付近で容疑者と見られる15歳の少年が行方不明になっている。イナはヤンヒが当時3人を殺したと確信した。
ハンセムはジェウクを脅して「ヤンヒと2人でカンを呼び出して殺害し、ヤンヒが彼をバラバラにした」と自白させる。2人は逮捕された。ジェウクとヤンヒの供述通り、貯水池付近の山に埋められていたカンの頭部が発見される。
イナは家政婦から「イナの両親が事故で死んだあとで叔父が別人のようになり、その後に警察を辞めた」と聞く。
イナはミヨン殺害の犯人はカンではないと考える。イナのもとに3つ目のパズルのピースが届く。男の絵が書かれているが、カンが切断された箇所と同じところに線が引かれている。
情報は公開されていないので犯人は警察関係者だと考えられた。
5話ネタバレ
イナは3つのパズルそれぞれに、銃、耳打ち、腕章の描写があることの意味を考える。
拘置所にいるヤンヒに面会して話を聞くと、貯水池でトランクを沈める前に陸地に痕跡が残らないようトランクを持ち上げたらしい。しかし現場にはトランクのタイヤの跡があった。何者かがあとで工作したようだ。カンの死も、パズルの殺人の一部だったのだ。しかし犯人は直接手は下さず、ヤンヒたちがカンを殺すよう誘導した。
そんな中、ある工場で夜の飲み会をしていたチェ・ヨンハンという男性が朝方に死亡しているのが発見される。ハンセムは一緒に酒を飲んでいたジョンチル、ガプチェ、ドンムンのいずれかが犯人だと考えた。
イナはヨンハンが1年前に工場の事故で息子・ドンギョンを失っていたことから、彼が息子に1人で作業させた他の3人を恨んでいたことを突き止める。死んだヨンハンは3人を犯人に仕立て上げるために自らニコチンを飲み、他殺に見せかけた…これが真相だった。
イナはヨンハンの事件にヒントを得て、パズルの事件も死亡した叔父のドンフン、ミヨン、カンの3人が何らかの事件の犯人(加害者)だと考える。
6話ネタバレ
警察関係者が怪しいと考えたイナは、唯一信頼できそうなハンセムと共同捜査することを決め、彼のアパートに入り浸るようになる。ずっと不眠症だったが、ハンセムのアパートだと不思議と眠れた。
イナは、カンが殺される前に電話をかけていた相手ド・ユンスに会った。ユンスは「カンのことは知らない」と言い張る。その日の夜、ユンスは何者かに殺害された。首に注射器でインシュリンを過剰投与されたのが死因だった。
ユンスはリゾートを建設中の現場で死人が出たことで株価暴落に悩んでおり、建設についての不正も発覚していた。
カンとユンスは賭けゴルフをする間柄だったようだ。関係者によると、カンが「あと1部屋くれ」とユンスに言っていたようだ。
イナにピエロの絵が描かれたパズルのピースが送られてくる。砂の城や観覧車などもあり、画像検索でパズルの風景が実在するドリームランド遊園地だとわかる。
サンはユンスの殺害現場に落ちていたはずのハンカチが鑑識の報告書からなくなっていると気づく。誰かが現場から持ち去ったようだ。
イナは、ミンヒが所有していたザ・ワンシティーの5208号室の前の所有者がカンで、その前の所有者がユンスだったと気づく。
7話ネタバレ
ナム・ナリは心療内科のファン先生のところに通っていた。ナムはイナに「ミヨンが死んだ日に彼女が運転する赤い車の暴走を見逃した」と話した。
イナは、叔父・ドンフンが10年前に起こったソウル中部連続殺人事件を同一犯と見抜けなかった警察の失態の責任をかぶって辞職に追い込まれたと知る。雨の月曜日に女学生が5人殺された事件だ。
イナとハンセムは、ミンヒ、カン、ユンス、ドンフンがなんらかの事件の犯人で、見返りとして5208号室を貰ったと考える。
叔父のドンフンが関連の案件についてなんらか揉み消しを行なった可能性も考えた。
ソウル中部連続殺人事件のあとで被害者アン・ミソンの弟が、姉について捏造記事を出した記者イ・ガンヒョンを訴えた。しかし不起訴になる。その件にドンフンが関わっていたのかもしれない。
イ・ガンヒョン記者はドンフンが殺された10年前のさらに8カ月前に自殺していたと判明。イナたちが調べると、そのとき遺体の横にパズルのピースが置かれていた(カメラを持って目を縫われている男の絵)。自殺でなく他殺だろう。始まりはガンヒョンの死からだったのだ。
当時、ジョンホ班長がガンヒョンの自殺を担当していたこともわかる。
さらにガンヒョンが死亡した日、同じアパートの上階で学生だったイナが同級生たちと家庭教師から勉強を教わっていたことも判明。イナは関与しているのか?
