TBSのドラマストリーム『地獄の果てまで連れていく』(地獄の果てまで連れて行く/じごくのはてまでつれていく)を鑑賞。
佐々木希が冷徹な復讐者に!そして渋谷凪咲がサイコパス殺人鬼に扮するドロ沼復讐サスペンス!
最終回まで全話のあらすじネタバレ(※毎週更新)、感想と考察レビューをまとめました。
『地獄の果てまで連れていく』第1話あらすじネタバレ解説
橘紗智子(たちばな さちこ/佐々木希)は有名なピアニストでインフルエンサーの花井麗奈(はない れな/渋谷凪咲)の家へ行く。
麗奈はベビーシッターを探しており、紗智子が応募したのだった。紗智子と面談した麗奈はもっと経験豊富なベテランにお願いしようと思っていると話すが、紗智子はさまざまな資格を持っていると食い下がる。
紗智子は麗奈の昔の写真を見る。麗奈は水崎学園に通っていた。紗智子は水崎学園で昔殺人事件がありましたよね?と話す…。
紗智子の過去:紗智子の本名は坂東幸和子だった。水崎学園に通っていた。ある日自宅マンションで、毎朝新聞の記者である父・啓介が飛び降り自殺。マンションのエントランスには刺し殺された父の同僚・後藤淳司の死体もあった。
その場にあった包丁に板東啓介の指紋があったことから、警察は板東が後藤を殺して飛び降り自殺したと結論づける。
幸和子は殺人犯の娘としていじめを受ける。そんなときに助けてくれたのが後輩の麗奈だった。
幸和子と麗奈は親友になる。しかし麗奈は、男子生徒の花井誠(はない まこと/井上祐貴)と幸和子がお互いに木があることがわかると、誠は本気で人を好きになることができない。幸和子がこれ以上傷つくのは嫌だと涙ながらに語り、関係性が深まるのを防いだ。
ある日、幸和子は麗奈から一緒にピアノを練習したいと夜の音楽室に呼び出される。行ってみると講師・小宮山良太の死体があった。ハサミで刺されたようだ。血だらけの麗奈がいる。幸和子は麗奈に肩と腹を刺される。そしてハサミを握らされた。麗奈は父を殺したのも自分だと笑う。麗奈はガソリンをかけて火をつけた。
現在:紗智子(幸和子)は麗奈の娘・こころの卵アレルギーを見抜き、ベビーシッターとして採用される。紗智子はコミという人物に採用の報告をした。
紗智子は自分の人生をめちゃくちゃにした麗奈を地獄の果てまで連れて行くと決意した。生き地獄を味あわせてやる。
第2話ネタバレ
14年前の高校時代、幸和子は音楽室で麗奈に刺され火をつけられたうえに、音楽教師・小宮山殺害の罪を着せられた。母を亡くした幸和子は偽装死で世間の目をあざむき、別人として生きる。
現在、幸和子は紗智子の偽名で麗奈の家でベビーシッターをしながら復讐を計画し、麗奈の父・稔が過去の殺人に関与していたことを突き止める。紗智子は稔を拉致し、彼が麗奈の殺人の後始末を手伝ったと知る。
2話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第3話ネタバレ
紗智子は黒川稔を脅し、14年前に麗奈が父・坂東啓介を殺したという証拠映像を入手。映像の麗奈は「記者殺害の後で啓介を突き落として罪を擦りつけた」と笑いながら語っていた。紗智子は復讐のため彼女の最も大切な娘・こころの命を奪うと決意。しかし、幼い命を奪うことはできなかった。
麗奈の夫・誠は紗智子が高校時代の先輩・幸和子に似ていると思った。
3話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第4話ネタバレ
紗智子はベビーベッドに包丁を持って近づく麗奈を見て驚く。娘の命をなんとも思っていないようだ。そこへ誠からの電話が入り、麗奈は笑顔に戻った。
紗智子とコミ(復讐の協力者)はこころを殺すことが無意味だと考え、麗奈にとって最も大切な存在・誠との仲を引き裂く作戦に切り替える。紗智子は誠に「麗奈が金魚を殺している」と伝えるが、逆にベビーシッターを解雇されてしまう。
4話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第5話ネタバレ
誠は「麗奈の残酷な一面も受け入れる覚悟で結婚した」と話し、紗智子に解雇を告げる。
紗智子は誠に「ピアニストの麗奈さんの心情を察してあげることができなかった」と謝罪。誠は紗智子の誠実な姿を見て解雇を撤回した。
紗智子は誠に「麗奈さんのサプライズバースデーを企画しよう」と持ちかける。麗奈は誠と紗智子がこそこそ何かを話しているのを怪しむ。麗奈は紗智子を攻撃しようとすると、サプライズパーティーが始まり、友人たちが入ってきた。パーティー中、麗奈の取り巻きの樹利亜が紗智子見つめていた。
5話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第6話ネタバレ
紗智子は稔から誠の母親が何者かに殺された過去を聞き、麗奈が関与しているのではと推測する。
麗奈は父・黒川稔に紗智子を調べるよう命じるが、すでにコミから脅迫を受けていた稔は「不審な点はない」と報告した。麗奈はコンサートツアーに出かける中、紗智子は誠の信頼を得る計画を進める。樹利亜が家に入ってきて紗智子と誠の急接近を怪しむそぶりを見せるが、ラストで樹利亜こそが紗智子の協力者=コミだったことが判明する。
6話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第7話ネタバレ
12年前、音楽教師・小宮山良太の殺害容疑をかけられた幸和子に協力して偽装死を手伝ったのは、兄・良太を麗奈に殺された看護師・真波(現在の樹利亜/コミ)だった。
誠は紗智子に、行動から高校時代の先輩・幸和子に似ていると告げる。
紗智子は復讐に誠を利用できないと樹利亜(コミ)に話した。
翌日、麗奈は紗智子にハサミを突きつけ、「あんた何者?」と詰め寄る。
7話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第8話ネタバレ
麗奈は紗智子が幸和子だと勘づいた。麗奈は娘のこころに危害を加えようとするが、誠が止めに入る。誠は麗奈の過去の罪を紗智子と樹利亜から聞かされており、麗奈に自首を勧めた。
麗奈は抵抗し、紗智子に襲いかかるも樹利亜に阻止される。誠は麗奈を部屋に入れて逃げられないようにした。しかし誠が弁護士と話している隙に、麗奈は自身の過去の犯罪の証拠USBを持って逃走。実は地下室に隠れ、スマホを見ながら不気味に笑っていた。
8話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第9話ネタバレ
麗奈から連絡を受けた黒川稔は「警察に行こう」と言って誠を車に乗せ、睡眠薬を飲ませる。
紗智子は黒川に殺されそうになるが、実は薬を飲んでいなかった誠に助けられた。
翌朝、地下室から出た麗奈は樹利亜を刺し、こころを連れて逃走する。樹利亜は病院に運ばれた。
麗奈は逃亡をはかろうとしていた父・黒川を殺害。
誠は紗智子に「自分の母を麗奈に殺させたのが全ての始まりだった」と衝撃の告白をする。
9話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

