ドラマ『放送局占拠』最終回10話を鑑賞。
ついに、傀儡子の正体が明らかになり、武蔵と妖の対決が幕を閉じる。ラストでは大和とあの女性が予想外すぎる密会を果たす!
- 最終回10話のネタバレ結末まとめ
- 最終回ラストで大和が会った人物とその意味どうした裕子!?
- 隠し文字の答え、傀儡子の正体は!?
- 傀儡子と妖は同じ正義を追っていた
- その他の伏線回収:三宅すず、倉橋綾子、真鍋のメール
- 最終話の正直な感想:良かった点、残念な点
これらを徹底考察していきます!
『放送局占拠』最終回ネタバレ&考察まとめ

衝撃ラスト結末の意味…大和(青鬼)脱走、裕子闇堕ち?
伊吹たちは全員捕まり、視聴者は「傀儡子=奄美(戸次重幸)を処刑しない」に多く投票し、TV爆弾は爆発しなかった。
そしてなんと、大和(青鬼)が脱走。大和が屋上で会ったのはなんと武蔵裕子(比嘉愛未)だった。耳のピアスも放送局占拠でつけていたものと合致する。
©︎日本テレビ
武蔵裕子がもう1人の傀儡子?奄美と内通していたのか?
もしくは裕子=もう1人の般若で裏で伊吹のサポートをしていたのだろうか?1話で屋上にいた般若は裕子だった?
ちなみに首の傷がないので、裕子と大和が会ったのは伊吹が搬送された直後ではなく日数を空けてからとなる。場所も東京のTV局ではなく横浜のビルの屋上のようだ。
放送局占拠の後で、裕子が大和に「弟の伊吹を解放して欲しい」と頼むシーンなのかもしれない。
裕子が大和に会っていたのは時系列としては放送局占拠の前の可能性もなくはないが、その場合の目的が見えてこない。
あとありそうなのは大和が会っていたのは裕子ではなく、裕子の妹・林田裕奈の可能性。第1話で大和が持っていた伊吹についての調査書に、裕子の妹・林田裕奈(35)について書かれていた)。裕奈は看護師のようだ。
大和が裕子の妹・裕奈と手を組むのが占拠シリーズの第4弾なのかも。
Huluスピンオフドラマでは捕まったはずの伊吹が別の場所に連れてこられるようだが、大和と裕奈が関わっているのかもしれない。
ただ、裕子と裕奈は双子ではなく年齢も4歳違いなので瓜二つなのは違和感。ピアスも裕子と一緒だし…裕子が闇堕ちして大和と結託する可能性が高いかな。
huluドラマ『放送局占拠後 SEQUEL』の解説と考察、拉致された伊吹と駿河紗季についてはコチラ↓

隠し文字の答え合わせ、黒幕は別にいる?
公式ページの座敷童の目をクリックして隠し文字を最終話の分まで全部繋げると「I know the True identity of the Puppet Master is Musasi’ Senior」となる。
「傀儡子の正体は武蔵の先輩」という意味。
Senior(シニア)は上司や先輩という意味がある、武蔵の先輩=奄美が傀儡子だったということだろう。
Senior(シニア)が上司の意味で、和泉がもう1人の傀儡子だったら面白いけど!
