映画『ラストマイル』ネタバレあらすじラスト結末まで解説,最後の爆弾の意味、事件の犯人と動機

映画『ラストマイル』のネタバレあらすじ解説。物流センター大混乱のパートと爆弾テロ犯人解決パート、ラスト結末にわけてまとめてみた。

12個の爆弾→物流センターの混乱パート

大手ECサイト・デイリーファーストの関東物流センターに新しいセンター長・舟渡エレナ(ふなど えれな/満島ひかり)がやってくる、マネージャーの梨本 孔(なしもとこう/岡田将生)がつれない挨拶をした。

 

そんな中、都内で関東物流から届いた荷物が爆発する事件が発生。里中という男性が死亡

 

エレナは里中の自宅に届いた新発売のスマホ端末が原因だと考え、その商品の配送をストップして検査する。しかし他のスマホ(同じ商品)には爆弾は仕掛けられていなかった。

 

都内では数カ所で爆破事件が連続して発生。死人はいないが怪我人が出る。爆発したのはやはりデイリーファーストの物流センターから出荷されたものだ。

 

警察の刈谷(かりや/酒向芳)と毛利(もうり/大倉孝二)はセンターに乗り込んで「全ての作業をストップしろ」と言う。

 

本部長の五十嵐(ディーンフジオカ)は、日本支社からリモートで「絶対に荷物を止めるな」とエレナに高圧的な態度をとる。

 

エレナは米国から注文していたX線探知計器で警察に荷物を全部チェックさせ、物流を止めさせなかった。

エレナはデイリーファーストの商品の配送下請けを管理している羊急便の八木(やぎ/ 阿部サダヲ)にもX線探知計器を送り、荷物を検査させる。

 

しかし羊急便はさらに下請け配送ドライバー・佐野親子(宇野祥平/火野正平)たちの管理をFAXでしていたため、現場はパニックになった。そのせいで通常商品だけでなくメディカル便(病院で使われる薬など)でも遅延が起こり、デイリーファーストにたくさんのクレームが入る。デイリーファーストは遅延を羊急便のせいにしてメディアに報道させた。

5年前に飛び降りた山﨑と真犯人

エレナと孔はスペルが違うDAILY FA“U”STのウェブCMを発見。タグの紐付けから「ブラックフライデー、1ダース(12個の)の爆弾」と書かれたSNS上のメッセージを見つける。

警察はCMの受注会社にあたり、CM発注者が山﨑という人物だと知る。

 

山﨑(中村倫也)は5年前に物流センターで働いており、ブラックフライデー直前に3階から飛び降りてベルトコンベアに突っ込み、現在は意識不明で病院にいる人物だと判明。しかしセンターのデータベースにはなぜか山﨑のデータがない。

 

前職がホワイトハッカーだった孔はパソコンでログの改変時刻を調べ山﨑のデータを消去したのがエレナだと気づく。そして爆弾を仕掛けた犯人なのか?と問いかける。

 

エレナはアメリカ本部からきたと話した。米国のデイリーファーストで死に物狂いで管理職に就き、米国までやってきて山﨑の飛び降りを告発しにきた婚約者から話を聞いたが、関係ないと思った。しかしエレナもメンタルに支障をきたし3カ月休職し、復帰で関東に来たと語る。

 

警察は山﨑の婚約者=筧まりか(仁村紗和)だと知る。CM会社の社員で、自分でCMを発注して作り、土日はデイリーファーストの物流センターでで派遣社員として働いていたようだ。
エレナは山﨑の婚約者・筧まりかが真犯人で、配送代行のシステムを使って爆弾を紛れ込ませたと確信した。

最後の爆弾は?ラスト結末

警察の爆弾処理班は、筧まりかが事前に購入して通常配送に紛れ込ませた商品を探して処理していく。

 

その後、UDIラボの三澄ミコト(/石原さとみ/アンナチュラル)の解剖で、爆発で最初に死んだ里中は女性だと判明

 

筧まりはホームレスの里中から戸籍を買い、自宅で爆発をおこし、デイリーファーストから配送された商品が原因だと見せかける形で自殺したのだ

 

爆弾が入った12個目の商品が見つからない。最後の爆弾はセールの初日に発送済みで、不在のため再配達されたものだと判明。シングルマザー・松本(まつもと/安藤玉恵)の子供が注文したものだ。

 

配送ドライバーの佐野亘(さのわたる/宇野祥平)が家に入り、爆弾の入った荷物を洗濯機に放り込む。以前、佐野亘が勤めていた家電メーカーの丈夫な洗濯機だったため爆風が最小限に抑えられ、全員無事だった。

エレナは13個目の爆弾があると発言(私の心にという意味)。

 

その後、エレナ主導で下請けドライバーや羊急便がストライキし、デイリーファースト本社と取引。荷物1つにつき20円の単価アップをさせた

 

エレナは本社のサラにテレビ電話をし、「本社は事前に爆弾予告に気づいていたはずだが対処しなかった」と非難した。エレナに山﨑のデータを消させたのもサラの命令だった。

エレナはデイリーファーストを辞職。

 

五十嵐はコストアップの責任を取らされ、関東センターに左遷。山﨑が飛び降りたのはベルトコンベアを止めるためだと知って絶望。

 

孔が新しいセンター長になる。山﨑のロッカーをあけて彼が残した「2.7m/s→0、70kg」の文字を見て、その重圧でうなだれた

 

映画『ラストマイル』終わり

 

映画全体の考察やロッカーの文字、「2.7m/s→0、70kg」の本当の意味などは次のページで↓↓

 

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