第10話ネタバレ
誠は幼少期を過ごした公園で紗智子に麗奈との出会いを明かす。虐待を受けていた誠と、父から化け物と呼ばれて家出してきた麗奈は仲良くなった。そしてまもなく麗奈が誠の母を刺殺した。
現在:麗奈の裏アカ@20050818に14年前の音楽室の写真が更新される。麗奈はこころと音楽室にいるようだ。紗智子と誠が音楽室にやってくる。
10話のストーリー詳細と感想&考察はコチラ↓

最終回11話ネタバレ
音楽室にいた麗奈はハサミを取り出そうとする。それを誠が止めた。
誠は「紗智子の父と記者は麗奈が自分の母(誠の母)が殺された事件を調べており、麗奈はその真相を隠すために2人を殺した」と真実を話す。
麗奈はハサミを持って紗智子に襲うが、間に割ってはいった誠が刺されて死亡。
紗智子は麗奈を抱きしめ、罪を償うよう諭す。麗奈は逮捕されて服役する。
数年後、紗智子は幼稚園生になったこころが蜘蛛を踏み潰そうとしているのを見て、なぜ殺してはダメか一緒に考えようと話す。

『地獄の果てまで連れて行く』考察まとめ
復讐の共犯者・コミの正体
また、紗智子に協力するコミという人物は誰なのかも気になるところ。喋り口調は女性っぽい。
コミも殺人鬼・麗奈の被害にあった。身内が殺されてしまったなどの過去を持つのだろう。
コミの正体は麗奈の取り巻きの1人、インフルエンサーの樹利亜だと判明。樹利亜の本名は小宮山真波(こみやま まなみ)で、麗奈に殺された音楽教師・小宮山良太の妹だった。
麗奈の過去の殺人
紗智子の過去と、麗奈がヤバすぎるサイコパスというのは明らかになったので、当面の謎はなぜ麗奈が高校の頃に紗智子の父親とその同僚を殺したのか?というもの。
父・啓介は毎朝新聞の記者だったが、麗奈が殺したかったのは啓介の同僚・後藤淳司の方であり、啓介は後藤を殺した罪をなすりつけられて自殺に見せかけられたと判明。
麗奈が夫・誠の母親を過去に殺していたと9話で確定した。
最終回で紗智子の父と同僚の記者が殺された理由は2人が誠の母を殺した事件を調べていたからだと判明。麗奈は誠の母を殺したことを隠蔽するために紗智子の父らを殺害した。

『地獄の果てまで連れていく』感想
思った以上にドロドロの復讐サスペンス。
特に幸和子が高校のトイレで赤い絵の具をぶっかけられる映画『キャリー』を彷彿とさせるシーンがよかった。
©︎TBS公式
紗智子を演じる佐々木希さんも最初からアクセル全開で、全体的に血の気と血の量が多いのが特徴のドラマ。
ストーリーはコテコテなところもあるが、渋谷凪咲さんのサイコパスっぷりが痛快。
渋谷凪咲さんはホラー映画『あの子はだあれ?』でも主演を務めていた。何を考えているのかわからない笑顔が印象的なので本作『地獄の果てまで連れていく』のサイコパス女役も適任だと思った。

コメント