ドラマ『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』(アイシー しゅんかんきおくそうさ ひいらぎはん)を鑑賞。
最終回まで全話のあらすじネタバレを解説(毎週更新)、ストーリーの考察、あとは忖度ゼロの感想をぶっちゃけてます。ツッコミどころ多い。
ドラマ『アイシー』相関図
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ドラマ『アイシー』第1話あらすじネタバレ解説
ネタバレ1:北町の空き家殺人事件
北町にある空き家の畳の下から小山田満53歳の死体が発見された。
見たものをすべて記憶するカメラアイの特殊能力を持つ柊氷月(ひいらぎ ひづき/波瑠)と相棒の土屋健次郎(つちや けんじろう/山本耕史)は現場を確認する。
警察庁長官の息子・瑞江律(みずえ りつ/柏木悠)も柊の班に今日から配属になる。穂村正吾(ほむら しょうご/森本慎太郎)と木皿啓介(きさら けいすけ/倉悠貴)も加わり5人で現場の確認をする。柊は一瞬で全てを記憶してすぐに部屋から出た。
柊は近所の野次馬の中に7年前に見かけた女性・相川遥を発見。遥は7年前に失踪した路上シンガー・浅倉さつきの親友で、現在もさつきを探し続けている人物だった。
遥は、殺人事件の日にさつきのファンだった男性を見かけ、後をつけると空き家(小山田が殺された場所)に入って行った…と証言する。
また、被害者の小山田は近所のスーパーの店長で、もめ事の耐えない人物だったようだ。
ネタバレ2:7年前の失踪事件の真相とは?
柊と土屋は少し前に小山田に万引き犯扱いされた人物・江藤たつおの家へ行く。江藤は「女装癖があるが女物の下着を買うのが恥ずかしくて万引きしてしまった」と白状した。
穂村と木皿は、小山田殺された空き家から凶器の包丁を発見。江藤の指紋と一致した。
柊たちは街で江藤を取り囲む。
柊は江藤を制圧するが、彼が落としたビニール袋の中にギターの弦を見つける。
柊は記憶の中の映像を見て、江藤の家で見たギターケースに7年前に失踪した浅倉さつきのギターステッカーが貼られていたとを思い出す。
江藤の自宅へ急ぐ。2階に浅倉さつきが監禁されていた。
遥は病院でさつきと再会して涙ぐむ。
江藤は取調室で、人間を社会から隔離したらどう精神が崩壊していくか知りたかった…だからさつきを拉致監禁したと供述。
被害者の小山田店長については、女性の生理用品を買った際に店で怪しまれ、自宅のゴミを漁られて血のついたツナ缶のフタ(監禁されていたさつきがリストカットに使用)を見つけられたために殺したと話す。
過去のある事件でトラウマを持っている柊は江藤が許せずに壁に押し付ける。土屋が止めた。
事件解決後、土屋は監察官・貝原に「やはり柊は危ない…警察組織をひっくり返す」と報告していた。
柊はある家庭の仏壇で亡くなった男性に手を合わせていた。隣には男性の妻と学生の娘が座っている。
第1話 感想と評価:ツッコミどころ多すぎ
アイシー、楽しみにしてたオリジナル刑事ドラマ…でもぶっちゃけ1話はそこまで乗れなかった。正直あまり面白くない。2話以降に期待したい…。
波瑠さんの顔が本当に怖い。1回も笑わない。まさに氷の女王。柊のキャラクターは良かったと思う。まあ波瑠さんが暴言を吐くシーンはちょっと慣れてない感があったけど。
ストーリーにツッコミたくなる要素が多すぎた。
1番ひっかかったのは被害者の小山田店長が女性の生理用品を買った江藤(犯人)を怪しんで店で大声をあげ、挙げ句の果てには「本当に彼女がいるのか?」と江藤をストーキングして家のゴミを漁りに来る回想のシーン。
小山田店長キモっつ、マジでやばいコイツ…犯人の江藤よりやばそうなヤツを被害者にするな!
犯人だけじゃなく被害者もサイコパスじゃん。
犯人と被害者が両方サイコパスは悪い意味で斬新(ちなみに拉致監禁されていたさつきの叔母も発言がサイコパスっぽい)。
江藤は店長にあれこれ質問されるのが嫌なら他のスーパーに行けよ。それになんで事件後も同じスーパーに通うんだよ。そんなに惣菜が美味しいの?
