良いこと悪いこと考察/最終回で残された伏線,ラストシーンの意味&いじめテーマを徹底解説!

『良いこと悪いこと』(いいこと悪いこと/イイワル)の最終回

『良いこと悪いこと』(いいこと悪いこと/イイワル)の最終回が放送されたが、回収されていない伏線や謎がたくさんある!それらを徹底解説していきます。

ラストシーンの本当の意味を徹底考察、最終回のいじめについてのテーマも深掘りしました。

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良いこと悪いこと考察:最終回で残された伏線と謎

1話の貧ちゃん死亡

キングが貧ちゃんとカンタローをスナック・イマクニに連れてきた。そのときに今國か宇都見が貧ちゃんの鍵を取る→宇都見がマンションまでつけていく→貧ちゃんはパスワードでマンションのオートロックを解除→宇都見は鍵をかざしてオートロック解除→貧ちゃん「鍵がない!」→宇都見が突き落とした。

こういう詳細だと考えられる。

次のターゲットがカンタローになったのは、今國たちがカンタローから居酒屋の詳細などを聞いて次に実行しやすいと考えたからだろう。

2話のニコちゃん死亡

ニコちゃんを道路で突き飛ばして殺したのは宇都見だが、東雲はニコちゃんが踊るはずだったダンスクラブにいた。ニコちゃんがドタキャンせずに踊った場合は、東雲がスポットライトを落として殺すなどを計画していた可能性がある。

3話のターボーにガラスが落ちてきた時

東雲は会場には来ていたがターボーの会見の時はいなかった。東雲が宇都見を手伝っていた線が濃厚だろう。

ターボーを本当に殺すつもりだったのも確かなので、キングにガラスの破片が落ちたのは偶然だと考えられる。

東京湾の身元不明の遺体

キングが3話で見ていたニュース「東京湾に身元不明の男性の遺体…」これは伏線ではなかった。

ターボーが狙われて死んでしまったのではないかと心配になっただけなのだろう。

カンタローは生きてる?スマホがブレた件

カンタローが実は生きてるのでは考察もずいぶんしたが、普通に死んでいる模様。

キングに送られてきたスマホのカメラがカンタローを燃やしている途中でブレていたが、これは宇都見を手伝っていた東雲か今國が見ていられなくてスマホを伏せてしまった可能性がある。

4話で園子を監視していた人物

4話でちょんまげの自宅に行った園子を誰かが見つめていた。これはちょんまげを監視していた東雲か宇都見あたりだろう。

アルファードに乗っていた2人は誰?

宇都見たちは大谷先生を呼び出した。警察車両だとしたら、運転していたのは宇都見で、後ろに乗っていたのは東雲だろう。今國はお店があるので、フリーに動ける東雲がアルファードに乗って宇都見をサポートしていた可能性が高い。

将来の夢のDVDとタイムカプセル

タイムカプセルについては、宇都見や東雲が徹底的に調べて22年後に掘り起こすことを知った。宇都見は娘や孫について大谷先生を脅し、タイムカプセルを掘らせ、そこで卒アルとDVDを発見。

宇都見や東雲たちはDVDを見てキングたちの将来の夢を知り、それになぞらえて紫苑の復讐をすることを決意する。

宇都見たちはDVDを大谷に返したが、誰にも見せるなと脅していたのだろう(紫苑の復讐だとバレるから)。

大谷先生が死んだ段階で、森先生が学校に置いてあるDVDに気づくように仕掛けられていた。キングたちが紫苑に気づかせるフェーズだと計画していたのだろう。

校外学習の施設での追いかけっこ

校外学習で使った施設での追いかけっこについて。逃げていたのは森先生で、園子の背後にいてちょんまげを殺したのは宇都見だったと判明。

キングたちはスナック・イマクニで掲示板を読み、施設へ直行したため、今國が宇都見に場所を教えたのだろう。

宇都見の口パク→キングに殺される予定だった

コンサート会場での宇都見の口パクの内容はおそらく「あとは頼んだ」だと思われる。

当初の計画では宇都見がカノンを演奏した後でキングに殺され、キングに将来の夢の絵(ヒーローが紫のクマを倒す)になぞらえて殺人を犯した犯罪者としての人生を歩ませる予定だったと考えられる。

