ドラマ『恋は闇』最終回10話が放送された。
浩暉(志尊淳)、万琴(岸井ゆきの)はどんな結末を迎えるのか?
- 犯人の正体とホルスの目殺人事件の真相
- 伏線回収まとめ
- 最終回のぶっちゃけ感想
- 犯人の動機:huluオリジナルストーリー後日譚
これらの情報をまとめました。
『恋は闇』10話の結末と伏線回収まとめ(ネタバレ)

全話通しての考察&最終回まで全話ネタバレあらすじまとめはコチラ↓


ホルスの目の真犯人はアイツ…
浩暉が万琴にナイフを向けて生配信をする。よつばスーパーにやってきた真犯人は夏八木唯月(なつやぎ いつき/望月歩)だった。唯月は配信を切り、サイコパスモードに変貌する。
10年前の出来事:唯月は久美子を殺しに設楽家にやってきた。しかしそこで、みくるが久美子を刺したのを目撃。みくるはパニックになって去る。
唯月はまだ息のあった久美子を12回刺して殺した。
唯月の母は昔、よつばスーパーでレジ打ちをしていた。しかしお釣りを間違えて久美子にバカにされた。マザコンの唯月はそれが許せず、設楽家にやってきて久美子を殺したのだった。そこへ浩暉がやってきた。
唯月は浩暉にナイフを向け、「僕がお前を殺せばみくるが母と兄を殺した殺人鬼として捕まる」と笑った。浩暉は「なんでもするからそれはやめてくれ」と頼んだ(浩暉はみくるが久美子を殺したと思い込んでいる)。
唯月は殺人に目覚め、これからもムカつくキャリアウーマンを殺したいと考えた。
それ以降、唯月がターゲットを決めて被害者を拘束、浩暉がみくるのために被害者から血を抜いて去り、唯月が刺し殺す…という殺人を2015年から続けていた。
唯月が2025年からホルスの目殺人事件を思いついたのは、出所した貫路に罪をきせられるようにだった(まだまだ利用できる浩暉をそばに置いておく)。
現在に戻る:よつばスーパーにやってきた唯月は、浩暉が万琴を殺して自殺し、自分は万琴をかばって刺されたことにしようとする。しかし正聖たちがやってきて唯月は逮捕された。
唯月は死刑判決を受ける。
浩暉は懲役15年となった。
huluオリジナルストーリー:唯月の法廷での後日譚↓

伏線回収と考察
10年前、警察が久美子殺しの凶器を川で探していると知り、川に凶器を捨てたのは唯月。
唯月は2015年に久美子を殺した直後から殺人を続けていたが、警察が連続殺人だと気づかないので2025年からホルスの目という劇場型殺人を思いつく。
浩暉だけでなく出所したての貫路も唯月の身代わりとして罪を擦りつけられるメリットもある。
大和田刑事を殺したのは唯月。
大和田は階段で転んだときに唯月に右手で受け止められ、疑うようになった。そしておにぎり屋TEMARUの女性店員が唯月の母・晶子だと知り、病院で健康診断のデータに行き着いた。唯月は大和田が真相に近づいたのを知り(夜の病院で大和田を見ていた)、殺した。
ホルスの目の被害者女性はみんな名前に漢数字があってゾロ目の日に殺されたが、これらは唯月が世間に注目されるように設定して当てはまる被害者を選んだだけ。
オレンジとブルーのカラコンも一応はホルスの神話由来だが、世間で話題にしたかっただけで深い意味はない。
ホルスの目に沿った地域が殺害現場なのも話題性を狙っただけ。
浩暉がおにぎり屋TEMARUに来たのは、唯月の母・晶子(アキコ/太田美恵)が働いているから。
晶子が久美子の墓に花を添えにきたのは、真犯人が息子の唯月だったと知っていたから(Huluオリジナルストーリー2話)。
9話で万琴の部屋の前で唯月が落としたのはラベンダーの香水が入っているアトマイザー。血の臭いを消していた。
万琴は6月6日に6人目の被害者の家でラベンダーの匂いがしたことを向葵がいれたハーブティーで思い出した。6人目の被害者の自宅に唯月も潜んでいた。万琴は唯月からラベンダーの香りがすることを怪しんでいた。
5月5日に万琴を襲ったのも唯月。本当は右利き。
浩暉の靴からルミノール反応が出なかったのは、浩暉は血液だけを抜き取って去り、そのあとで唯月が被害者を殺していたから。
浩暉は2015年の被害者(久美子が殺されたあと)から抜いた血をみくるに輸血しようとしたが、それでみくるは死にかけた→第1話の冒頭のシーン。
それ以来、浩暉は被害者から血は抜いてはいたが、それはみくるの輸血には使わず、浩暉は闇医者から血液製剤を買っていた。
浩暉が病院で人間ドックの患者に声をかけていた理由は、ターゲットになるかもしれないから気をつけろと忠告していたのだろう。
野田が貫路が久美子殺しで冤罪だと言った理由は、「貫路が犯人だと出来すぎている」と思っただけ。
みくるの戸籍取得が今になったのは唯月の脅しがあったから。
みくるが戸籍を取得して脊髄移植をすれば、浩暉が被害者から血を抜き取る理由がなくなる。
そうなると唯月のほうは「浩暉には殺人現場に居合わせる差し迫った事情がなくなった。裏切るかも」と思ってみくるの秘密を暴露するのでは…浩暉はそう考えたのだろう。
huluオリジナルストーリー:唯月の法廷での後日譚↓