あとはなぜ江藤はわざわざ女性ものの下着を万引きしたのか?万引きしたから前科がついて、凶器の包丁と指紋照合できたんだよね?
凶器の指紋くらいふけよ。その程度の知能で人間を隔離したらどうなるか実験なんておこがましいわ(笑)。
あとは柊は江藤の家の中を記憶しているわけだから、「ギターケースに貼ってあったステッカーが失踪したさつきのものと同じ…」と凶器の指紋の照合がなくても結びつけることはできたはず。
凶器と指紋のくだりがないほうがカメラアイの特殊能力が引き立ったのでは?
それだと部下の穂村と木皿が完全にいらなくなるので、凶器を見つけたくだりを入れたのだろう。
柊の能力が高すぎるけど、現場で熱心に捜査をしている部下のシーンも入れたい→よく考えると柊だけで解決できそうで切ない。
あとは柊が犯人江藤に関節技を決めながら離しちゃうのもちょっとよくわからない。いったん部下に引き渡してから江藤の家に行きなよ…。
犯人江藤は自宅の2階にさつきを監禁してたけど、防音工事とかしてるの?全面コンクリにしてガラスも10cmくらいにしないと音で近所にバレそう。
あとは登場人物では穂村(森本慎太郎)のキャラクターが無駄に熱血で今の時代に合ってない気がした。
色々考えたらキリがない第1話だった。第2話からもっと面白くなるのかな…。
『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』第1話の考察
柊は過去にクローゼットから女性が男性に絞め殺される現場を見たことがトラウマになっている。
柊が1話の最後で仏壇に飾られていた男性の写真をその女性の写真とシンクロさせていたシーンから、首を締められて死亡した女性は柊の母親・夏見小夜(なつみ さよ/松尾翠)だとわかる。
一緒にクローゼットに隠れていたのは妹の陽菜(加藤菜津)だろう。
監察官の貝原が土屋に柊を監視させていることから、柊がトラウマを持つキッカケとなった母親絞殺の事件に警視庁の上層部の人間が絡んでいるパターンがありそうだ。
苗字が柊と夏見(母親)で違うのは、親が離婚していて父の姓を名乗っている…など事情があるのだろう。
あとは「土屋には前科がある発言」も気になるところ…。
ドラマ『アイシー』第2話ネタバレ
工業地帯にあるビルから飛び降りた女性が死体で発見される。さらに同じ工業地帯の別の場所でも、飛び降りた男性が発見される。2人とも財布などを持っておらず身元不明。飛び降りた場所に靴が置かれていたことから、自殺として片付けられることに。
しかし柊氷月(波瑠)はなんらかの事件だと考え、チームで捜査をすすめる。
小林梓(森日菜美)という人物が警察にやってきて証言をする。現場近くで安達景子(嶋村友美)という女性と出会い、彼女は死にたがっていてその後に飛び降りたのを目撃したという。
しかし駅近くの監視カメラに、安達を車に乗せる男性・武田彰(竹財輝之助)と菊池麗華(佐藤みゆき)、小林梓が映っていたことがわかる。さらに安達の死後に彼女のクレジットカードが使われていることも判明。
木皿啓介(倉悠貴)の調べで武田がSNSで集団自殺を計画していたことがわかった。
武田たちは、安達もいれた4人で工業地帯の近くの車で睡眠薬を飲んだが、薬が足りずにみんな死にきれずに目覚め、安達はビルに登って飛び降りてしまったと証言する。
柊はカメラアイを使い、安達が飛び降りた屋上の入り口にあったブルーシートに付着したペンキと、安達の靴についていたペンキが同じ色だと気づく。
その件を詰められた菊池が自白…武田が金目当てで自殺志願者を募った。武田は睡眠薬のあとで起きた安達をスタンガンで気絶させた。菊池は脅されて安達を屋上に運ぶのを手伝った。武田が安達を突き落とした…と語る。
穂村正吾(森本慎太郎)と木皿啓介(倉悠貴)が武田を逮捕しに行く。しかし武田は何者かに撲殺されていた。
第2話の感想と考察
柊は20年前に母を亡くしているが、父もなんらかの事件に巻き込まれている模様。母を殺したのは父親なのか。
それにしても第2話も変な話だった。まず、柊はカメラアイをもっと早く使うべきだったし、そもそも靴についたペンキと近くのブルーシートのペンキが一致しているのは実況見分で鑑識がわからなかったの?