傀儡子の正体とPM PLANの全貌
傀儡子の正体は奄美(戸次重幸)。彼は沖野を都知事から首相にして日本を操るつもりだった。
23年前に奄美の恋人・しまうら千草が政治家・式根泰山のひき逃げによって殺された。式根は秘書に罪をかぶせ、その後も政治家を続けた。奄美はそれが許せず、傀儡子になって権力者の弱みを握って裏で操り、腐った日本を変えることにした。
PM PLANとはPuppet Master(傀儡子)、もしくはPrime Minister(総理大臣)を指しており、奄美が沖野を都知事にして、その後は沖野を首相にして理想の日本を作る計画だった。
傀儡子と妖は同じ正義を追っていた…
奄美は、恋人の死を揉み消されて傀儡子になった。妖たちも家族や大切な人を奪われて放送局占拠を決意した。
根っこが同じなのが切ない。奄美も妖たちも同じ正義を…不当な権力を裁く正義を追っていた。
しかし奄美は自分が不当な権力を行使する側になり、鎌鼬事件などを起こして自分と同じように苦しむ人たちを生んでしまう。伊吹も奄美と同じことをするところだった。
負のスパイラルが切ない。
その他の伏線回収
三宅すずがメールを見てスマホで返信していたのは、夫から「子供が熱を出した」と連絡を受けて返信しただけだった。彼女はミスリード要員だった。
沖野が持っていた倉橋綾子は看護師時代の患者のネームバンド。沖野は倉橋から安楽死させてほしいと言われて実行したのだ。奄美はその事実を揉み消し、沖野に日本を変えるために私の操り人形になってくれと頼んだ。
1話で真鍋が受け取ったメールは傀儡子=奄美からで、「都知事特番が終わったら、大芝と三河のスクープを拡散して支持率を下げさせろ」という指令が書かれていた。
最終回10話あらすじネタバレ結末まとめ
武蔵の視点:武蔵は奄美のPCから傀儡子の正体を突き止める。大和にナイフを突きつけられるが、大和は、私が裏切ったふりをして妖を騙そうと作戦を提案。最後の放送が始まり、武蔵はついに「傀儡子=奄美」だと暴く。
クライマックスでは、視聴者投票で「傀儡子である奄美を処刑する」に票が集まると無料配布されたTVの爆弾が爆発する事態に。武蔵が、視聴者へ直接演説。「処刑よりも赦し」を選ばせ、爆破を回避する。
大和の視点:大和は武蔵を連れて伊吹の拠点に入り拘束されるが、途中でルカからタブレットを奪い、放送局のセキュリティを解除して全ての扉のロックを開く。そしてSATの突入を成功させた。
しかし最後にはSATから逃れる。その後、彼をビルの屋上ヘリポートで待っていたのはなんと武蔵裕子だった…。
伊吹の視点:伊吹の本当の狙いは「奄美」ではなく「SNSで嘘を拡散させて指先一つで人を死に追い込む愚かな視聴者」だった。奄美を処刑する投票が多ければ便乗し、無料配布したTV3000台を同時爆破する計画を仕込んでいたのだ。
しかし武蔵の説得により作戦は失敗。伊吹は最後に自ら胸を撃つも急所を外し、武蔵と裕子の前で号泣しながら搬送される。その他の妖メンバーは天草、本庄、SATによって逮捕される。
奄美(傀儡子)の視点:23年前、恋人・千草の命が式根泰山の運転する車によって奪われ、その罪は秘書に押し付けられて揉み消された。以降「腐り切った日本を変える」と誓い、傀儡子=Puppet Masterとして暗躍。沖野を操って都知事、さらに首相にまで引き上げ、日本を操る計画を進めていた。
正体を暴かれても奄美は懺悔せず、最後まで己の信念を曲げなかった。SATに逮捕される。
沖野の視点:元看護師だった沖野は、患者・倉橋綾子に頼まれて安楽死させた過去を奄美に握られていた。さらに奄美の思想に賛同し、彼の操り人形にされていた。
『放送局占拠』最終話の感想レビュー
てんやわんやの最終回は、ラストの裕子(裕奈)オチ以外はそこまで意外性がなかったのが少し残念。特に、奄美が傀儡子だった展開は、4話あたりから予想していたため、順当すぎて面白味がなかった。奄美の上にさらなる黒幕がいた!とかやってほしかった。
大和がSATから逃げたくだりはもはや笑えた。警察もSATも無能すぎ。警察かSATに大和の協力者がいるのかもしれないが、裏切り者ばっかりいる警察は結局無能(笑)。
3000台の無料TV爆弾については、このTVを受け取るのは金持ちより低所得者層が多いだろうから、結局はお金がないものが犠牲になる仕組みだったのが切ない。
妖たちが捕まる前、それぞれが「あったはずの未来」を想像していたシーンはグッときた。現実にも理不尽に家族を奪われる人は少なからずいるんだろうな。そう考えると切ない。
10話まで楽しめたが、個人的には大和と伊吹のシーンが時系列違いだとわかる5話あたりが1番面白かったかな。ツッコミどころは多いものの、二転三転するストーリーが楽しめた3カ月間でした。制作スタッフとキャストの皆さんありがとう。お疲れ様でした。
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