イナはガンヒョンが死ぬ前に電話していた相手オ・チョルジン(ファン・ジョンミン)に会いに済州島(チェジュ島)へ。
イナは港に停泊する船にいたチョルジンから話を聞いたあとにホテルに帰ろうとするが引き返し、船からロープで吊るされて海に沈んだ状態で死んでいたチョルジンを発見。しかしロープを引き上げようとしたときに警備に見つかり、容疑者にされてしまう。
8話ネタバレ
ハンセム、ジョンホ、サン、ホグン署長が済州島へやってきた。警察署の留置所に入れられたイナと面会し、どういうことか問いただす。イナは黙秘を続けた。
セミナーで済州島に来ていたスンジュとファンが警察署にやってくる。
イナはオ・チョルジンと会ったあとにバイク便で届けられたパズルのピース(ハンバーガーをたくさん食べる男の絵)を見せる。
イナはチョルジンの死亡時刻にタクシーに乗っていたアリバイがあったので釈放された。
イナはハンセムに「自分が捕まったと聞いて焦って済州島にやってきたジョンホ班長、サン、ホグン署長に加え、セミナーで来ていたスンジュとファンが怪しい」と話す。
ハンセムはジョンホの麻浦署時代の同僚と会い「10年前のドンフンが殺された雨の夜にジョンホと飲んでいたが、『弟や妹の面倒を見てくる』と言って彼が抜け出した」と聞いた。ジョンホは施設育ちで兄弟はいないはずだ。
イナは殺されたチョルジンとの話を振り返る。チョルジンはソンジン建設の元常務で、ザ・ワンシティーマンションを建てたのも彼だった。ガンヒョン、ミヨン、カン、ドンスとも知り合いだった。さらに、チョルジンはイナの両親とも知り合いで「うちのヨンフンと君(イナ)は同級生だと思っていた」と話した。
イナの案で犯罪分析課のリーダーがサンに催眠術をかけた。サンの記憶によりド・ユンスの殺害現場でハンカチを拾ったのがジョンホ班長だと判明。
ジョンホはハンセムの前でハンカチを出し「俺が全員殺した」と言う。
9話ネタバレ
逮捕されたジョンホは尋問でハンセムに「メディアを呼べばすべて話す」と言った。
ハンセムは「あなたと初めて会った日に、殺された少年ヨンフンのことについて真剣に考えていたのが印象的だった」と話す。
ジョンホの自宅を調べると数人の少年少女が住んでいた。ジョンホは18歳で施設を出て行き場がない子供たちを養っていたのだ(ジョンホは別の場所に住んでいる)。
ハンセムとイナは施設でジョンホと一緒に育った男性に話を聞く。男性は「ジョンホは警察学校に行ってから人が変わったようになり、『探したい人がいるから警察になる』と言っていた」と話した。
イナとハンセムはジョンホは犯人でなく誰かをかばっていると考え、一旦釈放して泳がせることに。
釈放されたジョンホは春川方面へ車を走らせ、田舎にあるススキ畑で車を止める。尾行していたサンがあとを追うがジョンホに絞め落とされて銃を奪われる。
ジョンホは狩猟をしていたクォン・サンボム(弁護士/パク・ソンウン)とキム市長(チョン・ギソプ)に近づく。クォンは何者かに銃で狙われていた。ジョンホはクォンを助けるために空に発泡。そしてクォンを押さえ込む。
ハンセムがススキ畑に着いたときは、ジョンホは何者かに撃たれて倒れていた。ジョンホは「シンドンア、ソジン」と言い残して死亡。クォンも撃たれており意識不明の状態で病院へ運ばれた。
今回はイナにではなく報道局にパズルのピース(あしながおじさんの絵)が届き、TVで公開された。ハンセムが病室へ着いた直後、クォンが発作を起こして死亡した。
10話ネタバレ
ジョンホは犯人にこれ以上殺人を犯させないためにススキ畑でクォンに近づいたが、クォンが持っていた銃の弾が体に当たって死亡したと分かった。
イナは、犯人がその場ですぐクォンを殺さなかったのはジョンホを助けようとしたからだと考える。
病院に運ばれたクォンは点滴に毒物を入れられて死亡したと判明。
ハンセムに「なぜパズルの作者が犯人だと思う?」と電話がかかってきた。調べると電話はファン・インチャンからだった。イナはファンの家に潜入し、パズルの絵を描いたのがファンだと知る。
署で尋問を受けたファンは「自分はスンジュに頼まれて絵を描いただけだ」と話す。
イナはスンジュの家に行ってみた。たくさんの人形があり、王様のパズルの絵が置いてあった。パズル殺人事件の真犯人はスンジュだった。
ファンの話によると、スンジュとは大学の同級生で、10年前に実習先にジョンホが来たあとでスンジュの様子がおかしくなり1年休学したという。
イナは、スンジュが昔はイ・ソルという名前でドリームランドで行方不明になった子供だと突き止めた。