そう考えると紫のクマは、紫苑の想いを抱いた宇都見を表わしていたように見える。

今國が死に、東雲は犯人として名乗り出ない予定だった

東雲と今國は宇都見が逮捕されてしまってから計画変更をしたと考えられる。

今國はキングに自分を殺させて彼を犯罪者にする→東雲がいじめの連鎖の悲惨な記事を書いて法律を変える予定だった。

ということは、今國は死んだあとで宇都見の仲間だと東雲に記事で暴露され、東雲自身は復讐への関与を公表にするつもりはなかったのだろう。

東雲は園子と対話し、自分がやったことが間違いだと悟って自首する道を選んだ。

新人記者・松井について

松井は園子の等身大パネルを破壊していたが、彼は東雲たちの犯行に一切関わっていなかったと判明。松井はただ園子に憧れていて、東雲が「園子に彼氏ができたかも…」と言ったから取り乱しただけなのだろう。

松井は一瞬だけ悪い子だった。

ちなみにhuluの10.5話では、松井は新しい彼女ができたようで浮かれていた。

萌歌の姉は誰?

スナックイマクニの最後の投稿↓

萌歌の寂しそうな表情。確定はできないが、萌歌の姉が東雲、萌歌の姉が紫苑だった説もあると思っている。苗字が違うが、異母(父)姉妹の可能性もある。

ただ、萌歌が紫苑の妹だとしたら復讐計画に関わってしまう可能性が出てくるし、宇都見の婚約者の情報をキングにしゃべっちゃっていたのでおそらく違う。

あるとしたら東雲の妹か。東雲はもちろん妹の萌歌には計画を伝えなかった。

東雲は紫苑に憧れ、歳の離れた妹にピアノを習えば?と言ったとか?

ラストシーンの本当の意味

ラストシーンで校庭の倉庫に閉じ込められていた花音を助けた児童の顔が見えなかったが、これは花音とケンカしたリョーマ(岩川晴)だろう。

キングは自分はいじめをしてしまったが、娘の花音には同級生のリョーマと仲直りするよううながした。2人は仲直りし、リョーマが花音を助けてくれた。

子供の世代でいじめの負の連鎖が切れた素晴らしいラストだった。

リョーマの姿が完全に見えなかったのは、視聴者に自分を重ねてもらっていじめられている人がいたら助けてほしいという強いメッセージに見えた。

『良いこと悪いこと』いじめのテーマ

いじめ加害者のキングを主人公にし、いじめ被害者たち(東雲と今國)+身内(宇都見)が犯人という極めて胸糞な構図には葛藤してしまったが、いじめ被害の深刻さを訴えかけた点は評価できると思った。

今國の「いじめは人殺しと同じなんだよ!」というセリフが胸に響いた。

被害者からしたら本当にそうだと思う。

ただ、園子が言った「私にとっての良いことが誰かにとっての悪いこと…」というのが真理で、まったく人を傷つけない生き方などできない。

だからこそ想像力を働かせて、少しでも相手を傷つけることを避けるのが正しい生き方なのだろう。

みな、白でも黒でもないグレーな存在で、気を抜くと加害者になる可能性がある。

それらを踏まえた上で、子供は残酷だからイジメを大なり小なり引き起こすので、周囲の大人がその都度導いてやることが必要だと思った。

悲しいことに東雲と今國、宇都見はいじめという暴力に対して殺人という暴力で応戦してしまった。

東雲と今國が小学生のときに適切に指導してくれる大人がいれば、いじめ自体を回避できて、復習する世界線も回避できたかもしれない。紫苑の場合は大谷先生がいじめを深刻に受け止めるべきだった。

倉庫にいる花音をリョーマが助けたことの裏には、キングという適切な指導をできる大人の存在があった。キングはいじめの加害者でありそれを肯定はできないが、同時に彼が“良いこと”ができるように変われたことも否定はできない

ドラマのラスト結末では、人生における人間関係の複雑さのリアルが上手く表現されていた。

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この記事を書いた人

映画やドラマの考察歴5年。映画好き歴20年。映画鑑賞累計2000本前後。ドラマは数百本。Webライター歴8年。いくつかのメディアでの執筆歴あり。映画やドラマの本質を追求するような解説や考察が書けるように日々精進しています。パーソナルな感想に普遍的な何かが少しでも宿っていれば幸いです。

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