恋は闇 最終回の感想
©︎日本テレビ
予想通り、多分考察していた多くの人の予想通り唯月が犯人だった。
意外だったのは、浩暉も唯月を知っていてほとんど共犯に近いところ。
ホルスの目殺人事件については、浩暉は殺しはしていないものの、血を抜き取っていた件も含めれば唯月と共犯ということになる。
限りなく唯月単独に近いが、唯月と浩暉の共犯ともいえるなんとも微妙な感じ。あと1人黒幕がいた方が話としては面白かったと思う。
また、いくらみくるのことで脅されているとはいえ女性が唯月に殺されるのを知って血を抜き取って去っているわけだから、思っていたよりも浩暉に救いようがない。
それに、2015年からの10年間 何回も殺人を繰り返しているなら、浩暉が唯月が犯人だという証拠を警察にこっそり渡すとか、なんとかして唯月を止められた気がしてならない。
そこが1番ひっかかるしモヤっとする。
いくらみくるが大事だとしても、4人目の被害者はみくると同い年だぞ。。
唯月は極度のマザコンなのだから、浩暉が母親を説得すれば唯月の殺人をもっと早く止められたと思う。
唯月が殺したとしても、浩暉が何も行動を起こさなかったせいで下手したら何十人も死んでいるのでは?
あとは、ホルスの目の謎の部分である「名前に漢数字がある女性がゾロ目の日に殺される設定」も、唯月が劇場型連続殺人がしたいがためにそうしただけであって、深い意図があるわけじゃなかったのも残念。
カラコンも浩暉の手記では真実を見抜く目…と書かれていたが、ぶっちゃけ唯月が派手に装飾したかっただけじゃん。一生懸命意味を考えたのに(笑)。
すべてが“14歳にして天才サイコパスとなった唯月”に収斂(しゅうれん)されてしまった。
結局、浩暉は懲役15年。万琴は待っていると言ったけど、浩暉が出所したら2人とも46歳..。一緒に暮らすことはできるかもしれないが、万琴が子供を欲しくてもそれは難しい可能性もある。ハッピーエンドなのか切ないのかよくわからない。
まあ仮釈放で10年以下で出所できることもあるか。ただやっぱり浩暉が犯した罪が想定以上に重かったので、万琴との恋愛を素直に喜びにくい。
正聖と向葵がくっつく展開にはほっこりした。そこだけが救い。


コメント
はじめまして。
唯月が犯人だということはかなり最初から予想はしていましたが、浩暉があそこまで犯罪にかかわっていたことは残念でならない。最後の最後まで犯人が唯月かもという状況で最後の勝負によつばスーパーへおびき出し「やっぱり犯人はお前か」で・・・という流れを想像していただけにがっかりでした。でも、おもしろかったですよね。
で、ひとつ間違いというか見落としがあったようなので・・・。裁判の判決はよつばスーパーの件から1年後となっていたと思います。向葵と正聖がハッピーエンドとなったときの日付が2026年7月22日となってましたから刑期全うすると浩暉と万琴は46歳かなと。細かくてすみません。
私も全体的には楽しめました。ただ浩暉が真犯人・唯月の存在も知っていて一緒に現場までいて被害者をある面で見殺しにし続けていた…ガッツリ関わり過ぎててモヤっとしました。あとはホルスの目の真相が唯月が世間で受けそうだから考えただけというのも残念でした。冷静に考えると脅されてたとはいえ浩暉のことも許せるか微妙なライン。ご指摘ありがとうございます。確かに46歳の計算ですね。直しておきます。
はじめまして。私も主役二人とアオイの熱演で、最終回では泣いてしまいました。ただ時間が経って、やはりヒロキのキャラに疑問が?ヒロキはこの事件をネタに人気記事を書いて売れっ子ライターになった訳ですが、ある意味自作自演だし、事件をホルスの目と名付けたのもヒロキだけど、イツキからそのアイデアを聞いていたのか?とか。
それで被害者の親族に取り入ってインタビューの同意を得たり、とか、やっぱり変。
マコトに出会って変わったと言うことみたいですが、ドラマ後半では本当は良い人という面が強調されていた印象。憶測ですが、もともとヒロキはイツキと同じサイコパスという設定だったのが、ヒロキの人気が出てきたために、ヒロキを良い人方向にシフトさせて、ある意味マコトにとってのヒーローに昇華させたのでは?と。ドラマとしては(特に最終回)、ヒロキを悲劇のヒーローにした方が盛り上がるし一般受けするとは思いますが。