20年前。施設を出たジョンホは新東亜(シンドンア)地区にあるソジン食堂で店主のイ・ナムスクに雇われて働いていた。ナムスクは遊園地で行方不明になった娘・ソル(スンジュ)を探していた。
新東亜地区はザ・ワンシティーの建設予定地だったが、ナムスクはいつかソルが帰ってくるかもしれないと考えて取り壊しに反対。しかし、カン・チモクやイ・ミヨンが執拗に店の明け渡しを迫る。カンはユ・ドンスに雇われ、ドンスはオ・チョルジンに依頼されていた。
ある夜、カンが仲間を引き連れて店舗に居座る住民たちを襲撃して火をつけた。ナムスクは火事に巻き込まれて死亡した。
ドンフンは警察を動かさなかった。検察だったクォンは控訴権を消滅させて店舗にいた人間が訴えられないようにした。立ち退きに関わった人間はみな報酬としてザ・ワンシティーに部屋をもらった。
イ・ガンヒョン記者は、ナムスクが市場に火をつけたという記事を書いた。
イナが家に帰ると、あのときのように背後に人影があった。スンジュだった。
最終回11話ネタバレ
スンジュは過去を語る。スンジュはドリームランドで行方不明になったあと、施設で育った。10年前の研修医時代にジョンホが訪ねてきて(恩人ナムスクの行方不明の娘をずっと探していた)、ナムスクの遺品である手帳とハンカチを渡した。
スンジュはそのときはじめて、母が食堂で自分を待ち続け、立ち退き業者に殺されたと知った。
そしてカン・チモク、イ・ミヨン、ユ・ドンス、オ・チョルジン、ドンフン、イ・ガンヒョン、キム・ムリョン議員が関わっていたこともわかる。
少し前:ジョンホはドンスの殺害現場に落ちていたハンカチからスンジュが犯人だと気づき、彼女にもう殺人をやめるように言った。ジョンホは自分がスンジュにナムスクの遺品を渡したから事件が始まったと考えて苦悩し、同じように施設育ちのスンジュに感情移入したこともあって罪を被ることにした。
現在:スンジュは「キム議員の居場所を教える」と言ってイナを車に乗せた。
スンジュは、ガンヒョン記者とドンフンを殺してパズルを残したが世間が意図に気づいてくれずしばらく殺人を中断していた。ある日、あなた(イナ)が患者として現れたので、自分の意図をわかってくれるはずだと思い殺人を再開した」と語る。車はワンシティーについた。
スンジュが真犯人だと気づいたハンセムたちがイナを追ってワンシティーにやってくる。
ハンセムの前にキム議員が落下してきて即死した。
イナは5802号室で真っ黒のパズルを見つける。スンジュは逃げていた。
イナはドリームランドへ行く。するとスンジュがメリーゴーランドに乗っていた。ハンセムもやってくる。スンジュは「私は私でいることが耐えられない」と言って火をつけて死亡した。
事件は終結した。しかしイナはショックでスンジュと何を話したかよく覚えていなかった。
その後、ハンセムがイナを心配して何度も家を訪ねる。
イナは退職届を出した。
ある日、ハンセムが新しく起こったインサ殺人事件の被害者女性を調べているとイナがやってくる。復職したようだ。イナはパズルの1ピースを出し、「犯人は私たちの近くにいる」と言った。
ラストシーンの意味を考察
イナが新たな殺害現場でパズルを出したラストの意味はなんなのか。2パターンの解釈ができると思った。
1つ目は、世間にメッセージを送りたい別の連続殺人犯がパズル殺人事件とイナの活躍を知り、現場にパズルを残してイナにメッセージを読み取ってもらうパターン。
2つ目は、イナが闇堕ちして殺人する側に回ってしまったパターン。
イナはパズル殺人事件の犯人が自分ではないかとずっと悩んでいた。
言い換えれば、イナは“犯人かもしれない自分”というアイデンティティを持って生きてきた事になる。しかし、スンジュが犯人だとわかったことで自分のアイデンティティが崩れ去ってしまった。
そこでパズル連続殺人事件の自作自演をしようと考えた。
スンジュは「私は私でいることが耐えられない」とアイデンティティを崩壊させて死んでいった。精神科医として自分を分析するほど耐えられなかったのだろう。
探していた母が死んだのは自分のせいでもある(母・ナムスクはスンジュが戻ってくると思って食堂から立ち退かなかった)。
そんなスンジュの最後を目撃したイナは、パズル殺人事件が解決してしまったら自分のアイデンティティも崩壊してしまうと察して自作自演の道を選ばざるを得なかったのかもしれない。
ありそうなのは1つ目のパターンだけど、2つ目もなくはないかな。
1つ目だとしたら続編作って欲しい。またキム・ダミとソン・ソックのコンビがみたい。
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