武田が金品目当てなのもバレバレなのに、「わからない」みたいな表情するし、柊班意外と無能なの?
あとは殺人を幇助した菊池をすぐ家に返すのも変な気がする。武田のスマホのパスワードはどうやって聞き出した?などなどツッコミまくりだった。
武田が小林にタレコミさせるのも意味がよくわからないし、武田は最初から殺す計画なら防犯カメラに映らないところを集合場所にすれば良かったのでは?睡眠薬をちゃんと飲ませて殺害しても良かった気がするし、、二重三重にツッこめるドラマ。
あとは瑞江律(柏木悠)が柊にズケズケと20年前の母親が殺された事件について尋ねるの無神経すぎる。瑞江が何らかの事件に関わっていて行動に裏があるなどの理由がなければ容認できないキャラ。
ドラマ『アイシー』第3話ネタバレ
容疑者の武田が死亡。柊氷月(波瑠)と土屋(山本耕史)らはドライブレコーダーに映っていた佐伯克哉という男性を逮捕した。佐伯はSNSで殺しの依頼を見て金欲しさに引き受けたという。
SNSのアカウントは武田薫。殺された武田彰の妻を偽装して武田を殺してくれる人を雇ったようだ。そのアカウントの開示請求をすると安達景子(第2話の被害者)の名前が使われていた。安達景子の個人情報を知っている小林梓(森日菜美)と菊池麗華(佐藤みゆき)が怪しい。
小林梓を張り込もうとした瑞江律(柏木悠)と木皿啓介(倉悠貴)が近づいてきた男に突然レンチで殴られる。木皿は軽症だったが、瑞江は頭を殴られて意識不明の重態だった。木皿は恐怖で震えて瑞江を救えなかったことを悔いた。
瑞江の爪に犯人の皮膚片がついており、鑑定の結果前科一犯の男性・安倍ともあきの仕業と判明。柊たちによって逮捕された安倍は「SNSでストーカーを撃退したら金を払うという募集を見てやった」と告白した。
柊はカメラアイで、依頼を出したアカウントの写真に映っているのが菊池の耳だと突き止める。武田殺しを依頼したアカウントには小林の手が使われていた。
勝村(新納慎也)が菊池を発見して問い詰める。武田から脅されたので、SNSで彼を殺してくれる人を募集したという。
柊たちは小林のところへ向かった。小林はSNSで殺しの依頼を引き受けてくれる人が本当にいるとは思わなかったと泣いて飛び降りようとする。
柊が彼女を止め、きっとやり直せると言った。まるで自分に言い聞かせた言葉のようだった。かつて柊の父が母を殺したのだった。柊と妹は被害者家族でありながら加害者家族でもあった。柊はその記憶を鮮明に覚えている。
事件は解決した。しかし、頭を殴られた場所が悪かったせいで瑞江が病院で死亡してしまった。
第3話の感想:ラストでまさかの死亡!!
3話から少し面白くなってきた。SNSの写真の手が小林のものだとホクロの位置で気づいたりするあたりがすごい。3話にしてカメラアイの正しい使い方を見た!
まさかラストで瑞江が死亡してしまうとは。これは予想できなかった。瑞江がけっこう人との距離感わからないウザキャラだったのは、死亡フラグだったのか!
2025年冬ドラマレビュー↓


『アイシー〜瞬間記憶捜査・柊班〜』キャスト
主人公
柊氷月(ひいらぎ ひづき)|cast 波瑠
警視庁・柊班
土屋健次郎(つちや けんじろう)|cast 山本耕史
瑞江律(みずえ りつ)|cast 柏木悠
穂村正吾(ほむら しょうご)|cast 森本慎太郎
木皿啓介(きさら けいすけ)|cast 倉悠貴
警視庁捜査一課
安田大丸(やすだ だいまる)|cast 石黒賢
勝村英治(かつむら えいじ)|cast 新納慎也
戌井毅(いぬい つよし)|cast 植木祥平
赤松紳一(あかまつ しんいち)|cast 菅原大吉
その他の人物↓
小金井大(こがねい だい)|cast えなりかずき
貝原松也(かいばら まつや)|cast 今井朋彦
柊陽菜(ひいらぎ ひな)|cast 加藤菜津
小夜(さよ)|cast 松尾翠
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